北京滞在も明日で終了~という今日になってようやく、朝から出かける元気が出てきました。
ので、今回の目的の一つでもある伝統拳老師捜索。。。
天壇公園と並ぶ練武術のメッカと言われている地壇公園に。
地下鉄駅(安定門or雍和宮)からも近く、入場料も天壇公園よりも安い2元。
ダンスグループ。凄い人数です。誰がリーダーなのかも分かりません。
流れてくる音楽に合わせて、左右前後の人の動きを見ながら参加している人が半分くらいいて~ただ、ただ、身体を動かすのが目的のような。。。規格など無用です。
入口付近では子供グループの練習。長拳というより戳脚っぽい動きをしています。
それから~太極拳練習者が多い場所で、顔見知りの女性が太極拳を教えていたので、少しお喋り。
通臂拳グループ。準備運動は、手、手首、肩関節のストレッチから始めていました。これは~興味がある拳種。候補の一つに~(#^_^#)
これは、初めて見る光景~家庭的な楽団の演奏に合わせて、観客たちが大きな声で歌っています。歌声喫茶の中国版という感じ。
養生をテーマにした、静かな場所もあります。
その片隅、八段錦の動作を記した板の近くで寛いでいた人。
摔跤。
戦っている二人より、老師の目力の方が迫力あり!
外国人を教えている老師発見~明らかに武術初心者らしい二人に、套路とその用法を分かり易く丁寧に説明している姿に好感~頃合いを見計らって。
「今、練習していた拳は何ですか?」
「翻子拳。」
「あ~、凄く使えそうな動きですね~(^^)」
「あなたは?」
「あ。伝統拳を習いたくて、此処を見学しに来たんです。今さっきの動き~有東西(中身充実)。」
外国人学生たちが習っていた動作を真似て動いて見せたら~気に入ってくれたらしく、技の使い方を細かく説明てくれた上~手取り足取り実践させてくれました。
そして、、、太極拳を習いに北京に来ている~と話したら、やってみろと~((((^^;
軽く一段を通した後~老師の感想。
「呼吸がうまくコントロール出来ていないから、腹を使って動くことが出来ない。腹を使うことで、腕にはこれだけの力が生まれる。それができていないから上体を振り回さなければ動けない。」
確かに。。。腹を使う~が大切だと確信し始めていたけれど、実際の運用が理解できずにいるのが現状。
「履(li)の動作、股関節、肩、肱が下がってから腰を回しているけど、相手を落すのは腹を沈めるだけで十分。腕は同時に斜めに牽き始めなければ⇒下と斜、違う方向に向かう力を同時に発生させることで威力が増す。」
「有道理(納得)!」
そして、形意拳を軽く一動作。。。
「蹴り出し~だけど、、、体重が足に落ちたら、足裏全体を使って蹴り出さなければ。」
試してみたら、前足の爪先から踵までを地面と平行に送り出す~が簡単に保てる。違い歴然。。。((((^^;
この老師の、どこが凄いって、、、
普通は、長く練習を積んだ弟子や生徒にしか教えない事柄を、簡単に見せて教えてくれるところ。結局、45分近くも講習してもらえました。
という訳で、、、
「太極拳名家による北京で太極拳」企画も「伝統拳老師捜索」も無事完了。
殆どの時間を寝て過ごしていたような今回の北京滞在でしたが、収穫は十分に得られました。