ヒガンバナが、そこかしこに咲く季節となりました。
毒を持つので、土に穴を掘る小動物除けとして田畑の畦に植えられていたとか。
秋の季語。花言葉は「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」
俗信では、家に持って帰ると、「火事になる花」と。
北京にいた時、先に太極拳老師を訪問して形意拳練習にかなり遅れて行ったことがあります。
その時、師姐に
「どこに行っていたの?」と聞かれ、
「太極拳の○○老師のところに~」と答えたら、
「あ~、新派ね。」と、、、
新派~(--)?
革命以降に出現した武術(制定拳)を、民間(伝統拳)武術家たちは区別して呼んでいるようです。
80歳を超える別の伝統老師も、
「“××式太極拳規定~”と呼ばずに、“表演太極拳××式~”という名称にすればいいのに。」
と言っていました。
微妙な。。。(^^;
ま。それはさておき、制定拳には制定拳の要求もあるかと、、、
二十四式~李徳印老師を再チェック。
最後の組(8組=如封似閉、十字手、収勢)です。(#^_^#)。。。
閃通背~転身搬拦捶
①転身鈎脚(身体を回しながら左足爪先を内側に)⇒摆手(左右の手腕の形が対象に入れ替わる)
②坐腿握拳⇒左手上、右拳は腹前(拳心下向き)で抱球⇒爪先を開きながら拳を出す。
③右手で相手を打った(拳背で)時、拳心は上向き斜め⇒左手は身体の横で相手を押さえている。
④転身収脚摆手(身体を回しながら左脚を寄せ、右手は相手を押さえ回し払う)
⑤上歩拦掌拳収到腰間(左脚を前に出し左手は相手を止める・右拳は腰に収まる=掌心上~下向)
⑥弓歩打拳(弓歩になりながら、拳を突き出す=右拳は回転しながら、拳眼が上向で終わる)
如封似閉
①穿手翻掌(右腕の下に左手甲を上向きに差し込み、手首辺りで両手を開く(翻す)。掌上向き)
②坐腿収引(後ろに坐りながら、相手を引き込み押さえる)
③弓歩前按(弓歩になりながら、相手を押し返す)
十字手
①転身扣脚(身体を回しながら左足爪先を内側に)
②弓歩分手(弓歩になりながら、左右の手を分け開く)
③交叉搭手(両手を合わせる)
④収脚合抱(脚を肩幅に寄せながら、腕はボールを抱えるように)
収勢
①翻掌分手(左右の手を翻、分け開く)
②垂臂(腕を垂らす)落手
③并歩還原(開いた足を元に戻す)
≪要点≫
搬拦捶は、拳と掌が組み合わさった動作。
搬⇒翻しながら相手を押さえ打つ守りの動作。相手を遮る、押さえるはいずれも“搬”です。
太極拳において、内から外に手腕を動かし守る=搬。外から内に手腕を動かし守る=拦。
搬拦捶⇒守って(搬)、守って(拦)、攻撃(捶)する。
如封似閉
ここでの前に押していく動作は、“推”ではなく“按”です。
前から引っ張って来た相手を、手を翻しながら引き込んで押し返していく。攬雀尾と同じです。
相手の腕を引き込んでくる時、このように巻きこんでくるという動きは間違っています。
腕を旋回させるながら手を分け開き、引き落とし~推していきます。螺旋運動を思い描いてください。
最後の動作。
重心を移動させながら、左脚鈎脚、両手を分け開き~右足爪先を開き~両手を下ろしながら、右足鈎脚、腰を回しながら、右脚を寄せ~両手を前で合わせ十字手に。最後の防御となります。
練習に際しては、正しい手法を心がけてください。
それ以外、転身に際して重心の移動は円滑に。
例えば、閃通背から~先ず後ろ(右脚)にキチンと重心を移動させて(坐って)から、左脚にキチンと重心移動して~右脚を寄せる。