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健康気功:五禽戯≪熊戯≫。。。曲黎敏教授解説

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健康気功:五禽戯≪熊戯≫。。。曲黎敏教授解説



五禽戯:第三≪熊戯≫
五禽戯の中の熊戯は、人体の脾胃に対応する動作です。
熊戯の中には二つの動作があります。≪熊運≫と≪熊晃≫
運、晃のいずれも脾胃に関わっています。

脾胃は中焦にあたります。
熊掌の形を見てください。熊ぶは、手を熊掌にした後~中院を中心に腹部にある四つの点を通過しながら移動させ、同時に体を揺らします。先ず左に~。
脾胃に円を描きます~そして右回し~

この運動のポイントは、両足の膝の力は抜く=クッションの役割。股は不動。
大事なのは、熊掌による中焦マッサージ。

一般的に腹部(脾胃)のマッサージは、左右の労宮を重ねるようにして臍を中心にして行いますが、その効果は内部(内臓)まで浸透することはできません。けれど、熊運は上体の動きを加えることによって五臓六腑を鍛錬することが出来ます。

ですので、この動作を正しく行えば脾胃へ良い影響を与えることが出来ます。
手では表面だけしかマッサージできません。

現在、生活上のストレスなどから脾胃に問題を抱える人の数は増えています。
どうしたら防げるか⇒怒らない⇒「怒る」=木克土

例を挙げるなら、
怒った後、私たちは往々にして食欲を失います⇒怒る(肝気=木)と脾胃(土)がそれを鎮めようとする⇒消化吸収が悪くなる。

また、ある人は、ストレスがあると食欲過多となります。
食欲旺盛~一般的には脾胃が健康な状態ですが、ストレスによって食欲過多となる(狂喰=満腹感が得られない)は、胃呆(食欲をコントロールできない状態¬)。
そんな時、この熊運は、脾胃の気の通りをよくする効果があります。


現代社会において、人々の生活は時間的にも緊張を強いられていいます。飲食においては、食べ方が早かったり⇒脾胃に問題が生じる原因になります。

食事の速度が速い~は、どうして良くないか⇒咀嚼の回数が少ない⇒消化作業を全て胃に頼ってしまう。また、ゆっくりとした咀嚼は、唾液の分泌を促す⇒唾液も又、消化に役立っている。

食べ方が速い上、一日中座ったままで仕事(運動が少ない)⇒内臓マッサージが出来ない状況⇒消化不良となる。最悪、脾胃をさすった時に固い部分が出現する⇒ご飯はユックリ食べましょう。そして、食後に熊運を。

※手を上に引き上げる=吸気、下に下げる=吐(呼)気。

≪熊晃≫
一見不器用にも見える熊の動きですが、動作を正しく行うことで効果がでます。
例えば熊晃、両股への動きが正しく出来る⇒脾に病が発すると気は両股に溜まる⇒両股を転しながら運ぶ~両股を大きく揺さぶる~は大切。

一つは、提股(股を持ち上げる)⇒一般生活では、提股とい動きをすることはありませんが、この動きの中では意識的に行っています⇒山に登るのも提股運動です=熊晃を行うことで、山に行かなくても同じ効果が得られます。

熊晃では、先に股を動かしてから~腿が動くという順番になります。
腕は外に回(外旋)しています⇒肝に病が発すると、気は両脇に溜まる⇒この両脇の運動は、肝胆経を刺激する効果があります=肝胆経を調和⇒緊張を解いて通りをよくする。

肝胆(土)が良くなる(松開)⇒脾胃(木)も良くなる(松開)。
人体には整体(全体が繋がり影響し合っている)という理論が存在しています。
⇒脾胃に問題が生じたら、肝胆を開く。

心臓病と脾胃にも関係があります。
脾胃に問題が生じると心臓に問題が生じます⇒食べ過ぎると脾胃の負担が大きくなる(新年を迎える時期など、心脳患者が増える傾向にある)⇒元気が消化に駆り出され~それでも足りないと心の気が消化を助けるために駆り出される⇒心臓に問題が生じる。

脾胃をよくする=気血にも良い影響を与えます。
by takeichi-3 | 2012-07-19 23:50 | 気功:五禽戯・八段錦他 | Comments(0)