呉式太極拳、王培生老師の弟子張耀忠老師のオリジナル養生太極拳≪周天太極拳≫
呉式太極拳の動作を利用して、奇経八脈を通しています。
≪奇経八脈≫
督脈、任脈、陽驕脈、陰矯脈、陽維脈、陰維脈、衝脈、帯脈。
奇経八脈には経水という概念があります⇒経水とは、古典では経絡を流れる気血⇒奇経八脈の流れは十二の正経脈を縦や横や斜めにつないでいる⇒通りを良くすることで養生。
奇経の三つの作用。
①経絡の間の連係補助(十二経脈の間を縦横に交錯)
②十二経脈の気血を調節(十二経脈は大河。奇経は湖)
・十二経脈が血旺盛な時⇒奇経に注ぎ込んで貯蓄
・気血不足→奇経から補填
③八脈は肝腎に隷す。
≪各脈の基本機能≫
■任脈
(1)陰経の海。一身の陰経を総任する⇒陰経に対する調節作用。
足の三陰経は小腹で任脈と相交。左右の陰経は任脈を通じて相互に連絡。
(2)任主胞胎。月経を調節して胎児を孕育。
■督脈
(1)陽脈の海。一身の陽経を総督⇒陽経に対する調節作用
(2)脳と脊髄の生理・病理を反映。脳、脊髄と生殖器官を相互に連絡。
■衝脈
・経脈の海⇒気血を調節。衝為血海⇒主な機能は月経調節。
■帯脈
・各経脈を束ねる。
■陰維脈
・各陰脈を集める(連係)。
■陽維脈
・各陽脈を集める(連係)。
■陰蹻脈、陽蹻脈
(1)左右のバランスをとる。
(2)眼瞼の開閉(目の開閉)。
(3)筋肉の運動制御。