また一人、北京を去っていく知り合いが~
留学生気功班にいた頃、一緒に参加していた中国人研究生が北京での就職を諦めて、故郷山東省で教師の仕事に就くことになりました。
三か月の殆んどを彼女を含めた中国人学生三人と毎日のように顔を合わせていたこの時期、私の中国語の進歩はめざましいものがありました。
お別れの食事。
牛肉、鶏肉、キノコ二種、湯葉、etc...を選ぶと、特製ソースで炒めてくれます。
デザートは、
マンゴー、ココナッツミルク、小豆。
いずれも初めての味~(o^0^o)Ψ
毎日一つずつ進んでいる八卦掌。予定では来週中に収勢まで到達。
以降の学習種目は武式になるそうですが、、、
ここで、以前から気にかかって来た疑問が頭をもたげてきて~
ついつい、老師に質問を投げかけてしまいました。
「日本の小説に、武式を学んだ女子高校生が散打のような大会に参加するのという内容のものがあるですが、その決勝戦での対戦相手の拳は八卦掌。で、優勝してしまうのですが、、、何故だと思います?」
「技術の差でしょ。」
「技術だけですか?このところ八卦掌を練習するほど、あのスピードと手法の多さとかは凄い威力になると思えるのに、武式が勝ってしまう~というのが理解しがたいのですが。」
「やっぱり、技術でしょ。武式の用法は無駄がないのね。相手を捕まえるのと技が決まるのが同時だから。」
不満そうにしている私をみて、、、
「あのね。太極拳だって、実戦に際しては早く動くのよ。套路練習のようなスピードで動いていたら負けるに決まっているでしょう。ゆっくり動くのは養生も兼ねているからよ。」
恥ずかしながら、老師の読みは当たっていました........((((((((((/-_-)/
ちなみに、「真面目なんだ太極拳」サンのブログを見てから興味をもって読んだ本の内容は~
カンフー映画にハマった女子高生の修行物語です。
行きつけのラーメン屋の親父が武式の達人で、浅草の路地で禅僧志望の男子高校生をヤンキーから助けたり、異種格闘技興行に出場してみたりするなど波乱万丈です。
著者の武術に対する造詣の深さも楽しめます。実戦目的の武闘家は、身内以外に弟子は取らないとか、隠し技は、相手の油断や不意をつくためのものだから、一度見せたら二度目以降は威力がなくなるとかいった、ものすごい説得力のある話が書いてあります。