北京で太極拳

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温故知新。。。沈肩墜肱

温故知新。。。≪沈肩墜肱≫
ここ最近の課題ともなっている部分です。。。
形意拳老師の動作の中に現れる沈肩墜肱は、太極拳理論そのもの。。。
肩を沈ませた劲が肱に墜ちる=肘関節の内側ではなく外側⇒二の腕の後ろで相手を押す力が生じる⇒相手と接触した時点で肩の内側が更に伸びて発力=肩で打つの体現。
現時点の私のレベルで読み取れるのは、この程度ですが、、、それでも凄いです。

正確な沈肩が行われると(=肩関節の松開)、連環して肱、手首、手指関節が松開していく。
と同時に、股関節~膝関節~足首関節も松開する⇒虚領頂頚を作り、肩関節と股関節を上下で合わせ~気沈丹田(吸気)と同時に、意識で肩関節を股関節に推しつけるように⇒外三合の一致。


以前の書き込み。。。理論書の直訳が多く、分り難いような気がします。(^^;

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「沈肩墜肱」の効果。。。
余り深く考えたことがないのですが、、、
武術的攻防及び養生への影響がかなりあるようです。

五要: 沈肩垂肘
松肩沉肘は肩関節が松沈となっているだけではなく、鎖骨も微かに沈ませている。
肘関節は始終、的度な湾曲を保ちながら沈垂となる。

肘関節は力点に対する支点としての役割がある。外三合でも肘の合は重要視されている。垂肘の前提において沈肩も完成する。

沈肩垂肘によって相手からの胸部攻撃を防ぎ易くする⇒沈肩により腋に隙間が生じるので、肘は胸肋につかず離れずという理想的な形になる⇒くっついてしまうと自由に動けない、離れ過ぎると身を守れない。

“三垂”=气垂、肩垂、肘垂。
气垂:
気が丹田に落ちて行く⇒身体は山のように穏やかで安定する。
肩垂:
腕には松劲が満ちる⇒全身を放松に導く⇒動作を重沈なものにする⇒腕を長く使える⇒肺を広げるので、息があがらなくなる。
肘垂:
上腕二頭筋を捻る⇒それによって、静脈と毛細血管を広げ血流をよくする⇒血液循環のスピードが速くなる⇒循環器系統の改善。

肩関節は手三陽経、手陽明(大腸)経、手太陽(小腸)経、手少陽(三焦)経、及手三陰経、手太陽(肺)経、手少陰(心)経、手厥陰(心包)経に関っているので~
肩が上がる=強張る⇒気血の通りが悪くなる。

沈肩垂肘でないと、
①背中、腰、脊椎が強張るので気の通りが悪くなるだけでなく指先への劲の流れを悪くする。
②肺、心臓などが上へと引き上げられる⇒緊張を招く。


あ。あ。。。2010年にも≪沈肩墜肘再考≫しています。(^^;

f0007580_23375815.giff0007580_23382584.gifここ最近、形意拳練習で出来ないという自覚が生まれている“沈肩墜肘”
太極拳老師からも、「出来ていない」と毎回指摘されています。


松肩に必要な要素は“沈肩”です。
沈肩墜肘は“含胸抜背”を自然形成する大切な要素です。
“含胸抜背”になることによってのみ、“気沈丹田”が出来ます。

肩の松沈と肩甲骨の旋転によって肩靭帯は展がります。背中部分が左右両側に引っ張られることにより、背骨が張り出し“気貼脊背”となります⇒背中(後ろ=虚=陰)の力を使うことが出来るようになります。

沈肩墜肘ができると、手腕に内劲が通るようになります。その力は、柔軟活発(自由自在)でありながら沈重さも兼ね備えた動きを生じさせます=“剛柔内含”=“似松非松”

正しく沈肩墜肘が出来た時、脇下には隙間が生じます⇒この状態は又、肩甲骨に旋回の余地を残しているかどうかで確認が出来ます⇒脇を閉じてしまうと肩甲骨を動かすことができません。

関節が伸び展いていると、筋肉には余計な力(拙力)が入らず放松出来るので“劲力”を使うことが出来るようになります。

定式において、肩と胯が一垂直線となるよう(関節繋がり)に気をつけてください⇒立身中正を保持するの手助けになります⇒“含胸抜背”になっている肩関節は微妙に内側~その肩関節を股関節に合わせる⇒通常より後ろに座るので辛く感じたら、「肛門を引き上げる」or「尾てい骨の先端を前に送り出す」ようにすると、后座が楽にできるでしょう。
by takeichi-3 | 2012-01-14 23:49 | 太極拳理論 | Comments(0)