北京で太極拳

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立春。。。今日も中国映画


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“香川照之”が中国映画祭で助演男優賞を受賞した“暖=邦題:故郷(ふるさと)の香り”に主人公の“暖”役で出演していた“蒋文莉”主演作
“立春”が明日から上映されることになったようです。
http://ent.sina.com.cn/f/lichun/index.shtml


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f0007580_23431648.jpg内容は、
芸術に関わる六人六様の物語。

美人女優として評判が高い蒋文莉の変身ぶり(15kg増量、肌も荒れて別人のよう)が話題になっています。

ここ最近の中国映画は現実社会に目を向け、一般市民を描いた作品が多くなっているとか。
“投名状”は清朝の下層階級を“集結号”は、解放戦線の一兵卒を。。。
この映画の監督を務めた“顧長衛”が初めて監督した作品“孔雀=邦題:我が家の風景”は、やはり庶民の暮らしを描いています。

今回の“立春”も、観客の胸に切実な痛みを投げかける作品だそうです。

f0007580_23434830.jpg地方の音楽教師“王彩鈴”。その容貌は嘲笑をかうほど。けれど綺麗な声の持ち主。歌劇への思い捨てがたい彼女は、地方の町では理解して貰えない歌劇に出演する為に北京に出ることを夢見ている。

f0007580_23503650.jpgそこに、田舎出身で不治の病に罹りながらも、コンテストで優勝したいという農村出身の少女“高貝貝”に出会ったことにより、自信の夢を諦めて彼女の援助を~

そんな“王彩鈴”を軸に、親友やその恋人たちが絡み展開していく物語。

タイトルの意味は、
“どんなに辛い冬であっても、“立春”に至れば、冷たい風が強くとも春は近い。”


映画に対するコメントです。

全ての人はそれぞれに夢を持っています。
キング牧師の“私には夢がある”という演説はアメリカの人々、大統領にさえ感動を与えました。
けれど、普通の人々の夢にはこのような崇高な願いはありません。
彼らが関心をもつことといえば、日常生活。例えば衣食住を満足させるとか、家や車や家族に関すること。

そんな普通の人々の中にも、自分自身の平凡さに甘んじることなく、世俗社会に妥協することなく、芸術の高みを求めながら、現実との境目で歯を食いしばるように生きている人がいます。

この映画、“立春”の登場人物たちは、誰もがそれぞれの理想に悪戦苦闘しています。
王彩鈴は何度も北京へと脚を運び。他の登場人物たち。何度も美術学校の試験を受けたり、バレエの動作を何度も繰り返し踊っていたり。
けれど、そんな歳月の後、脆くも妥協への道を選んでいく。
養子を育てる為に肉を売ったり、都会から帰京して結婚紹介所を開き金銭を騙し取ったり、刑務所に入れられたり、誰れ一人として理想を叶えた登場人物はいません。けれど、彼らがその理想を追求し続けたとして、彼らの手には何が残るのでしょうか?


6月に一週間程度、北京に行く予定なので、その時に、DVDが出ていて欲しい映画です。
by takeichi-3 | 2008-04-10 00:02 | 中国映画音楽 | Comments(0)