北京で太極拳

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泰山(中国)。。。


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“富士山”と中国の“泰山”が姉妹山になるという噂が、、、

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“泰山”って???
中国・山東省にそびえる泰山は、道教の聖地とされ、ている「五岳⇒東岳泰山、西岳華山、南岳衡山、北岳桓山、中岳嵩山」の中でも最も尊い山とされてきました。秦の始皇帝以来、歴代の皇帝たちが、ここで「封 禅」(ほうぜん)と呼ばれる祭祀を行ってきたことでも知られ、「中国人なら人生で一度は上りたい山」と言われるほど。ご来光を拝もうと山頂を目指す人々の 姿が絶えません。
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標高1524mの泰山は高い山といえませんが、五岳の中で最も東に位置しているので、東方を重んじた中国古代思想から歴代皇帝たちは山頂で天を祀り(封)、山麓で山の神を祀り(禅)ました。


で、で、、、
その昔、子供のいない夫婦が泰山に暮らしていました。彼らが100歳にもなろうかという頃になってようやく子供が授かりました。喜んだ夫婦は子供に“宝生”という名前をつけて可愛がっていたのですが、宝生が7歳になるかならない頃に相次いで亡くなりました。毎日、泣きながら一人暮らしていた宝生を通りすがりの和尚が見つけて寺へと連れ帰りました。

寺での暮らしはとても辛く、朝は暗いうちにおきて水汲み。それから炊事、洗濯、の雑用をこなし眠りにつくのは深夜。それでも、和尚は宝生の働きに満足せず、怒鳴ったり叩いたり。

そんな或る日の朝、まだ暗いうちに泉に水を汲みに行くと、どこからか声が聞こえてきます。「お~い。」と呼ぶ声に振り向くと、そこには赤ら顔をした赤い胸当てをつけた子供が立っていました。
「ねぇ、遊ぼうよ。」と誘われますが、「そんなことをしたら和尚サンに怒られる。」と、、、「知ってるよ。僕も水汲みを手伝ってあげるから、少しなら丈夫だよ~」と、、、

お寺に来てからは子供らしく遊んだことがなかった宝生にとって、この少年“通紅”との楽しい一時が生まれました。

ある朝、遊びに夢中になり過ぎた二人がふと気づくと、空は、既に明るくなっていました。
「大変だ!」と大急ぎで寺に戻ると、「今まで何をしていたんだ?!」「あの、水を汲みに行っていました。」「水汲みに、いつからそんなに時間がかかるようになったんだ?この嘘つきが!」と和尚は宝生耳を思い切り引っ張って、頭を何度も柱にぶつけました。

泣く泣く宝生は、朝に会っている少年のことを話しました。
話しを聞き終わった和尚は、「この奥山にそんな少年が???ふ~む。噂によると、この山には千年ものの人参が生えているという噂があるが、、、どうやらその子は人参の精に違いない。」

と、翌朝、そっと宝生の後をついて行った和尚は、通紅が現れるなり捕まえてしまいました。
「さ、早く鍋に湯を沸かして、こいつを茹でるんだ。」

和尚に言われるまま、宝生は仕方なく従います。
「そうだ、不老不死になるという噂があるこの人参、親戚の者にも分けてあげるとしよう。いいか、ワシが帰ってくるまでは絶対に蓋をあけるんじゃないぞ。」と言い残して、山を下って行きました。

和尚がいなくなると、鍋の中から声が聞こえてきました。
「鍋の蓋を開けて~」と、宝生が蓋をあけると同時に通紅が飛び出してきました。そして、赤い胸当てを脱いで鍋の中に放り投げ、、、「コレで大丈夫!僕は千年人参の精だから心配しなくても大丈夫だよ。それより、和尚が帰ってくる前に早くその鍋の中の汁を飲んで、それから残りの汁を寺の周りに撒いてしまいな。きっと、君を守ってくれるから。」

不思議に思いながらも、着物を煮込んだ汁を飲んでみると、とても甘くて美味しいものでした。
それから、大急ぎで寺の周囲に残りの汁を撒きました。

その頃、親戚共々山を登り始めた和尚が上を見上げると、寺の周辺に雲が立ち昇り寺を持ち上げながら上空へと向かっているところでした。

慌てた和尚が、「お~い。待つんだ!何処に行くんだ~!」と叫んでも、雲は寺と宝生を乗せたまま、どんどん上空へと~

なんていう、“雲に懸かる寺”などという昔話も残っています。m( _ _ )m
by takeichi-3 | 2007-11-05 23:46 | いろいろ | Comments(0)