北京で太極拳

takeichi3.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

中国武術の“破四旧”時代。。。


f0007580_23232880.jpg
実在した、タイの伝統楽器“ラナート”奏者の映画“風の前奏曲”

主人公の晩年。国による旧文化粛清の中、
「木はしっかり根を張っていればどんな嵐にも耐えられる。根を大切にしないでどうやって生き残るのですか?」と語る言葉を聞きながら、、、

中国武術も文革の頃には、“破四旧=旧思想・旧文化・旧風俗・旧習慣を打破せよ“として弾圧されていた時期があったなぁ~と、、、

f0007580_23303495.jpg
全ての価値観が覆された文革の「破四旧」運動。

「武術を練習してはならない」、「武術を説く者は皆、悪い人間」といったスローガンのもと、仏教、京劇、水墨画などと同様に、中国武術にも苦難を強いられたの時代がありました。
表立った活動が禁止されていた為、夜中、人々が寝静まったのを見計らっての練習。
このような苦労を重ねながら、武術家たちは、水面下で祖より伝来されてきた貴重な宝を失うまいという努力を続けてきたのです。

「私は歴史に名を連ねるような罪を犯したわけではない。“私がやらなければ武式太极拳は存在しなくなってしまう。私の代でそれを失ってしまったら、死んでも死にきれない。ただ、そんな思いだけで行動していたのです。」
l991年8月2日。72歳でこの世を去った武式後継者李锦藩老師の言葉ですが、他の多くの武術家たちも同じ思いでこの時代を過ごしていたのでしょう。
by takeichi-3 | 2008-10-22 23:45 | 太極拳 | Comments(0)