“八段錦”
「習ったことは無い!」と公言していましたが、、、
前回の北京行きで、「易筋経と八段錦はワンセット」と張老師から言われていたので、、、
今回、「機会があれば教えていただこうかしら。」と予習など~
で、映像を見たら、北京体育大学の気功班で習っていました。
当時は、中国語がまだまだだったので套路の聞き取りが出来ていなかったようです。(((((^^;
八段錦=身体を健康に保つ基礎として練られた八つの貴重な動き。
腰脊椎(中心軸)を伸ばす、捩る、ことで身体の強壮を図る。
※準備勢
上体は中正を保つ。頭は上に、顎を引き、舌先は上顎に、唇は軽く閉じ、沈肩墜肘、脇の下に空間、胸は寛展、腹は松沈、収跨(kua)敛臀。呼吸は緩やかに、気沈丹田。抱球⇒親指は上、その他四指は斜め下に向く。左右の足は平行に、キチンと座る。
精神を落ち着かせ集中できるようになるので、身体全体も落ち着き気功を行う態勢が整う。
①両手托天理三焦
両手を上に上げた時、シッカリと体を引き伸ばしきる(伸ばしたきった時は、掌根に力が入る。同時に、手の甲を見る⇒三焦を伸展させる効果が増す)⇒僅かだが、一瞬の緊張(停止)がある。手を下す時、松腰沈跨(kua)、沈肩墜肘、松腕舒指。上体中正。見上げる時、下顎を意識して使う。
三焦(みぞおちより上の胸部にある上焦=呼吸、その下に続く臍辺りまでにある中焦=消化、臍から下の下腹部にある下焦=排泄からなる)の通りを良くして、気血の調和を図る。関節周辺の筋肉、靭帯を収縮させることによって頸部や肩の疾患を防ぐ効果がある。
②左右開弓似射雕
間歩(弓を射るような形になっている)の時、肩は平ら。後ろの手指は力を入れて曲げる。前の手指は八(中国式指折り数字)、沈肩墜肘。間歩の高さは、体力に応じて調整。両足は平行にして爪先が開かないように。
肩と胸を開くことで督脈と俞穴を刺激。肺機能を高める。手指に力が入ることで手三陽三陰経を刺激する。
下に沈むことで、足腰を強く同時にバランス能力も高める。肩肘関節を活性化する。
③調理脾胃須単挙
掌の下(掌根)に力を入れる⇒上下に押す(ひじ関節が伸び切ってはいけない)ことにより腰、背骨を引き伸ばす⇒手指の方向に気をつける。引き伸ばしたあと、緩ませる。
緊張(推す)と緩和(緩める)を繰り返すしことで腹腔部のマッサージができるので、脾臓、胃のバランスを整え内臓経絡の通りをよくすると同時に脊椎の鍛錬ともなる。
④五劳七傷往后瞧
頭は上に吊り上げて、沈肩。腕は、肩(肩甲骨)を後ろに引くようにして動かす。頭(首)の回転角度はできるだけ大きく、後ろを見る⇒体は回さない。速度は均一に。
五劳⇒心、肝、脾、肺、腎の疲れ。
七傷⇒喜、怒、悲、憂、恐、驚、思といった感情によって引き起こされる害。
頭を回転させ、大椎穴を刺激することで“五劳七傷”を防ぐ。首及び肩関節周辺の筋肉を収縮運動させるので、頸部・脳部への血の廻りがよくなり中枢神経の疲労を緩和する。
※⑤~⑧は、また明日。m( _ _ )m.....