北京で太極拳

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小周天。。。打通任督二脈

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小周天=任脈と督脈を通す。
中医理論によると、人体の中で、任督二脈は非常に重要な経絡。
明代の医学家≪李時珍≫は、常々、「任督二脈は人体の子時と午時~陰陽交接の場所」と言っていました。

任脈は血(陰)を主宰、督脈は気(陽)を主宰。
打通任督二脈となれば、気血の通りが滑らかになる⇒健康、病気に罹らなくなる。
明代の≪性命圭旨≫では、任督二脈が通れば百脈が通り病に罹ることが無くなると記されています。

武侠小説では、打通任督二脈となれば脱胎換骨(変身!)~
パワーアップすると書かれていますが、実際には、そんな神秘的なことは起こりません。

中医理論から語ると、この二つの経絡は、もともと通っているもの。
故意に繋ぐ~という必要はありません~、

任督脈は人体の正中線上にあり、重要な臓腑器官を貫いている気経八脈の中で唯一ツボが存在する二脈⇒この二脈の気血の通りがスムーズ=健康維持の助けになる。

太極拳学習の際に小周天(督脈~任脈を通す)を意識させる老師もいます。

で、、、改めて、意識するツボなど。
督脈:会陰(提肛によって起動)~命門(お臍を背中に貼り付けるようにすることで開く=立腰)~夹脊or大椎(含胸抜背で開く)~玉枕(後ろ上に引っ張られる位置に~虚領頂頸)~百会まで通す。
督脈と任脈は人中で繋がり~体の前中心線を通りながらユックリと丹田まで下げる。

関節のストレッチ法ですが、小周天を巡らせる効果もあります。




≪おまけ≫
気血水の理論
漢方では生体の変調を気、血、水の三要素の量や流れの障害とみる。血、水は陰に属し陰液とも呼ばれ、気は陽に属し陽気とも呼ばれる。気は陰液の滋養によって機能が高まり、血、水は気の働きにより生成と循環を繰り返す。また人体の機能面を陽気 、物質面を陰液と呼ぶ。

気:地球上に普遍的に存在するエネルギーであり、体内をめぐって生命現象の根源となるものである。また神経系、内分泌系のような情報伝達系の機能に相当する。現象的には自律神経系の異常や空気の停滞などにより引き起こされる病状であり、気の持つ“上昇、変動”という性格に起因する。

気虚:気力が衰え食欲のない状態すなわち胃脾虚の症状である。顔色は青白く光沢がなくだるい、疲れる、昼間の眠気といった脱力感、倦怠無力。

補気: 気虚証の状態を治療すること。

気滞: 体内の気の運行がのびやかでなく体の一部に滞る状態。喉のつかえ感や鬱状態などと関連する。

気逆:気の上衝⇒気が上方につき上がり下方に流れなくなっている状態。のぼせ、ほてり。

気欝:気の上衝に閉塞機転が加わることによって生じる。ものがつかえる、胸が詰まる感じ、イライラして怒りやすい、食思不振、生理の不調などを示す状態。

理気: 気を巡らせ気滞と気逆、気虚を治療する作用。

血:気の一部が液化し、赤色の体液すなわち血液とその代謝産物である。自律的に全身を巡り栄養を与えるが気によってさらに高次の制御を受けている。血の持つ性質は“停滞、下降”である。血は陰に属するので陰血とも呼ぶ

血虚: 血の栄養、滋養作用が低下した結果痩せる、顔色不良、皮膚に張りがない、手足のしびれなどがみられる状態。貧血。

補血、養血: 血虚証の状態を治療すること。

瘀血: 血液が停滞して起こる病態であり、血の停滞性により循環障害を来すことによる。肩こり、動悸、頭痛、顔面紅潮、月経痛など更年期症状、月経異常など女性特有の症状は瘀血による場合が多い。瘀血の状態を取り除く作用を駆瘀血作用。瘀血状態の治療に用いる薬剤を駆瘀血剤という。

気血両虚: 気虚と血虚が同時に存在する状態。気血双補をはかる。

水:無色の体液を水または津液(しんえき)と呼び、血漿、リンパ液、汗、尿などに相当する。水は血から分かれたものであるから“停滞、下降”の性格を持つ。

水毒、水滞:水分の滞りで体液の偏在した状態であり、浮腫、関節腫脹、腹水、胸水などの水分貯留状態と水の排泄異常としての、尿量減少、排尿遅延、などの排尿異常、唾液、鼻汁、発汗過多などの分泌異常に分けられる。自覚症状としては頭重、めまい、口渇、こわばり、下痢、動悸、耳鳴りなどがあげられる。
by takeichi-3 | 2014-11-13 23:55 | 気功:五禽戯・八段錦他 | Comments(0)