来日中の中国人老師に、滞在の日々の気分転換にと周星馳“西遊記”のVCDを貸し出し、、、
「あの映画は、どこの国が作ったものだ?」と、、、
「え~と、中国だと~」
「そんなことはない。中国人が、こんなデタラメな内容のものを作る訳がない!」とご立腹。
で、こんな感じなのですが、、、
http://jp.youtube.com/watch?v=xdwKXcvJMQ8&feature=related
これは、「慈悲にあふれた和尚さま、どうか私を自由にして下さい。」と、逃げ出そうとする周星馳に対して、三蔵法師が、「西経を手に入れる手助けをできるのは、お前しかない~私の身代りに魔物に食べられたとしても~、魑魅魍魎と闘って、その身が犠牲となったとしても~、決して無駄ではないから、怖れることはない~」と説得している場面。
西遊記といえば、中国が誇る名作。
高齢&真面目な老師。原作の変形に我慢がならなかったのでしょう。。。((((^^;
こちらは、同じシーンを利用して撮影された飲料メーカーのCM。
http://jp.youtube.com/watch?v=OSmisAWqxCQ&feature=related
さ~て、太極拳学習も、いよいよ第三段階突入。
で、これが意外に長くて~。。。
今日は半分ほど。m( _ _ )m
第三段階
套路練習を通してでも劲や化劲の方法を知ることは可能です。
“劲”とは力の運用=“劲力”。
劲を知る=太極拳の力の特徴を知ること=力の使い方を知る。
第三段階において重点をおいて練習しなければならないのは、劲力の完成=内外の統一。先人たちは、これを“練意、練气、連力”功夫と称しました。
套路練習にあてはめて説明するなら“劲力完整”とは動作の経過において、「力量連綿不断、剛柔相済」&「内外统一⇒意念、呼吸と動作の協調」であること。
これらを認識体得するには、練習を積み重ねる以外にはありません。
(一) 虚実分明、剛柔相済の中の矛盾
太極拳は矛盾が転換を繰り返す(虚実の変化)内外相随の全身運動です。
例えば、「動作の終点=始点」、「静が動を産み出す」、「実は虚への過程動作」となります。
動作の一部で説明するなら、体を支えている足は実ではあるけれど静。支えられている足は虚ではあるけれど、転換の要素を含んでいるので動。動作名称の用法を表現している手は実。補助ではありながらも均衡した力を発揮している手は虚。力を発揮(剛)しようとする時には放松(柔)でなければならない。例えば、筆で字を書こうとする時に、掌に力を入れて握りしめていると書き難くなるのと同じです。
虚と実、剛と柔、の対立と統一を理解することによって、太極拳の全ての動作の中に存在する運動転化過程(虚と実が関連を持ちながら変化を遂げているこことや、動作の終わりに身体を緩ませることによって、体の関節や筋肉が自然に次の動作へと移行していくことを体得することが可能になります。“虚中有実,実中有虚”は、筋肉を駆使した力では理解できない状態です。
太極拳の全ての動作の中には、どの瞬間にも相反する力が存在しています。
白鶴亮翅で腕を上にあげたい時には、肩・軸足の股関節を沈める力を利用するとか、“攬雀尾”のリーで、相手を下に沈めるには、前股関節を沈めるだけではなく、頭を上げる力も利用するとか、、、このような感覚は、自分自身の身体を使いながら、さながらパズルを解くように繰り返すことによってのみ体得が可能となるのです。