ゴールデンウィーク前に、武当山行きを画策しています。
気楽に、上海集合~「武当山で太極拳」と、簡単に考えていたのですが~
交通の便が良い場所ではないので~下調べなどに時間がかかっています。
≪武当山の成り立ちなど≫
西周浄楽国の太子(玄武=真武大帝)がこの地を訪れ、四十二年の道法修行の後に仙人となったという伝説があり~後世の人々に引き継がれていった。
中国人の自然への理解と尊重は、道教信仰と関わりがある。
「道」という字、中国古代の象形文字では、道を人が歩いている様子で表現されています。
智恵に満ちた東方哲人の老子が「道」に新しい意味を与えた。
道は天地の母~世界の本源。空虚無形で独立した存在。運転は止まることがなく~その本質が変わることはない。天下万物発展変化の自然法則。自然の循環を尊重する=道の規則⇒万物の調和。
後に、道を信仰とする思想と華夏文化が融合して、道教が生まれた。
中国生まれの宗教。仏教、儒教とともに三足鼎。
数多くある道教の地の中でも、武当山は最も著名な皇家道場⇒仙山。
昇仙となった浄楽国太子は、後に玄武大帝と称され~玄武が治める山=武当山となった。
中国で最も古い道教建築。
中国各地には多くの道教建築があるが、何故、武当山は無双と言われているのか。
広い範囲の峰々に大規模に道観(観=寺院)が存在している。
武当山の大規模な建築には、歴史的に大きな出来事との関係がある。
明朝の開祖≪朱元璋≫が亡くなり、孫の朱允炆(建文帝)が後を継ぐが、その地位を確たるものとするために、強い戦闘力を持ち先皇からも信頼されていた燕王朱棣を倒すべく出陣~長きに亘る戦いの後に敗れた。
第三代皇帝の地位を手に入れた朱棣(永楽帝)は、封建的な倫理道徳に反した政権剥奪の口実として、これは神様の思し召しであり、道教の聖地である武当山の真武大帝による加護があると言いふらし~北京より多くの技術者を派遣して、武当山に建築群を造った。