しつこくも~また≪雲手≫。。。今日は、私の師匠登場。
老師によって表現の仕方が様々~は、日本でも同じ。
生徒は、臨機応変に学び~色々なパターンを覚えることができます。
第四組には三つの動作があります⇒単鞭~雲手~単鞭。
まず、動作を見てください。
【運動路線】
右ランチュウエから始めます~体を右に回します~左手は左方向に開いていきます~右手は放松して、下におろします~重心が左脚に移る・右足爪先が内側に入る(正面を向く)~重心が右に移動~右手が翻り掌は外側(右45度)~鈎手・足寄せが一致~左に体を回しがら、上の手は翻りながら広げて~前に推す~重心も前に移動~弓歩となります。
重心を後ろに移動~右手の鈎手をゆっくりと開く~左手は下按~重心移動・両手が右に到達・左脚爪先を入れて正面に向ける~上体は右斜めを向いています~左右の手の上下を入れ替えて~手腕を翻しながら・重心が左脚に移動したら右脚収脚(足を寄せる=並歩)・左掌は斜外を向いています~下の手は下前を払っています~~~これを三回繰り返したら~右掌を外方向に向けて~収脚・鈎手~体を左に回して~前を押す。
【注意点】
重心が後ろに移る時、膝を曲げ(立腰=立身中正を作る為⇒足首から緩めると簡単)~同時に体を左に回します~左腕手も、体の回転に合わせて自然に広がっていきます~左掌外側にはli(相手を引いてくる)の力が生じています~右股関節が浮かないように、松沈~重心が軸足に移った時、臀部が歪まないように~収臀、立身中正を保って~体を回して左に至ります。
この動作で、出現し易い間違いは?
腰がズレる、体が歪む~ので、重心移動に際しては、提頂(虚領頂頸)、収臀=立身中正を保つ~腰が浮かないよう、松沈しながら体を動かしてください~腰が主となって回る~上の手は、腰が回転する力によって外側に張り出されていきます。
下の手は放松して下方向に~こんな風に固まったままで下ろさない。
鈎手⇒これは、新しい手型です。五本の指を、何かを抓むように合わせます~左手は右手の下横付近に~軸足に寄せた脚の膝に注意。こんな風に開くのはダメです~
収めて、松~体を左に開いて、脚を出す時の方向に注意。
弓歩ですから、足幅が必要です。前足と後ろ足の歩幅が一本の線上にならないように~踵を下し~爪先が降りる時、重心が前に移ります~完成時、上体が前屈みになったりしないように~松股、立腰としてください~単鞭、前を押しすと同時に、後ろ(鈎手と背中の靠)への意識も大切です。
前の手を下におろす時、放松してから~鈎手を開く時も同じ~左右の手の動作は同時に始まります~重心が後ろに移動、腰を回す~重心が後ろに移った時、両手の移動変化も完成~こんな風にバラバラではダメです~必ず協調一致を心がけてください。
腰を回すと同時に上の手は下に~上にきた手が外側に開いていく時、腰と強調~こんな風に、腰が動いてもいないのに手だけを回したりはしません~必ず、腰が手を導くようにしてください。
前腕は真っ直ぐ上に立ってはいません。45度位傾いています。
虎口は自然に丸く~手の高さは、指先が眉を超えないように注意してください。
手腕は、何の変化もないまま、体に随って動いているわけではありません。
自身でも外側に向かって翻っています~右足を寄せた時には、10cm位の足幅(間隔)を開けて~腰を回し、左膝(脚)を上げて~この過程で、上の手は翻りながら、少しずつ体との距離を広げています。
【用法】
鈎手は、抓む以外に、手首部分で相手を打つ~、相手の腕をlieして掴む~指先で打つが出来ます。
腕全体で手首の位置が一番高くなります。
雲手の上の手は、相手とぶつかりあったまま(砍=斧や包丁で打ち下ろして切るような~)拮抗し続けている訳ではありません。腕を翻しながら=相手の力を“化=力を無にする”しながら、払っています⇒雲抜。
単鞭~手腕を翻し推す⇒力は、肩~肘~最後には掌根に到達します~ただ、腕を伸ばしているだけではありません。
全ての動作に当てはまることですが、こんな風に縮こまらないように。伸びやかに開いてください。
かといって、こんな風に腕が真っ直ぐに伸びきるのはダメです。
沈肩墜肘、松股、立腰=楊式太極拳の舒展大方(伸びやかに大きく開く)が可能です。