今日は、第二段の攬雀尾です。太極拳において攬雀尾は重要な動作です。
左攬雀尾
攬雀尾は、ポン、リー、ジー、アンの四つの動作に分かれています。先ずは見てください。
倒巻肱の最後の虚歩から始めます⇒最後の倒巻肱の後足爪先を開く角度は広めにしてください。
最初の動き(身体を右に回し~右手を分け広げ~両手ともに掌心上向き)は野馬分鬣とおおよそ同じです。それから、収左脚、抱球(弧を描きながら)、左に身体を回して脚を出し、弓歩前ポン。
ポンの力点は野馬分鬣とは異なり前腕の外側です。
それから、上体を少し左に回して両腕を左斜め上(30度位)に伸ばし(左右の手は離れているが、両掌は向かい合う)、后坐(虚歩)、右下リー。後ろに回し、右に達したら腰を正面に戻しながら腕を曲げ、右手は左手首の内側に寄せ弓歩で前ジー。後ろに坐りながら相手を引いてきて(前足爪先は上がる)、お腹の前で引き落とし~弧線を描いて斜め上方向にアン。
これが左攬雀尾です。
もう一度、、、
后坐、引手~これは経過動作です。
収脚、抱球、弓歩前ポン(力は前腕の外側)、身体を回しながら腕を伸ばし~
では、続けて右攬雀尾に。。。
まずは、経過動作。左弓歩前アンから重心を右(後)足に移動、左(前)脚の爪先を内側に入れる。両腕は分け開いて(開き過ぎないように⇒12度を超えない)、左足に重心移動、収右脚、抱球~
あとは、右攬雀尾と同じです。
呼吸
収脚抱球⇒吸う、弓歩前ポン⇒吐く、后坐后リー⇒吸う、弓前ジー⇒吐く、後坐引手⇒吸う、弓歩前アン⇒吐く、転身抱球⇒吸う、弓歩前ポン⇒吐く~