移動中、北京で習った規定孫式の套路を復習しようと本を読み始めていて、“アレッ?!”と、、、
タイトルを確認し直したら、“教え方と学び方”が書かれている本でした。
で、教え方の部分に気付かされるところが多かったので、、、
1)解説
①先ず、その拳式の特徴を解説する。
②動作名称⇒方法と基本的要求⇒要領と気をつけるべき点⇒用法
2)手本
①その日に行う動作をユックリ表演⇒分解しながら口令表演⇒連貫を重視して普通に表演
②左右反対(鏡)となる動作を出来るようにしておくと、生徒の動きを観察しながら動ける。
③生徒の掌握度を鑑みながら何度も繰返す。時には間違った動作を真似して注意を促す。
3)組立て練習
①生徒は、コーチの動きが見える位置に配置する。
②単式練習から始める⇒いくつかの動作を繋げる⇒段ごとの動作をにする⇒全套を通す。
③練習に先立って、練習中に注意を払う点、会得して欲しい点を明確にする。
④間違った動作が身についてしまうと直すのが大変になるので、一つ一つの動作の理解がないうちには次に進まない。
⑤一旦、全套を覚えた後、拳式による特徴や要求を考えながら分段、全套動作を練習する。
その際、連貫協調、形の正確さ、自然に繋げ、意識を継続させる。
⑥生徒のレベルが上がってきたら、お互いにチェックをさせることによってレベルアップを図れるようにする。
⑦練習中に正しい動作が出来た時には、「イイです」とか「正しいです」と声をかけ、生徒自身の正しい動作への感覚を明確なものにさせる。
4)間違いの修正
①動作への認識が深くない生徒に対して、正しい動作を見せながら何度も注意を促す。
②グループレッスンにおいては、同じ間違いをしている人が多い場合は停止させて直す。1~2人だけが間違えている場合は、各々に注意を与える。
以上、とても参考になりました。m( _ _ )m