北京で太極拳

takeichi3.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

農民工(農村からの出稼ぎ労働者)の帰郷。。。

中国の経済発展を支えている地方からの出稼ぎ労働者。
その春節帰郷の様子を伝えている写真と文章がありました。

f0007580_2325299.jpg
春節帰省が始まった午後の駅。
あちこち撮影していると、駅前広場にグループと思われる一団が賑やかにやってきた。元々が好奇心が強い方だから早速近づいてみた。明らかに農村出身だと分かる人々。ボロボロになった農民工の荷物袋。その中味が知りたくて持ち主に声をかけた。
f0007580_23262212.jpg

持ち主は河南省訛りの中年男。
服も帽子も靴も汚れてクタクタ。王完成54歳。周口人。西安で働いて満一年になる。每日の稼ぎは70元、そこから食費等10元を引かれている。新年を故郷で過ごすため、午後四時四十五分発の電車に乗る。座席無しのチケットは92元。
f0007580_23271769.jpg
疲れているだろうに、間もなく、春運で混んでいる汽車に乗り込んで帰郷の途に就く。喜びの中に、いくばくかの憂愁が見て取れた。荷物の紐を解くゴツゴツした手が、彼の仕事が楽ではないことを物語っている。彼らは、大都市に林立する美しく豪華なビルの建設に携わっている。
f0007580_2329137.jpg
故郷に帰ってから捨て去られるとはいえ、その荷物袋の疲れきっていること。

履き古されたサンダルは、主人と共に千里の道を旅して、そこで再び役に立つのだろう。都会では、こんな物が落ちていても拾う人など誰一人としていないというのに。
f0007580_2330742.jpg
結局、袋の中身といえば、、、
汚れたサンダル、古いシーツと掛け布団、黒布のリュック、使い古した塗料用バケツ、ゴム手袋、綿手袋、魔法瓶、プラスチックコップ、ステンレス製柄杓、ステンレス製コップ、大碗、茶缶、鶉レバー加工食品半斤、リンゴ二個、茹卵7個、食塩12袋、薬少々、電球、荷物担ぎ用の棍棒。
f0007580_23382790.jpg

日常、彼らがいかに節約しているかが分かる荷物。
稼いだ金を手にして家族の元へと帰って行く姿を見送りながら、やるせない気持ちに襲われていた。

「道中ご無事で、万事順調に行きますように。」
by takeichi-3 | 2011-02-07 23:48 | いろいろ | Comments(0)