雨上がりのせいもあってか、
近所に咲いた曼珠沙華の赤が強烈でした。
日本での自生種ではなく、中国から帰化したという植物。
花言葉は、「情熱」「独立」「再会」
折よく、アゲハ蝶が。。。
携帯しか持っていなかったので、映りがいまいち~
中華武術シリーズの殆どを、YOUTUBEにアップした人がいます。
各篇9分ちょっとの動画が100前後。。。タイトルを見るだけでも楽しいです。
http://www.youtube.com/playlist?list=PLxZXxG5a2Cl8nuvm9STfh3lgkG6OGNkKj
で。。。≪武徳≫
中国の武術界に伝わる言葉があります⇒「未曾学芸先学礼、未曾習武先習徳」
中国古代武術家たちは、長い年月をかけて独特な理論、技術、功法とともに一つの道徳体系を創造しまた⇒私たちがよく耳にする≪武徳≫
中国古代の武術家たちは武術道徳を重視していました。
数多くの門派毎に技法、功法があると同時に、表現方法の違いこそありますが、「武術を習うものは、先ず、武徳を養わねばならない」という言葉が、全ての門派の中にありました。
武徳は武術組成要素の一つ。
「欠徳者、喪理者には武を学ぶ資格が無い」という格言もあります。
武術の動作や要求はいかに相手を倒すか~と発想から創造されているので、人体の構造や生理特長を分析~弱点となる部分への攻撃が考えられています。相手を倒すという目的に作られた武術ですが、本当の目的は、相手を傷つけることではなく自己防衛⇒相手の攻撃を止めるための手段。
「武」は、「止」と「戈」の二つの字によって組成されています⇒武による「禁暴整乱、止息千戈」
本物の武術家は、どんな状況下であっても手を出すことは謹みます。
少林武術の「八打八不打」⇒傷つけてはならない部分と力を失わせることが出来る部分のこと。
武術は人を殺傷するものですが、良き人が悪を質す為や正義の為になら使用を許されることもありました。
悪人は、武術を利用して善良な人々を傷つけます。ですから、武術家たちは弟子を選びました。性格を第一の基準として、伝授するか否かを決めました。
明代内拳家には五種類の教えてはならない人~という規定がありました。
⇒「険悪な陰謀家」、「喧嘩好き」、「酒乱」、「ひけらかしたがり」、「忍耐力が無い」
峨眉槍法に、武技を伝える時の人選の重要性が強調されています。
⇒「不能伝給不仁不義的人」
永春白鶴拳では、
⇒「不能給仕不知礼的人教拳」
昆吾剣
⇒「人品不端者不伝、不知珍重者不伝、文武不就者不伝、借此求財者不伝、俗気入骨者不伝」
古代武術は自衛を強調しています。武術を身につけていることは、やたらと口にしない。
春秋戦国期、社会に混乱が出現した時、義侠心のある武術家たちが人々を救ったという伝説が多く残っています。
「素有礼儀之邦之你」
中国古代武術は伝統文化の影響の下、一つの複雑な礼節を形成。
「以武会友」も「以武相争」もありますが、通常は「先行礼再開拳」⇒相手を尊重。
身につけた武功をひけらかしたりしないように。
周囲の人々を尊重するように、克己。自分をコントロール出来ない人は大成出来ません。
少林武術には10条の戒めがあります。
「練武要持之以恒」、「武芸只用于自衛」、「不准好勇斗狼」、「尊敬師長和善対待同輩」、「不得持強凌弱」、「不軽顕技術」、「戒酒」、「戒肉」、「戒女」、「不軽易伝芸給俗家子弟」
戒律は生活上の各方面多岐に亘っています。
武術は一種の生活方法であるという言い方も間違ってはいません。
自分の行いが戒律に違反しないように、戒律を遵守⇒修養。