北京で太極拳

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現在の功夫は、先人に敵わないか。。。

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中国の武術雑誌≪中華武術≫
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5月号の中、高名な太極拳老師三名による、、、
≪現在の功夫は、昔の功夫に敵わないか≫という文章があったので、要約してみました。

「功夫」。。。この言葉は、広範囲に亘って冠されていたが、、、
書道でも、詩でも、京劇でも、料理でも~その人の技術が高レベルに達した時に「有功夫」と称していたのだが、ブルース・リーが海外で活躍した影響から、時によっては「功夫=中国武術」と認識されるようになった。

かつての中国武術は実戦がメインだったが、、、
現代武術の主流ともなっている套路(表演)は、花架子(綺麗だが、実戦技術が伴っていない)なので、功夫が無いという解釈をする人もいる。

これについて、、、
中国武術も時代と共に変化している。太極拳の現況で捉えるなら、発展的変化という見方もできる。

先人たちは、自身や家族を守る為に武術を学んだ⇒功夫のレベル判断は、その攻撃力に比例していた。
現代では、大多数の人が健康の為に太極拳を学んでいる⇒先人たちに敵うわけがない。しかし、健康という面では、先人たちよりも長寿を得ている。

表演。。。
大会などで演じられる套路は、見栄えの良さが要求されている。高難度動作をこなせる技術=功夫と称することが出来る。

例えば、脚上げを伴う動作。。。
かつての実戦太極拳では、脚は腰の高さを超えなかったし、早く下ろしていた。
しかし、現代、大会に出場する選手たちは、肩以上に脚を上げ~控脚(脚を上げた状態)の時間も長い。
そして難度動作~かつての太極拳家たちには出来ないかもしれない=表演者としての功夫がある。

時代の発展とともに、武術にも変化がある。
各時代毎に各時代の特色があるのは当たり前⇒実戦を基準にして、現代の功夫が過去の功夫よりも劣っていると、一様に判断することはできない⇒「健身功夫」「表演功夫」という二種の判断基準が生まれている。

武術愛好者たち、それぞれ求めるジャンルが異なってきている。
「健康と長寿」、「競技会での成績」、「実戦」
どのジャンルであっても、一定のレベルに達した時、「有功夫」と称されるものとなる。
by takeichi-3 | 2014-05-24 23:54 | 太極拳 | Comments(0)