北京で太極拳

takeichi3.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

2017年 07月 14日 ( 1 )

週末は中国映画。。。唐卡(チベット仏画)

唐卡(チベット仏画)を題材にした中国映画。。。



唐卡画家の頓珠。
厳しく伝統を守っている~女性の弟子入りは、希望があっても受け入れない。
周囲には隠していたが、自身の目が間もなく見えなくなることを自覚していた。
父を尊敬、後継者となることを望んでいる息子の巴桑。その作品は西洋画を取り込んだ斬新な風格。息子の絵に価値を認められず~近々開催される唐卡展に二作の参加を請われて~祖先に祈りをあげていた時、祭壇に置かれた上質の赤砂(絵の具)を見つけ~代々伝えられた技術を後継するに値する者を探しに行けという先祖の意思と判断。旅に出る。

モンゴルの高原で出会った男は、母親と盲目の娘の面倒を見なけらばならない情況から家を離れることはできず~代わりに、両腕を失った弟嘎嘎を連れ帰る。

キャンバスに絵は描けず、塑像に励む嘎嘎。
巴桑のアトリエで見つけた女性のスケッチ。そこに描かれていたのは、盲目の娘の手術代を稼ぐ為に家を離れた兄嫁~義姉さんが、この街にいる。。。

嘎嘎がモデルを気に入ってスケッチを盗んだと誤解した巴桑は悪戯をしかけ~傷ついた嘎嘎が家に帰ろうとした時、師匠が弟子たちに話している故事を聞く。

仏が、寺院の梁に巣を張っていた千年に亘り香に焚かれたことで仏性が芽生えた蜘蛛に尋ねた。
「この世の中で、一番価値のある物は?」
「手に入れようとしても手に入れられない物。失われてしまった物」

その数日後、風が一滴の露を蜘蛛の巣に運んできて~蜘蛛は露に恋をした。
暫くして、再び大風が吹き、露は吹き飛ばされて~蜘蛛は悲しんだ。

仏が再び現れ、千年前と同じ質問をしたが、蜘蛛の答えは同じだった。
「お前は、一度、世間を見てきた方がいい」と仏に言われ、蜘蛛は投胎。
官僚の家の娘珠児として生まれ~新科状元の露に一目惚れするが、皇帝の命により草太子に嫁ぐことになる。同時期、状元露は風王女と婚姻することになり、絶望した珠児は、薬を飲んで命を絶つ。

仏が蜘蛛に言うには、状元はあの時の、風によって運ばれ~去って行った露。
元々が風に属している。草太子は?寺院に生えていた草。永い間、黙々と、お前を見続けていた。
お前は、一度として、下を向いて彼に目をやったことなどないだろうが。。。

「この世の中で、一番価値のある物とは?」
「今、私の、この手の中にある物です」

その話を聞いた嘎嘎の手には、師匠より託された朱砂と印。
「師匠、私は絵を描こうと思います」
「どうして?」
「空白を埋め尽くしたいのです」
その言葉は、師匠が自身の師匠に告げたのと同じ言葉。

作品を描き始めた嘎嘎だが、いつまで経っても菩薩の目を書き込むことが出来ない。
師匠の息子が嘎嘎の姪の目の手術を助け、家を離れている時に展覧会に出品する絵を早く送るようにという催促が。

三年かけた、師匠最期の大作~を期待する弟子たち。が、目を悪くしている師匠に描けた物は~それを事前に見ていた嘎嘎は、「師匠の絵が素晴らし過ぎて~」という手紙を残し、絵を持ち去る。

「嘎嘎が絵を盗んだ」と騒ぐ弟子たちに、「私に代わって絵を運んでくれたんだ」という師匠。
by takeichi-3 | 2017-07-14 23:58 | 中国映画音楽 | Comments(0)