シンガポールの春節。。。
そして、、、
北京にある“白雲観”の春節風景と門票(入場券)
写真をクリックすると、
参拝者の多さがハッキリと分かります。
さ~て。。。昨日の続き。
中医学では、人体における気を分布する部位や機能などにより、元気・宗気・営気・衛気区別しています。
先天的な気(両親から受け継がれたもの)⇒「元気(原気)」
後天的な気(飲食物を吸収して得られる)⇒「宗気」、「営気」、「衛気」
前者は腎に貯蔵され、後者によって絶えず補充されながら人体の生命活動の原動力として働きます。元気は人間の成長の過程と密接に関係しながら、五臓の生理活動の基礎的エネルギーとしても働いています。
呼吸によって空気中から取り込まれた清気と脾胃の運化作用により生成された「水穀(⇒食物を消化吸収して得られる気)の気」は、肺で結合して「宗気(そうき)」と呼ばれる気になります。宗気は、心臓を動かしたり呼吸をするために必要なエネルギーのようなもので、不足すると動悸や息切れなどの症状を引き起こします。
また、脾胃の働きで生成された水穀の精気のうち、血管と経路の中を巡るものは、「営気(えいき)」という呼び名の血を組成する重要な成分とされており、それが体内を循環することによって五臓六腑などの組織や器官は生理活動のための栄養物質などを受け取ることが出来ると考えられています。
一方、血管や経絡以外の部分を運行している気は「衛気(えき)」と呼ばれ、外は皮膚・肌肉から内は臓腑まで全身に分布し、体表を保護して外邪の侵入を防止したり、皮膚を潤滑に保ったり、体温を適温に調節するなどの働きをしています。
先天の元気と後天の気は、どちらも人間の生命の根本となっています。
心臓と肺の協調の下、宗气は血管に送りこまれて全身各組織器官へと送り込まれます。
太極拳は、拳術による形態運動の中に中医学の導引、吐纳等の理論を導入結合させることによって、身体健康と武術能力のどちらにも効果を発揮できるようになるのです。