北京で太極拳

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2017年 11月 13日 ( 1 )

体幹について。。。

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f0007580_22502166.jpg週二回、体幹トレに通っている新宿。
最近、ゴジラヘッドが、ガードの向こうに見えることに気づきました。周辺にはゴジラバスも走っているし~ちなみに、中国語では「哥斯拉」


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太極拳も~
体幹を活用しています。今日は、西洋的な体幹の重要性を色々。。。


★体幹の構造。
体幹とは人間の体のどの部分を指すのでしょうか?それには、いくつかの説があります。

①骨盤、背骨、肋骨(胸郭)、肩甲骨。
これらの骨格を基礎とした胴体部分のこと。
人間の手足と頭を除いた胴体部分を、大まかに「体幹」と言っています。

②腹腔を囲む部分。
腹腔というのは、人間の骨格の中でお腹の部分をいいます。
肋骨と骨盤の間で、がらんどうになっていて~胃腸など腹部臓器を収めている部分です。
骨がないので、体壁や筋肉が内臓や体を支えています。
腹腔は4つの筋肉に囲まれています⇒◆腹横筋、◆多裂筋、◆横隔膜、◆骨盤底筋群。
これらの筋肉はいわゆる「体幹深層筋(インナーマッスル)」と言われ、腹腔を上下左右から囲んで内臓を支え、また腹圧を高めることで背骨を支えています。

③胸郭と骨盤と背骨、その中の臓器とその周囲を取り巻く表層、深層の筋肉を含む空間全体。
これは、ピラティスの考える体幹の定義です。心臓や肺、胃腸などの臓器は、私たちが生きていくためには健康で正常な働きをすることが第一。その為には臓器は所定の位置になくてはなりません。 臓器を所定の位置に収めるには、その周囲の骨格や筋肉が正しい位置関係(アライメント)を保つ必要があります。

★腹圧を高めて内側から背骨を支える。
脊柱を支えているのは背筋や腹筋だけでなく腹圧も大きな働きをしている~ということが分かったのは比較的近年の研究によります。そして腹圧を高める筋肉の働きも分かってきました。

昔から、力をしっかり入れる時に「腹に力を入れろ」とか「丹田に力を入れろ」とか言いますが、それはこの腹圧を高めることを指しています。中間層の筋肉を使って腹圧を高める力の入れ方は、お臍の下を引っ込める感覚です。ワンサイズ小さいズボンやスカートを履くときに下っ腹をひっこめますよね?あのイメージです。この時に腹横筋、横隔膜、骨盤底筋群が一緒に働いて腹圧が高まり、内側から背骨を支える力を強化するのです。いわゆる“体幹のインナーマッスル”という場合、この中間層の筋群に横隔膜と骨盤底筋群を加えた、腹圧を高める筋肉を指していることが多いようです。これらの機能が低下すると姿勢が悪くなり、腰痛になるリスクが高まり、スポーツなどのパフォーマンスは落ち、身体機能全体が低下していきます。

深層:脊椎可動域の制御 / 神経-筋伝達( 背骨の動きを脳に伝達)。
深層に分類されるのは、背骨とそこに付随する椎間板や靭帯、また背骨から背骨にまたがってついている小さい筋肉等⇒◇ 椎骨、◇ 椎間板、◇ 靭帯、◇ 深部筋群(横突間筋・棘間筋・回旋筋)。

深層の働きは、主に次の二つです。

①背骨をつなぎとめる。
背骨はブロック状の椎骨で構成されますが、椎骨と椎骨の間には絶えず前後、左右、捻じれなどの負荷がかかっています。これを剪断力といいます。この剪断力に対抗して背骨を物理的につなぎとめているのが、靭帯や小さな深部筋群などです。つまり背骨というブロックがバラバラになったり、ちぎれたりしないように滑り止めの役割をしているのです。

②背骨の位置や動きを感知し、姿勢や体の動きを調整する。
また、靭帯や小さな筋群には、背骨の動きや位置を感知する固有受容器という器官があり、センサーのような働きをしています。 受容器(センサー)が感知した情報は脳(小脳・大脳)に送られ、姿勢を調整したり、身体全体の動きを調整したりしています。


★体幹トレーニング⇒胴体のトレーニング。
腹筋トレーニングではありません⇒胴体をトレーニングするとはどういうことか。。。
例えばクレーン車やショベルカーなどのアームが自由に動かせるのは、本体がどっしりと安定しているからです。そして人間や動物に言い換えると、クレーン車の本体が胴体=体幹にあたります。この
胴体=体幹が安定しているからこそ、クレーン車のアームにあたる四肢=手脚を自由自在にコントロールできるのです。しかし人間が運動する時はクレーン車のように常に静止しているわけではありません。体幹トレーニングとは「動きの中で安定した体幹を維持するためのトレーニング」なのです。 激しい動きの中でも体幹の安定を維持できれば動きにムダがなくなりスピード、パワーも向上します。

★柔軟性と体幹
四肢を動かした時に体幹の安定性をキープするには、二本の腕と体幹をつなぐ肩関節・肩甲骨と、二本の脚と体幹をつなぐ股関節、これら四つの関節周辺の筋肉の柔軟性が重要になってきます。
例えば肩・肩甲骨周辺の筋肉の柔軟性がないと、腕を動かした時に体幹がぶれたり傾いたりしてしまい安定性が崩れます。同様に股関節周辺の筋肉の柔軟性が低いとやはり体幹がぶれたり傾いたりしてしまいます。つまり、肩関節・肩甲骨周辺と股関節周辺の柔軟性が安定した体幹を生むのです。これらの柔軟性がなければ、軽快でパワフルな動きはできません。

さらに、体幹には「力を伝える」という役割があります。
例えば、体幹=胴体の諸筋肉、特に腹筋群、背筋群、そして肩・肩甲骨周辺をコントロールする大胸筋・広背筋・僧帽筋、股関節をコントロールする大殿筋・中殿筋、腸腰筋などの"体幹筋"の筋力が弱いと、体幹が歪んでしまい力を伝えることができません。
by takeichi-3 | 2017-11-13 23:59 | 太極拳理論 | Comments(0)