北京で太極拳

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カテゴリ:気功:五禽戯・八段錦他( 184 )

八段錦/第四式五労七傷往后瞧。。。改めて

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八段錦。。。第四式≪五労七傷往后瞧≫
動作は簡単なのに、理論は複雑。




五労(疲労)
①久視傷血
長く目を使っていると血が傷つきます⇒肝は臓血の主⇒傷目、傷神、傷血。
この動作では、見るということが大切です。

②長臥傷気
いつもゴロゴロしていて運動不足だと、気の運行を妨げます⇒肺は気の主。
最近の人は夜更かし傾向にありますが、、、ある人が尋ねてきました。
「夜寝なくても、昼間に寝ていれば大丈夫?」
これはとても身体に体に悪いことです。一日の内には陰陽があります。昼間は陽、夜は陰。
中医では「天人合一」ということを大切にしています。天地の気が変化していく時には私たちもそれに従わねばなりません。天地が目覚める時=陽の気が活動を始める⇒私たちも活動を始める=天地合一な生活となります。もし、夜に眠らない=天地が収まっている時に活動していたり、天地が起きている時に眠っていたり⇒天地のリズムに逆らった生活は身体を傷めます。

③長座傷肉
脾主肌肉⇒肉を傷めると脾臓も傷みます。
ずっと座ったきりで動かずにいると脾臓にも悪影響を及ぼします。「調理脾胃須単挙」でも語りましたが、運動不足が続くと筋肉が衰えて力が失われていきます⇒湿気が生じるようになり、脾胃に疾患が生じ易くなります。

④久立傷骨
長く立ち続けていると骨を傷めます。骨の痛みは腎に悪影響を及ぼします。
腎は思考にも深く関わっています。腎の活動が衰えると脳に栄養が行き渡らず精神疲労を誘発します。

⑤久行傷筋
長時間歩き続けたりすると筋を傷めます。普段は運動しないのに、いきなり5kmも走ったり~は筋肉を傷めます。筋肉の主はどの臓器でしょうか?⇒≪肝主筋≫=肝臓を傷めます。

五労⇒五臓(心、肝、脾、肺、腎)の傷みを指します。
≪五労七傷往后瞧≫の動作ので、「後ろを見る」~には五臓を整える効果があります。
頸椎の鍛錬になるという人もいます。そして、腕を後ろに捻じる時、背中は自然に挟脊となります。この挟脊運動は、背骨と膀胱経の鍛錬になります。

≪七傷≫とは?
①太飽傷脾
食べ過ぎは脾胃を傷めます。

②大怒気逆傷肝
いつも怒っていると肝臓を傷めます。

①憂愁思慮傷心
考え過ぎは心神を傷つけます。

③長座湿地傷腎
長い時間、水の中に坐っている~という意味ではありません。
ずっと座ったままでいると臀部が汗ばんでくる状態⇒運動せず座りっぱなしの生活は腎を傷めます。

④過食冷飲傷肺
冷たい物を飲み過ぎると肺を傷める。
現在の生活の中では多くの冷飲み物があります。特に青少年たちは冷飲料を飲むことが多くなっていますが、冷たいものを飲み過ぎると肺を傷めます。肺が傷むと咳など喉の病気が出てくる⇒同時に胃も傷める⇒胃寒になると、鬱病を発症しやすくなります⇒黄帝内経には、「胃寒は人を鬱傾向にする。人は薄暗い環境を好むようになる」書かれています。
症状が重くなると、人と接触するのを恐れるように~鬱状態が深刻になると腎を傷つけます。腎が傷つくと鬱が更に酷くなり、幻聴や幻視を引き起こして自ら命を断つというような事態もあり得ます。
ですから、冷たい飲み物を摂りすぎないよう(胃寒にならぬよう)に気をつけてください。
腕を捻じり開く時には胸も開きます(力を加えて捻じります)⇒肺(気)の活動を高めます。

⑤憂愁思慮傷心
あれこれ~考え過ぎは心神を傷つけます。

⑥風雨寒暑傷形
例えば、若い女の子たちがお洒落の為、冬だというのに長いズボンを履かずにミニスカートとブーツで過ごしたりすると身体や関節を傷めます。

⑦恐惧不節傷志
中医では、「恐傷腎」と言います。
西洋では、「楽しさが増すと、免疫力も上がる」という言い方をします。
その理由は詳しく述べられていませんが、中医的な解釈をすると、、、
楽しいと経絡の通りが良くなる⇒快楽気通⇒経絡の通りが良くなると身体も健康になる⇒消化吸収力が増す⇒腎経も良くなる⇒免疫力が高まり元気になる。
不快楽⇒いつも危惧感がある⇒傷腎⇒免疫力が衰える。
怖い目に遭うと固まってしまう⇒五臓六腑が緊張する⇒気結・気聚という状態⇒腎経と腎気に損傷。

※七傷⇒喜、怒、悲、憂、恐、驚、思の七情の障害を指します⇒by テキスト。

≪五労七傷往後瞧≫は、免疫力の衰えを防ぐ(増す)のに最適な動作です。
時間的にも一分間かかるか~かからないか~。。。日々の鍛錬をお薦めします。


★張広徳老師からマンツーマン講習を受けた時の覚書。
・五労(疲)⇒肝労、心労、脾労、腎労、肺労⇒主不明則十二宮危。
・腕を捻じる時、列缺などの手にある経を意識する。
・腕の開きは雲門(肺の斜め上)を刺激するように。
・頭は出来るだけ大きく大椎を中心に回す⇒マッサージ効果。
※大椎穴⇒大腸経・胃経・小腸軽・膀胱経・三焦経・胆経~6つの経絡が督脈と合流する重要なツボ⇒「五労七傷」を予防・治療する効果が得られる。

・手三陽从手走頭、・手三陰从胸走手
・足三陽从頭走手、・足三陰从足走腹
※経絡走向規律⇒経脈の方向には規律がある。

・動作は、必ず呼吸と合わせて行う⇒肺主気⇒司呼吸⇒朝(向)百脈。
・手を捻じる、首を捻じるを大切に⇒捻じる=マッサージ効果~大腸経の表裏を刺激。
by takeichi-3 | 2017-12-14 23:49 | 気功:五禽戯・八段錦他 | Comments(0)

八段錦/第三式調理脾胃須単挙。。。改めて

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八段錦の第三式。。。≪調理脾胃須単挙≫




動作自体は簡単ですが、劲道を正しくするのは大変です。
片方の手を上に挙げる⇒撑天(陰)、下の手は陽手⇒地を按(推す)⇒左右を繰り返すことで陰陽交換している。撑天按手=天を支え、地を推す。どちらの手も力は掌根に⇒指に力は入らない。

脾胃の説明:「気の生産工場」ともいえる臓腑で、飲食物から吸収した栄養分を気に変えて、体中に巡らせている。脾胃の機能が低下すると気を十分に生産できず、また余分な水が体内に停滞してしまう⇒中焦(両股骨軸)

脾胃の病を治すには、両体側(胸の脇)を引き延ばす。
両体側⇒肝胆系経⇒肝胆と脾胃の関係は、五行相生相克では≪木克土=肝肝が悪いと脾胃にも悪影響を及ぼす≫

悩みがあったり、腹を立てたりすると胃潰瘍や胃炎を引き起こし欠血となる⇒胃血不足となる⇒滞りが生じる。

脾胃を開きたい(直したい)時、中医では直接的に脾胃を治療せずに、先ず肝の気を通す⇒肝に病がある時は両腋に滞りが生じている⇒調理脾胃須単挙で大切なのは両体側(胸の脇)から腋を伸ばすこと。⇒“木克土”肝臓は脾胃に病を招く。

精神的なストレスが肝気を弱める⇒肝気に欝滞があると胃に影響⇒「気滞=ガスが溜ったり膨満感が生じる=胃気の下降⇒調理脾胃須単挙に上昇と下降の動作が取り込まれているのは、これを解消するため⇒最後定式では左右の掌根に力を入れ停止がある(連環の中の定)。

動作に慣れてくると、中焦の意識が強くなってくる。

脾胃の病は抜け毛にも影響している。
頭頂には肝経が通っている。前方は胃経。悩み事があると前面の頭髪が薄くなる原因になる⇒思則気結=過度な思慮は気の鬱結を生む⇒思は脾が貯蔵する精気の運動変化で生まれるものなので過度な思慮は脾を損傷するというのが漢方の考え。

脾の衰えに原因があるという現代病ニューロン病(筋肉の病)などに言及していますが、、、省略。
脾の重要性などを改めて。。。

脾は生血・統血を主る:
生血を司るとは、脾が血を生じる機能を持っていることを指します。
統血とは脾が血液をコントロールし、経脉(血管)の中に流れ、漏れないようにする機能を持っていることを指します。

脾は昇清を主る:
昇は上昇、配布の意味で、清は精微物質のことです。
脾は水穀精微などの栄養物質を吸収し気血に変え~肺に送り~心肺の働きにより全身に送り出す。
この運化機能の特徴は上昇であるため、「脾気主昇」といいます。
また上昇したのは精微物質なので⇒脾は昇清を司る。 

脾と肢体官竅の関係:
脾は筋肉、四肢を主る:脾の水穀精微を運化する機能による。
唇は脾の華である:唇は脾の余り。唇の筋肉は脾に主られます。
脾は口に開竅する:口には唇、舌、歯、顎が含まれ、消化道の最上端です。
脾は口に開竅するというのは、飲食・味覚などは脾の運化する機能に関係があり、脾気は健康であれば、食欲があり味覚は正常。

脾と五志五液の関係:
思は脾の志:思とは思慮、思考の意味で、人間の精神意識活動の一種です。思は脾の志であるが、心主神明とも関係があります。なので、「思は脾から発し、心に成る」といわれます

涎は脾の液:
涎とは唾液の中のうすいもので、口腔を保護、清潔にする機能があります。また食事の時たくさん分泌して、食べ物を消化しやすいように溶解する機能もあります。正常なら、口一杯になっても溢れることはないです。
by takeichi-3 | 2017-12-13 23:53 | 気功:五禽戯・八段錦他 | Comments(0)

八段錦/第二式左右開弓似射雕。。。改めて

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昨日の続き。。。第二式≪左右開弓似射雕≫




左右に弓を射る動作により、胸部を開くことで心臓や肺の活動を良くします。
そして、肩全体も動かせます。首を捻じる(回転)動作は大椎、頸椎をも刺激します。

上体部の動作を行うことで、肩背中の緊張(凝り)をほぐすことができます。
この効果を得るためには馬歩である必要はないので、オフィスなどで椅子に座っている時間が長くなった時などに行うのもよいでしょう。

左右開弓似射雕は、心肺だけではなく大小腸も鍛えることが出来ます⇒便秘の解消⇒腸胃系統の疾患に効果を足したい時には、大馬歩が必要になります。

馬歩で下に沈むと≪撮谷道=提肛≫となります。
この提肛(肛門を引き上げる)には、五臓六腑をマッサージする効果があります。
大小腸を刺激⇒下焦系統に効果があります。

弓を引く動作は、ゆっくり~行います。
後ろの手の形は≪弓手≫、弓を引く手の収まる位置は必ず≪雲門中府≫⇒肺経の始点。
肩と腕は平らに。このようにしないと肺気を維持できなくなります。

前の手の人差し指には大腸経の穴があります。
人差し指を後ろに反らせるようにすると、気機(気の運動)を起動させることができます。
人差し指先端にある大腸経の起点≪商陽穴≫を必ず注視してください。

気(意識)は背中=≪夹脊≫です。背中をこのように使うと夹脊が動きます。
※肩は並行でなければ効果は出ません。

経絡は人体の左右対称にあるので、左右同じ動作を行います。
商陽穴をしっかり見る⇒首が回ると大椎が刺激されます。

★教則本に書かれている効果。
肩胸を展げる⇒督脈、背部の俞穴を刺激。又、手三陰三陽経~手太陰肺経等の通りを良くする。
下半身、腕、手の筋肉を鍛える。バランス能力を高める。腕、指の関節の動きを良くする。
姿勢矯正に役立つ。肩や首の疾病を防ぐ。

★張広徳老師からマンツーマンレッスンをを受けた際の覚書。
五臓の調子を整える全身運動⇒手腕の捻じりによって全ての経が通る。
弓を射る形になる前、胸前で手首を合わせた後~そのまま手首を擦り合わせるように捻じる⇒太淵、大陵、神門を刺激(推す)してから左右に引く。

定式では、前の手の人差指(商陽)、親指(少商)、手首ともに緊張させる⇒その後の弛緩(放松により気血の通りを良くする。

馬歩で下に下がる⇒足首周辺の穴が刺激される。
by takeichi-3 | 2017-12-12 23:52 | 気功:五禽戯・八段錦他 | Comments(0)

八段錦/第一式両手托天理三焦。。。改めて

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気功を行う~道理を理解して動いた方が効果大。
以前に紹介した中医大学、曲黎敏教授による健身気功八段錦を改めて。。。

★第一式:両手托天理三焦。。。



八段錦の初めの動作≪双手托天調理三焦≫
表面的に見ると簡単な動作ですが、行うにあたって大切なのは劲道。
これは、中国気功で特に強調される部分です⇒力だけで引っ張るのではなく劲道を意識しながら引き上げる⇒劲力を得ることが出来ます。

両手(腕)を上げる⇒こんな風に上げますが、その際、劲は何処に到るのでしょうか?
掌根です。掌根が天を支えるような感じになります。
百会は上に提頂⇒劲道が通ります。
※関節を引き伸ばす=周辺筋肉のマサージ⇒肩コリ、頸椎の防病効果があります。
 脊椎の一つ一つを引き伸ばす⇒督脈刺激効果もあります。

この時、もうひとつ気をつけることがあります⇒肩井(穴)と夹脊(穴)、脊柱。

八段錦の各動作名称には中医に関わる単語が含まれています。
「双手托天調理三焦」の中では三焦。

三焦とは?
「三焦者水道出焉(三焦は水穀の道路)」と言われています。
(水穀の気は単に「穀気」とも言われます。穀という文字が示すように飲食物から取り入れられたものです。飲食物は体内に吸収され体を動かすエネルギーになるので重要な要素です。)
これを理解するには三焦系統の相互関係理解が必要です。

上に五臓、下に六腑。腹腔全体は三焦系統です。
五臓と六腑は互いに表裏⇒心臓-小腸は夫婦関係みないな~、
肺-大腸、腎臓-膀胱、肝臓-胆、脾臓-胃。。。これらを立体の網と仮定して図解すると、こんな感じ時に結びついています。この繋がり(ネット)が三焦。いつでも通りを良くしておかなければなりません。

※動作上での注意。急がず意識を通しながら~仰ぎ見る時の角度不足は効果が少なくなるようです。
※加齢による内臓下垂にも効果のある動作。単式(第一式だけ)を繰り返しても良いそうです。
by takeichi-3 | 2017-12-11 23:53 | 気功:五禽戯・八段錦他 | Comments(0)

内臓マッサージ。。。九衝操腹功

★少林寺武僧教頭&達磨易筋洗髓経伝承人≪釈延祥≫による≪九衝操腹功≫

立式、座式、寝式の全ての姿勢で行える内臓マッサージ。
就寝前でも大丈夫⇒直ぐに身体が暖まります。



テキストには構わずに行っているようですが~基本要領など。。。(((((/-_-)/

★回数は全て21回。
・心口(窝)⇒みぞおち。
・マッサージ時には、人差指、中指、薬指の三本で。
・身体の脇上下マッサージ、左側は左手下、右側が右手下。
・しゃがんでいる時、親指でシッカリ膝を固定~足指は軽く掴むように曲がり~胸より回転。
by takeichi-3 | 2017-12-07 23:58 | 気功:五禽戯・八段錦他 | Comments(0)

雲手健康法。。。by傳清泉

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雲手健康法。。。
以前にも紹介したことがありますが、、、
雲手の形が綺麗な~楊式の傳清泉老師バージョンがありました。




太極拳以外、少林寺などの外家拳でも重要な技~雲手。
簡単な動きですが、血圧や気血の巡りを整える~緊張を緩和するなどの効果がある。
両脚は肩幅の広さに開き~自然に沈む。
股(臀部)は固定して、手の動きに連動して上体を回す~目線と手(上)はズレないように。
重心、手が右に向かう時には右足に移り~左に向かう時には左足に移る⇒虚実の変化がある。
姿勢は中正(軸直)を保つ。
旋転により腰がほぐれ~血流改善、腰痛改善、心神を安定させる等の効果がある。
オフィスでも簡単に行える⇒立って行っても、座って行っても~大丈夫。
大体、1,2,3,4~なスピードで~二十回位を目安に。
by takeichi-3 | 2017-11-23 23:57 | 気功:五禽戯・八段錦他 | Comments(0)

明日は立冬。。。冬~腎を養う

明日は立冬~冬季に養わなければならない「腎」

太極拳で虚弱体質を改善したという女性を紹介している中国のテレビ番組で、李徳印老師が、太極功夫扇子の腎臓養生効果を~「ユックリとした動作だけではなく、動きが早くて力強い長拳や少林拳の動作、八卦掌や太極拳の発気など色々な拳の典型的な、腰部を活動させる動作を取り入れていている⇒“腎之府”である腰を動かすことで、自然に血管が拡張~経絡の通りがよくなり、腎&その他の臓器の効能を改善します~というような感じで説明しています。




★立冬には、「栗と鶏肉の煮込み」を食べる地方が多いそうです。
 ⇒腎の果と呼ばれている栗、身体を温める(陽)効果のある鶏肉。




★身体を温める、蒸し器で仕上げる白菜ロール。




「冬季養生為蔵主」。。。植物の種子など、地に籠っている季節⇒精気を蓄える時期。
寒冷期、気や血液の流れが悪くなることによって、持病などが悪化しやすくなります。
又、脑出血、心筋梗塞、中風などの発生率が高まります。ので、身体を冷やさないことが大切です。

汗をかかなくなるので、皮膚からの水湿排泄が少なくなった分、尿として排出される量が増えて腎臓や膀胱の負担が増えます⇒腎臟は最も冷えを嫌う臓器です。血液を濾過するという重要な役目の為、腎臓には毛細血管が張り巡らされています⇒腎が冷えて、血流が低下すると、本来の働きが出来なくなる⇒上手く血液を濾過することができずに、尿として余分物を排泄できなくなります⇒冬の養生の原則は「養腎防寒」

食べ物的には。。。
・温性を持つ食材⇒肉、豆、レバー、卵、蕪、棗、南瓜、葱、卵、ニンニク、玉葱、生姜、大根等。
・腎の働き助ける食材⇒黒豆、黒ゴマ、韮、山芋、胡桃、栗、海老、赤貝等。
・冷たい物や陰に属する食物は、腎を傷つけるので避ける。
 腎と大きく関わる脾胃の血管を収縮させ血流を妨げ~他臓器に悪影響を与え健康を損わせます。

「増苦少咸(塩辛い)」
冬期、腎は活発に働いていますが、塩気の多い食品を食べると、腎気は過度に旺盛になってしまい、心臓に悪い影響を与えてその機能を減弱させます⇒苦味のある食物は、補益心臓、増強腎臓の効能があります⇒柑橘類、レバー、蕪、酢。。。

「早睡晩起」。。。睡眠調整
起床時間は、日が昇った後の方が良い。早寝は人体の陽気を養う(蓄する)ことが出来ます。 防寒を心がけましょう。

「冬保三暖」
①頭暖
頭部が寒冷の刺激を受けると血管が収縮、頭部筋肉が緊張⇒頭痛や風邪になりやすい。
②背暖
寒冷は背部のツボや皮膚より入り~内臓へと伝わり~健康に害を及ぼします⇒腰や背部の傷み、頸椎、腰椎、上肢下肢関節、内臓などにも。
③脚暖
脚部が冷えると、反射的に呼吸器官粘膜の毛細血管の収縮活動が衰え⇒抵抗力低下⇒細菌が侵入しやすくなります。
by takeichi-3 | 2017-11-06 23:57 | 気功:五禽戯・八段錦他 | Comments(0)

中医的、気と血。。。

★古い文章を整理していたら~
出典は何処だったか分からないのですが、気と血を説明している中医の文章があったので。。。


f0007580_23263747.gif≪気≫
気は,臓腑を中心とした人体の活動を支えるエネルギーのようなものである。
気には色々な働きがある。気の名称は、その主な活動部位と働き方によって異なる。

一般的によく用いられる気の分類としては、、、
原気(元気)・宗気・衛気・営気(栄気)の4つに分ける方法がある。

★人体における気を生成する原料
①水穀の精微(水穀:飲食物,:栄養物質)
②自然界の清気(今でいう酸素のようなもの)
③先天の精気(先天的に親から受け継がれるエネルギー)

①水穀の精微
水穀(飲食物)の精微は胃で吸収された水穀の中から、脾や小腸が分別する有益な「清」なる物質のことである。そして、分別された水穀の精微は、脾によって吸収・運搬され、気・血・津液の生成に運用される。

②自然界の清気
自然界の清気とは、肺が吸入した大気中の有益な物質のことである。
現代医学でいえば酸素に相当する物質と考えられる。また「肺は呼吸を主る」といわれ,呼吸活動が肺の重要な生理作用の一つとして古典に示されている。

③先天の精気
先天の精気とは、両親から受け継ぎ子孫に伝えられてゆくもので、特に生殖や発育に関与するものである。また「腎は先天を主る」といわれるように、先天の精気は腎中の精気でもある。

★気の四つの種類
①原(元)気
両親から受け継いだ、生命活動の原動力。
先天の精より生成され、後天の精気により補給される。
臍下丹田に集まる。

②宗気
上焦(心・肺)の機能を支え、推し進める。
自然界の清気と水穀の精微が交わって生成される。
胸中(中:だんちゅう)に集まる。

③営気(血の一緒に流れるので営血とも言われる⇒陰に属するので営陰とも)
血液と共に流れ、全身の滋養を行う。
水穀の精気より生成される。
脈中を流れる。

④衛気(陽に属するので、衛陽ともいわれる)
脈外を流れ、全身を防御・温煦する。
水穀の悍気より生成される。
脈外を流れる。



f0007580_2327699.gif≪血≫
血とは、脈中を流れる赤色の液状物をさしている。血の流れる管を血腑・血脈という。

★血の生成
血の生成には大きく二つの過程がある。
一つは水穀の精微から生成される過程であり、もう一つは精から化生される過程である.

一つめは、水穀の精微が脾に運ばれると営気が生成され、水液の有益な部分からは津液が生成される。脾は水穀の精微から直接血を生成するほか、営気と津液を合成して血を生成する。そしてこの過程では心火(心陽)の温煦作用が加わって、血が赤色を呈する。

もう一つは腎精化血である。腎陽の温煦により腎精が血に転化して脈中に入る。またその反対に精が不足すると血が精に変化して精を補充する。このように精と血は相互資生・相互転化する関係にあるので,「精血同源」といわれる。

★血の働き
血は、営気と共に脈中を流れ、四肢や臓腑を潤し、その働きを支える。
血は、夜、臥床時に肝に戻るもので、覚醒・活動時には、必要に応じて脈中を流れて全身を循り、知覚活動や手足の動作や運動などの活動を円滑に行わさせる。

★血と五臓の関係
血は心肝脾と関係が深い。
②心は、脈を介し血を全身に送り出し、血の循環や拍動に関与する(心主血脈)。
②肝は、血量を配分して昼夜の別や活動する部位、器官に応じて血量を調節している(蔵血)。
③脾は,血の生成に関与して全身的な血量の多少に関与している。また,栄気を介して血が脈外に漏れないようにしている。(統血)
③肺は治節を主る作用により、心の拍動を律動的になるよう調節している。また血に清気を注入し,濁気を発散する.
④腎で、腎精と転化し合う。

【血の生理】
①眼を滋養…物が良く見える。
②筋骨・関節を滋養…筋骨が強くたくましい・関節運動スムーズ。
③足を滋養…正常歩行ができる。
④掌を滋養…物をしっかり握ることができる。
⑤指を滋養…しっかりとつまむことができる。

【血の病理】
①眼は乾燥して動かしにくい・視力低下。
②関節の動き悪い。
③四肢のしびれ。
④皮膚がかゆい。
⑤筋力低下。
by takeichi-3 | 2017-10-27 23:50 | 気功:五禽戯・八段錦他 | Comments(0)

養生五法。。。詳細説明

f0007580_2338505.gif一昨日の≪養生五法≫
動作が簡単で効果もありそうに感じたので、今日の気功太極拳講習に採用。
動作要領を守りながら~皆、身体が暖かくなる等の変化を即感していました~♪。


今日は、改めて~動作要領や効果などの詳細を。。。
※経絡やツボは、ネット検索してください⇒より多くの知識が得られます。。。(^^)v

≪養生五法≫
①舒展心胸開経絡:通心宣肺。
②螺旋托按天地寛:疏肝健脾。
③双手攀足固腎腰,補腎固精。
④旋転带脈潤五臓:平調五臓。
⑤敲震九穴通経絡:通経排濁。


①舒展心胸
身体を引き伸ばす時、呼吸と動作を協調させる。
身体の中、蓮華が水面に顔を出して花開いていくようなイメージで~ゆっくり伸びやかに。

両腕を下しながら~肩と平行になった時、両肩放松、掌を立てる(中指の上向きを意識)⇒両腕の中心を通る手厥陰心包経を刺激⇒心包は心臓の動きを司り保護している経路~心臓の周りには外邪から守る膜があると考えられていて、その膜の働きをするものが心包⇒自律神経にも関わっている~体温調節や呼吸、各種ホルモンの分泌等~首、肩のコリや痛みを緩和する経絡。

両腕を伸ばし胸をストレッチ⇒開胸通肺~呼吸と協調させることで排濁気、宣通肺気など肺調整作用がある。


②螺旋托按
調理脾胃気効果がある動き。脾胃は中焦⇒中土⇒その他の臓器への影響大。
この動作は、同時に手三陰経絡と体側を通る肝胆経絡をストレッチ(疏肝利胆)肝胆、脾胃疾を調理保健する。

両脚を開いて立ち、左手掌心は上にして頭の上に~同時に、右手は掌心を下にして臀部後側を下按⇒両手は同時に転旋~上体は右転~目は右側を見る~両腕を戻す時、胸前で抱拳状態に~を、左右対称に繰返す。

又、会陰~百会による中軸線を旋転させることで、百脈の王=中脈を鍛える⇒中脈はチベット医学によると、人体の中で最も重要な脈。人体の軸心を鍛錬することで、五臓六腑、四肢~全身への保健の効果が得られる。


③固腎功
八段錦の中にもある動作。
前屈後伸により、脊柱、腰椎、督脉、命门、腎兪等、人体の重要なツボを刺激。

両脚を閉じて静かに立つ~。
膝は伸ばしたまま、両手を腰に当て、上体を前へと絨毯を巻くような感じで提げていく~同時に、腰に両手を当て~両脚の後ろ~踵へと下降しながら、しっかり推拿。上体が上がる時には、両足の内側に手を当てて起き上ががる⇒臍下三寸(丹田)まで~姿勢を立て直したら、両手を左右にマッサージするように両側に開き腰へと移動~繰り返し。。。

動作はユックリと。
身体を前に倒す時、頸椎、胸椎、腰椎、尾椎が徐々に一つ一つ下へと巻き込まれるように松開。

両脚は伸ばしたまま(膝は曲げない)⇒脊椎を刺激~督脈、命門、腰陽関、委中等のツボを刺激。柔軟性が足りない人は、手は自身が下げられる所までで構わない⇒重要なのは、脚が真っ直ぐ。

※上記の三つの動作をセットにして行う=上焦(心肺)、中焦(脾胃)、下焦(腎、膀胱、肝胆)を調理する内臓運転体操となる。


④旋転带脈
帯脈は人体奇八脈の一つ⇒人体唯一の横向に走る、ベルトと同じように腰を周る経絡。
上下全ての気を束ねる流通の要~帯脈の気が通る=全身の基礎体力や健康状態に大きく影響。

左手掌心は臍に、右手掌心は命門に~左手を後ろ方向に、右手は前方向に~回しながら腰部をマッサージ⇒腰部が暖かくなるまで行う。


⑤敲振九穴
重要な九つのツボ⇒膻中、内関、外関、環跳、足三里、三陰交、血海、神闕、命門~これらを叩くことで、全身経絡の通りをよくする。

★五つの動作を終えたら、三分間の脚踏み⇒収功。
by takeichi-3 | 2017-10-20 23:49 | 気功:五禽戯・八段錦他 | Comments(0)

養生五法。。。毎日気功

f0007580_23513014.gif気温の変化が急激過ぎる最近の天気~体調不良を訴える人が周囲に多くいます。
簡単な動作でも、その目的(効果)を把握して動けば効果有り~な、以前にも紹介したことがある«養生五法»。広い場所の必要もなく簡単~お試し下さい。




«套路名称と簡単な説明»
①舒展心胸開経絡⇒通心宣肺⇒上(吸)、下(吐)~腕平行時、中指を意識して掌を立て暫し停止。
②螺旋托按天地寛⇒疏肝健脾(胃)⇒百会と会陰による中軸線を維持(中正)~中脈刺激。
③双手攀足固腎腰⇒補腎固精⇒頸椎、胸椎、腰椎、骶椎、尾椎の一節一節を意識して丁寧に。
④旋転帯脈潤五臓⇒平調五臓⇒左手掌心は臍、右手掌心は命門に置きマッサージ(方向注意)。
⑤敲震九穴通経絡⇒通経排濁。
(九穴)膻中、内関、外関、神闕、環跳、足三里、三陰交、血海、命門を叩く。
最後に、三分間の足踏み(震脚)。

※動画では経絡図なども使って、より詳細に説明されています。

★季節毎の養生⇒春(肝)、夏(心)、秋(肺)、冬(腎)。
by takeichi-3 | 2017-10-18 23:57 | 気功:五禽戯・八段錦他 | Comments(0)