北京で太極拳

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2017年 07月 17日 ( 1 )

一路走好。。。劉慶洲老師の推手

f0007580_23275427.jpg北京から、知り合いの老師の訃報が届きました。
劉慶洲老師(左から二番目)~推手高手。

20年位前~初めて訪中訓練に参加した時の写真。
この時は、24式太極拳を習いましたが、その後、幾度か推手を学ぶ機会もありました。

鉄のように重い(綿裏鉄)かと思うと、羽のように軽くなる~変幻自在な推手の感覚。体が覚えています。

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北京留学中にも、度々、老師の指導を受けていて。
その想い出を探してみました。。。


★2005年。。。
今日も朝早くから、太極拳の練習に行って来ました。
午前七時前に出発、目指すは故宮の東側にある“労働人民文化宮”。毎週日曜日に“劉慶洲老師”が、ここで北京の人たちに太極拳を教えています。

まだ暗い中を学校前からバスに乗り込み、それから30分、乗り換えの西単に着く頃にはすっかり明るくなっていました。 天安門東で地下鉄を下り、8時前に練習場所に到着。皆、推手の準備運動をしていました。それを見た瞬間、思わず“ラッキー!”と思ってしまいました。だって、劉老師の推手は最高なんです。

今日は、はるばる日本からやって来たお客さま待遇~長い時間、相手をして頂きました。(^^)v
内容は、“単掌平円”と“双掌”。とても疲れました。それも脚ではなく腕が。。。
日本で推手を習う時、一般的には「力を抜いて~」と言われます。それなのに、今日の練習中、劉老師はず~っと、推す時に重さを出して来るのです。(⇒力が入って硬いのとは違う)そのせいで、私に余裕が無くなってしまったようです。

それにしても、推して来る相手の力が感じられる練習は、自分で自分のモロイ部分が直ぐに分かるので、とても勉強になります。相手が動いた瞬間には対応していないと遅い、というのが明確に理解出来ます。


★2007年。。。
先日、学校で習った私の四正推手をジッと見ていた劉老師が、
「この推手は楊式じゃなくて陳式だから~用法が違う。」と言っていました。
ちなみに、陳式推手は拿掌を多用。楊式は棚と発がメイン。呉式は柔らかい力で化すが特徴。
※北京体育大学太極拳班では、黄康輝老師(陳式)の指導を受けていました。

で、で、、、“単掌平円”
円の外側から胸を目がけて推してくる相手の手が胸前に至った時に、“含胸”となるのですが、相手をしてくれた中国人生徒さんが、胸前になると一瞬力を入れてくれるので、とてもタイミングが分かり易く勉強になりました。

ひたすら力を抜いてしまって、軽くて柔らかい方が良いと考えられがちな推手。
適度な力を加えることによって、理解が早まるようです。


★2008年。。。
以前、劉慶洲老師は、「例え1mmのズレであっても、私には分かります。」と言っていました。

推手講習会の時、劉老師が相手をしてくれたことがあります。
私がちょっと推した次の瞬間(5cmも動いていない)~バランスを崩され、これ以上進むと倒れるので動けないという~まるで、崖の際に立っているような感覚を味あわされました。

実際に相手を倒さずとも、相対している同士の内側では勝敗が明確~が理解出来ました。


★おまけ。。。宗維潔老師との推手。
推そうとすると、老師は本気になって抵抗したり~するので、少しも推すことができません。
「私が力を入れたほうが、柔克剛の練習になるでしょ?」
だそうです。(T_T)...
by takeichi-3 | 2017-07-17 00:22 | Comments(0)