北京で太極拳

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2017年 05月 11日 ( 1 )

白鶴亮翅。。。沈肩墜肘・含胸抜背

≪白鶴亮翅≫
腕を挙げる時、肩も上がってしまいがちですが、、、
24式⇒左野馬分鬣から、左掤左盼(抱球)~右掤右顧~定(左採、右は列でも挑でも随意)。
定式時、内気の沈みで腕が挙がる⇒沈肩墜肘・含胸抜背は外形だけの要求ではなく内劲も働く。
というような理論の解説と実践~が、昨年の中華武術大講堂理論班の学習内容だったそうで、、、
類似する資料を探していたのに~急用が出来て~以前に訳していたモノで。。。(((((/-_-)/


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太極拳各派の白鶴亮翅の用法ですが。。。
前半に絶招(奥の手、得意技)の解説も。。。




(崔仲三)
人はそれぞれに身体条件などが異なっています。それぞれが練習を積み重ねることによって一番習慣化している技。例えば、右手の撇拳であっても左手の掌法でも~一番多く行うことによって、敏捷に動ける=効果がある⇒絶招(奥の手、得意技)

(陳小旺)
同一の練習方法であっても、各人の身体や考え方の違いで技も変わって来ます。
例えば、陳式12代陳敬柏の得意技は肱打ち。第15代陳耕耘の得意技は迎門靠。
絶招は他人には教えません⇒相手に取得されてしまうからです。
絶招は、練習を積み重ねて各人で見つけ出すのです。
歩幅が大きい、小さい。姿勢が高い、低いなどは、臨機応変で構いません。大切なのは本能に影響されないこと。太極拳の規矩に従った本能の発揮としなければなりません。


白鶴亮翅は、誰もが知っている型ですが、、、
陳式では“白鵞亮翅”と呼ばれています。第16代陳金在は「陳氏太極拳図説」の中で、「白鵞が伸びやかに翅を広げている形」と書いています。

陳、武、孫、和式⇒白鵞亮翅。楊、呉式⇒白鶴亮翅。
用法も各流派それぞれです。

(武式)
定式は、こうです。
腕を上に挙げると同時に、下に松沈します。
相手が右拳で打ってくる。私はこの手で相手の腕を持ち上げます。
どうして?制しているのは肱関節。こうすると、彼は上から打つことが出来なくなるからです。
肘関節を制すると同時に、腰を回しながら前に腿から脚を出します。それを利用して、手を交換します⇒右手で相手の腕を更に上げて脇を開けてから攻撃を始めます。
打ってもよいし、下方の按、踵からの発力を利用して整体(一動無有不動=六合)の力を使って前に推す。

腕は旋転による円運動を利用すれば、省力が可能になっています。
螺旋運動は大切です。腕が回転(捻)していない=“硬”となります。

套路練習の中で取得するには、実際にはいない相手を想定しながら行います⇒意念を使う⇒意と気を一致させる事は必須です。

(孫式)
相手が打ってきたのを受けて、私は小さな円を描きながら相手の力を“化=無”してから、相手を推します。これが孫式の白鵞亮翅です。

以降は、画面の動きで分るかと思うので、補足で~(#^_^#)。。。

(楊式)
両腕の用法にプラスして、虚歩の使い方も説明しています。

(呉式)
上半身を前屈させたり捻じったりは攻防も考慮しているが、身体の養生鍛錬(易筋経などで見られる動きです)をもしている。私の老師(楊禹廷)は、「攻防ではなく劲を語れ」と言っていた⇒相手の力を化(無)する身体の使い方。
by takeichi-3 | 2017-05-11 23:54 | 太極拳理論 | Comments(0)