北京の空気も、徐々に快方に向かっている様子。
春節に向かっての準備が着々と~
大切な風習、農暦十二月八日の≪腊八粥≫。
中国各地の寺院では、無料でふるまわれたそうで~
北京の雍和宫では数千食、少林寺では数万食~霊隠寺(杭州)では30万食。
栄養バランスが優れているという腊八粥。
その起源をインドとする説もあります。
農暦十二月八日は仏陀が悟りを開いた日⇒俗称≪腊八節⇒仏教では法宝節≫⇒牛飼いの娘が仏陀に与えた。
その風習は、仏門だけではなく徐々に民間に~
初期の頃は小豆で作ったお粥だったのが、時代の変遷とともに変化して、各地方の特色が加わり~現在では多くの食材が使われています。
八種類以上(八宝)入っていればOK!だそうですが、、、
料理番組に登場する腊八粥の材料は、穀類(米、豆)の玉手箱~養生効果バツグン!!!
その起源には、色々な伝説があります。。。
「赤豆で鬼退治」
古代、五帝の一人であった颛顼氏は、三人の息子を亡くした後に悪鬼となって、子供たちを脅していた。
悪鬼=病気や災難⇒悪鬼が恐れる「赤=小豆」を食べることで、災いを避ける。
「長城建設に携わった地方農民」
秦始皇帝が修建した長城の工事の為に駆り出された農民たちは、長い期間家に帰ることが出来なかった。
家族たちは食料を送ったが、遠いところからやって来た者たちのところには届かず、仕方なく雑穀を混ぜた薄い粥で過ごしていたが、やはり、亡くなって~長城の下に埋められた。
それを悼んで、腊月初八に腊八粥を食べる。
「岳飛を悼んで」
岳飛ぶが兵を率いた抗金の朱仙に向かったのは厳冬期。
岳飛軍の衣食は足りず、飢えと寒さに苦しんでいた。その時、人々が家にある色々な穀物で作ったお粥を持ってきたくれたお蔭で勝利することができた⇒十二月初八。
岳飛の死後、その功績を記念して腊月初八に雑穀&豆果を淹れたお粥を食べる~が習慣となった。
ちなみに~空気が最悪だった頃の北京。。。