中国で知られている五谷雑糧の効果。
元気をつけようとする時、人は一般的に肉を連想しがちですが、私たちが普通に食べている五穀雑粮も捨てがたい効果を持っています。中医には“薬食同源”という言葉があります。五穀には薬性(病気を防ぐ)、経済負担が少ない、副作用がないといった利点があります。
米、又はモチ米:
益气を養う。脾と胃を健やかにする。室内の暖房や空気が乾燥している冬季、朝夕お粥を摂ると口の渇きが治まる。
粟:
脾と胃に作用する。脾と胃の熱を摂る。体力が衰えている時に摂るのが良い。粟粥を煮ている時に浮かんでくる俗称“米油”には栄養が豊富に含まれている⇒“米油は人参湯に値する”
小麦:
脾と腎を養う。精神を安定させる効果がある。不眠症の人は小麦、大米、枣を一緒に煮て粥にすると良い。小麦によってつくられた麸には多くの食物繊維が含まれているので、高脂蛋白血症、糖尿病動脈硬化、老年性便秘、結腸癌などを予防する。
玉米:
脾と潤い。胃、益気効果がある。血液循環を良くする。トウモロコシに含まれるアミノ酸には酸化防止作用があり血管の汚れを払拭してくれる。高血圧防止、冠心病にも積極的に作用する。それ以外にも、利尿作用、低血糖作用があるので糖尿病患者には適した食品。アメリカ人科学者による「、トウモロコシを食べると脳細胞を刺激して記憶力を増強させ、その上、黄体素と玉米黄質が老年に多い眼病である黄色斑性を予防する。」という研究発表がある。
大豆:
脾に作用する。脾と胃の虚弱者は常食すると良い。豆腐を始めとした大豆加工食品があるのが、全てに効果がある。豆腐には寛中益气、清热散血,痰热咳喘、伤风外感、咽喉が腫れている人が食べるのに適している。