北京で太極拳

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中国功夫史:日本武士映画。。。

色々な角度から「功夫映画」を取り上げている、ネット公開動画「中国功夫史」

★日本の時代劇映画を取り上げています~見終えて、「七人の侍」~も一度見たくなりました。



戚継光は、日本刀の技術と使い方を吸収~軍兵たちに訓練した。
日本の沢井健一は王郷斉の元で大成拳を学んだ。
空手の起源は、福建省の詠春白鶴拳。

武術映画の中、日本と中国の交流は数十年に及ぶ。
張徹監督の水滸伝には三船敏郎が出演している。
幕府風雲の中では、胡堅強(武術選手)が中国武術を披露。
ドニー・イェンは、ゲーム鬼武者の中のアクション演出をし。
千葉真一は、日本少林寺拳法の宗師宗道臣を演じ。

中国の武侠映画は寓話的。
武侠は食べることを憂えたりしない~衣服は洗っていないにも関わらず清潔~夜に賊が現れても、衣服&靴は身に着けている~こんな様子は、現実的な日本映画の中には現れない~純白で汚れのない衣服を着ていたり、軽功(飛櫓走壁)、怪力、神秘的な力を使ったりせず、実際的なアクションをしている。

派手な動きではなく、現実的。。。
「御用金」では、高手同士が戦いを前にして~冬の寒さでかじかんだ手を薪の火で温めている。中国武侠映画では絶対に撮らない子細な演出。

日本映画では、武士であっても侠客であっても~戦うシーンの前に、その生活状況が講じられている。

有名な座頭市の職業は按摩だが、不正規の収入を賭場で得ている。
子連れで旅を続けている高手、拝一刀。

彼等は浪人だが、日本の剣客の大部分は武士=公務員=低所得者が多い⇒「たそがれ清平」は、家に帰ると鳥籠を作って売っている。

現実主義の武士映画。。。
武功が高い清兵衛だが、家族の生活を支えなければならない日々の中で腕が錆びついていて~決闘前夜に調整~そして、成功のあかつきには収入も増えるだろうと、思いを寄せる女に求婚。

「切腹」では~貧しさゆえに家族を失った主人公の津雲半四郎。

黒澤明の「七人の侍」~主君がいない七人の浪人たちが、農民の為に山賊と闘う。
食べる為ではなく、拠りどころのない人生に意義を見出す為。五郎兵衛と勘兵衛が初めて会う場面~山賊と闘う為に、命を預ける約束をするが~その理由は「お主の人柄に惹かれた」。

公務員である日本の武士~その階級に応じて経済状況も異なり。
宮本武蔵は、その生涯の殆どを流浪=困難。
大剣客柳生宗矩は、史上最高位の剣術指南~一万二千五百石を与えられている。

後世の人々の評価は~
宮本武蔵の武学、彼を主人公とした著作や映画が多い。
対して、柳生宗矩~悪役として登場⇒「魔界転生」~「武蔵と柳生、どちらの腕が上か?」「既に将軍の剣術指南となって天下に名を知られた者と一介の浪人武蔵」~だが、映画の最後、武蔵との対戦を避けていた柳生宗矩が戦いを決意。。。

一般人にとっては生活が大事。高手たちは、精神の高みを求めている。

寓話的な作品が主流だった中国武侠映画だが、最近は、人間味のある~「葉問」「七剣」「師父」などといった作品も。

現実主義的だった日本武士映画の旧作は、現在の武士映画の参考にもなっている。
by takeichi-3 | 2016-08-06 23:53 | 中国映画音楽 | Comments(0)