北京で太極拳

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中医による八段錦。。。両手托天理三焦

中医大学の曲黎敏教授が解釈する八段錦
第一式:両手托天理三焦



八段錦の初めの動作≪双手托天調理三焦≫
表面的に見ると簡単な動作ですが、行うにあたって大切なのは劲道。
これは、中国気功で特に強調される部分です⇒力だけで引っ張るのではなく劲道を意識しながら引き上げる⇒劲力を得ることが出来ます。

両手(腕)を上げる⇒こんな風に上げますが、その際、劲は何処に到るのでしょうか?
掌根です。掌根が天を支えるような感じになります。
百会は上に提頂⇒劲道が通ります。
※関節を引き伸ばす=周辺筋肉のマサージ⇒肩コリ、頸椎の防病効果があります。
 脊椎の一つ一つを引き伸ばす⇒督脈刺激効果もあります。

この時、もうひとつ気をつけることがあります⇒肩井(穴)と夹脊(穴)、脊柱。

八段錦の各動作名称には中医に関わる単語が含まれています。
「双手托天調理三焦」の中では三焦。

三焦とは?
「三焦者水道出焉(三焦は水穀の道路)」と言われています。
(水穀の気は単に「穀気」とも言われます。穀という文字が示すように飲食物から取り入れられたものです。飲食物は体内に吸収され体を動かすエネルギーになるので重要な要素です。)
これを理解するには三焦系統の相互関係理解が必要です。

上に五臓、下に六腑。腹腔全体は三焦系統です。
五臓と六腑は互いに表裏⇒心臓-小腸は夫婦関係みないな~、
肺-大腸、腎臓-膀胱、肝臓-胆、脾臓-胃。。。これらを立体の網と仮定して図解すると、こんな感じ時に結びついています。この繋がり(ネット)が三焦。いつでも通りを良くしておかなければなりません。

※動作上での注意。急がず意識を通しながら~仰ぎ見る時の角度不足は効果が少なくなるようです。
※加齢による内臓下垂にも効果のある動作。単式(第一式だけ)を繰り返しても良いそうです。

気功学習の中で表現されている≪劲道≫
太極拳の力は、この劲道と深い関わりあっていような気がし始めている今日この頃です。
by takeichi-3 | 2011-10-01 23:57 | 気功:五禽戯・八段錦他 | Comments(0)