今日、朝からヤフー中国のトップを飾っている写真です。
これ、昨日紹介した「春運」で混雑する広州駅を警備している軍人さんたち。39時間連続の労働に疲れきってしまい、次の指示が出るまでの僅かな時間を利用して、立ったまま眠っているところだったそうです。
民族大移動の「春運」
この22日前後には、第二のピーク(学生や工員が戻る)を迎えます。
「体悟と松静は、太極拳を学ぶ大切な要素」
という文章を見つけました。
“太極拳の練習中、自身の動作の誤りを自ら冷静に発見できる”は、最高の上達方法です。
それを可能にするためには、“体悟=内劲を自身で感じることができる”が必要になります。
そのために必要な第一の要素が“放松”
放松は、動作の過程における一つの手順(身体調整の手段⇒放松が出来ていなければ、次の段階に進むことが困難)であって、目的ではありません。
放松の中には二つの意味が含まれています。一つは意念の放松。一つは身体の放松。
放松が出来ていない時に身体に表れてくる誤りは、
「緊張」(身体が強ばっている)⇒身体が緊張していると気持ちも緊張してしまうので、冷静沈着にはなれない。
「軟」(身体がグニャグニャしている)⇒気持ちも萎えてしまい心理的飽満にもなれず、それに伴い身体は萎縮して無力になって飄(フワフワ)とした中味の無い動きになってしまう。
放松が出来ている⇒練習時、神経を全身の関節と筋肉に集中(意識を通す)させて松開放展を行い、靭帯を拉開させる⇒協調一致へと導くことができる。
こういった過程(意識を通す)を経ることによって、太極拳の軽松、貫串、協調一致といった太極拳特有の運動理念を身体で実現することが可能になるのです。
「意識を通して~」と注意されると、“相手を押し倒そう”という感情を全面に出してしまう人がいますが、“意識を通す”⇒相手を推す場合、自分自身の力が踵から膝、股関節、腰、肩、肘、手へと流れていくことを丁寧に体悟把握していく作業も含まれています。