太極拳身法の肩と肘への要求について。。。
肩は上肢の根節。中節の肘、梢節の手と繋がっている。
松肩の重要な役割は、全身の力を相手との接点となる手へと伝えること。
例えば、、、肩の力を抜いて拳を握るのと、肩に力を入れて拳を握った時の拳の感覚はどうだろう?
肩に力が入っていると気血の通りが悪くなるので、拳への貫穿感が薄れてしまう~肩の力を抜くと、拳へと連貫する感覚が生じる⇒気血が通うから⇒練拳に松肩が要求されるのは、気血を抹消まで行きわたらせる為。
墜肘=肘先が下向きとなるように保持。
松肩(根節)の力は、肘(中節)を通って手(梢節)へと伝わっていく~ので、肘も松でなければならない~肩からの気血が肘で滞ってしまわないように。
もし、肘が硬だと。。。気血が上方へと逆流してしまう。
肩松、肘沈によって力が手へと伝わっていく。
老拳譜には、「肩松気到肘、肘沈気到手、手心一空、気到指尖」と記載されている⇒肩も肘も上がっている~は、太極拳の原則に違反している。
★肘の先端が地面に接しているよう意識する⇒松(沈)肩と連動。
★曲池ツボを意識すると、肘は自然に下沈する。