昨日探していた資料は、コレ。。。
北京留学中に会った、陳家溝から北京に講習の為に訪れた老師が、
独自に定義した太極拳の段位。
1.太極操(太極劲等が無く、動作を覚えているだけ)
2.太極拳熟(規範への理解が伴ってくる)
3.太極功夫(用法が伴ってくる)
4.太極文化(生活の中に太極拳が浸透していく)
5.太極拳精神(自分自身の心がユッタリとして寛いだものになる)
6.太極道(神仙の境地=宇宙が入ってくる)
で、、、
調べたかったのは、「太極拳生活化」の段階。
自分が指導している時、、、
「毎日の生活の中に取り込んで下さいね~」と言うと、「時間がなくて~」という返事が大半。
既に、3段階には至っていると思える皆さんなのに、、、
太極拳練習⇒時間を作って、動作を行わなければならないと思い込んでいるようですが、太極拳を生活化⇒日常行動の中に取り込むことができたら、特別に時間を割かなくても訓練可能~(^^)v
★私が実行しているのは、、、
・歩行時、両肩隅を松開して両股関節に落して~肩と股関節の平行&中正を意識して歩く。
・電車で立っている時、軽く爪先立ちとか、足裏をついた状態では土踏まず~で平衡感覚を養う。
・座っている時、肩股を合わせ~お臍を命門に貼りつけ(立腰)~呼吸に合わせて身法を行う。
・就寝時には腹式呼吸~自律神経の乱れを回復⇒睡眠の質の向上&内臓マッサージ効果等も。
★中国の太極拳愛好者たちの工夫は、、、
・歯を磨く時、左右の脚の重心を移動させながら虚歩の練習。
・拭き掃除の時、腰背が手腕を帯動するように~脚部も協調。
・エレベーターの中では、站桩。
・歩行時、要放松、軽松を求める⇒速く歩ける、省力等の効果も得られる。
・リュックを背負っている時、肩放松~荷物の重量を、腰、腿を経て足裏に松沈。
・地下鉄では座らずに、両脚肩幅~平行を維持して站立。車両の揺れに応じて重心調整。
・座っている時、頭を上に~下顎は収めて~頸椎のポジションが整うと、肩が自然放松して下沈~脊柱が節節貫穿しながら松開~提肛⇒身法を体感⇒内功(気、血の運用)を養う。
★以前、友人の一人は、野菜を刻む時には流し台に足を乗せて圧腿~結果、全国大会で一位を獲得。
なんてこともありました。。。(#^_^#)