北京で太極拳

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カテゴリ:太極拳理論( 349 )

尾閭中正の重要性。。。

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ここ最近の練習、参加者たちの尾閭中正(臀部の収まり)不足が気になって~押し込むことが多々あります。

尾閭中正の収まり(&虚領頂頸時の大椎周辺の後部への張り出しも)が不足していると、松下沈が出来ず~湧泉からの劲が生じない原因にもなります。


★改めて、尾閭中正の重要性など~簡単に。。。

人体に内在する物質運動⇒行気運動。
拳理~身法で述べられているのは、尾閭中正、沈肩墜肘、含胸抜背、気沈丹田、虚実分明等の要領⇒身法理論を体現(得)することにより、太極の構成要素と正しい解釈を掌握することが出来る⇒「必須从身法入手」

※「両肩と両股の平行が保たれている」は、重要なポイント。
※身法は、動作変換の都度行われている。

身法を探求する時、人体上下を繋ぐキーポイントになるのが臀部と尾骶骨による尾閭中正⇒これが不完全だと、各派が協調している「腰似車軸」「立身中正」「支撑八面」は得られない⇒規律の喪失=運・化・発・放などの原動となるものが失われている。

「尾」は、解剖学的には、人体脊椎骨の下端末で、「尾」と呼ばれている部分。
「閭」は、「江河之水滙集在入海口」⇒玉枕関、夹脊関の下にある尾椎を尾閭関として、人体四肢散乱之气を丹田に集める関口としていた⇒尾の後に閭をつけた所以。

近代の武術家、顧留馨は、「太極拳研究」の中で、尾閭中正の練習のコツを述べている。
「尾閭中正は、脊骨の先端を前上(丹田=小腹部)に向けることにより、脊骨の先端・臍・顔中心を垂直線上としている⇒いかなる動作であっても、この規律は崩れない⇒尾閭が正しく収まっている=中正となる⇒身体を動かす時、舵の役目を担っている。

郝少如(武式太極拳)は。。。
臀部が収まっている~脊椎の先端(尾閭)が前上に向いている⇒丹田(小腹)構成の要素。

1993年。国家体委武術研究院の「42式太極拳、剣」の競技規則の中の「臀胯」規定⇒「臀要注意下垂收敛、不可后凸:胯不可左歪右斜」と記載されている。

自然な状態では、人体は臀部が外突している。
“将小腹托起=尾閭中正”であれば、挺縮胸、聳肩抬肘、腰が反る等は改善される。

★尾閭を動かす⇒督脈運行の起点(スィッチ)となる長強穴に作用する。
by takeichi-3 | 2017-07-24 23:57 | 太極拳理論 | Comments(0)

太極拳運動による人体「精」の固守。。。

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太極拳運動。背中を多用していることに気付き、色々調べ始めていますが、
今回は、立身中正(身法)を維持することによって得られる健康効果~
「先天の気の固守」


★太極拳運動と人体「精」の固守
太極拳運動は人体の「先天之精」を固守&「後天之精」を蓄養している。
先天之精⇒父母から受け継いだ体質。自身では変えられず、腎に蓄積されているが補充出来ない。
後天之精⇒生活習慣、食生活、呼吸法などで補充可能~腎に蓄えられる。

精気は人体の基本物質~生存を可能としている基礎物質⇒太極拳運動は、強腎養精を行っている。

太極拳運動の「以腰為主宰」⇒「有利強腎養精」「固守先天之精」
太極拳練習時に考慮しなければならないのは、「以腰為軸」「節節貫穿」「活腰」
腰が運動の要となって回転する運動形式は、腰部両側の腎臓を刺激⇒気血の流量が増大⇒腎経上の器官の体内分泌を促す⇒先天精固守となる。

先天精固守には、先ず、後天精を十分に養わなければならない。
後天精は、飲食した物を脾胃が化生運輸⇒栄養(水谷精)となり血液によって各臓器へ分配され、体を維持⇒又、免疫作用のある白血球、酸素を運搬する赤血球などの血を作るのも、脾胃が司っており、胃腸はまさに、免疫力の大元。

脾⇒ 後天之本、気血生化之源。
脾は胃腸で消化された飲食物を気(エネルギー)や血に変えて心肺へ送り~全身へと運搬される運化(昇清)を行っている。

太極拳動作の開合、起落、順逆、直横等の弧形路線~緩やかで均一で細長な腹式呼吸は、脾胃をマッサージ⇒消化、吸收、流通を促す。

体勢変換時の転腰、合胯や提膝、歩を進める等の補法は足の陰経(脾)&陽経(胃)の脈気を上昇させ~三焦の気機の通りをよくして、水谷の運化を促進⇒先天之精固養となる。


★中医の「腎」
 腎臓ではなく~内臓機能の内分泌系、泌尿・生殖器系、免疫系、中枢神経系(一部)機能を指す。

★腎は精を蔵し、生長・発育・生殖を主る⇒人の一生は腎気の盛衰で表される。
 骨や脳、耳、髪、水液も主る。
by takeichi-3 | 2017-07-20 23:50 | 太極拳理論 | Comments(0)

再開。。。太極拳規律追求

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今日は、午後から少しだけ大会観戦。
絨毯に現れる選手たちの一年が終わり、又、新しい一年の始まり。。。
明日から、再び、太極拳規律の精度を上げる練習。頑張りましょ~(^^)v


最近、套路練習の機会を増やしていて~
出先の体育館等で会った人たちに、太極拳用のアライメントをアドバイスする機会が多々あります。
皆さん、即座に、身法が整った時に現れる下松沈などを体感理解してくれていますが、、、
その時に、よく質問されるのが、「身体が自然に反応するようになるまで、どの位かかります?」
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ん~~~私は、、、
ブログを読み返したら、2006年の5月から毎日のように言われ続け~
今でも、同じ注意を受けることがある。


★北京体育大学留学時に、宗維潔老師からマンツーマンレッスンを受けるようになった初日。。。

今日から始まった個人レッスン。まさしく修行。

基本功(進歩練習)
・全ての動作は必ず“松=緩み”から始まる。
・尾骶骨は絶えず下(提肛により先端は前に)に向ける。
・腰、背中のpeng形(弓)が失われないように~etc...
そのどれ一つとして、老師の満足を得られませんでした。

套路練習(多分、四十二式拳)
・起勢で、腰、背中を使っていない(弓が出現していない)から相手の手を持ち上げられない。
・首も一緒に沈んでしまう(提頂作用が利用できない)から、相手の手を押し下げられない。
・先ず座って(松沈=身法)から転身~なのに半端な座が原因でお尻が出て、pengも潰れる。
・相手を押して行く時、力点が見えない~etc...

実質、1時間40分の授業なのに、動作は2つしか進めなかった~(><)。。。


★その、翌々日。。。

今日は、午前と午後に練習。
“虚霊頂頸”と“立身中正”に重きをおいて、繰り返し練習。
何度も、何度も、諦めることなく、同じ注意を与えてくれる老師。

自分の意思とは拘わりなく、勝手に歪んでしまう肩や腰。
それを、完全な姿勢に少しでも近づくように補正してくれる誠実な教えに感謝。

老師曰く、、、
「太極拳を習い始めた頃、王宗岳の太極拳論も習いました。初めは勿論、理解出来ませんでしたが、練習を重ね続けたある日、突然、身体が納得したのです。王宗岳自身、鍛錬に鍛錬を重ねた人。その人が到達した真理を書いている訳ですから、書面に書かれている字を読んだだけでは、本当の意味での理解は出来ません。だから、絶えず誰かが真理を伝え続ける~はとても重要になります。」
by takeichi-3 | 2017-07-07 23:59 | 太極拳理論 | Comments(0)

功夫と孔子。。。

2011年頃~北京体育大学滞在時に何度か話をする機会があった武術班の研究生。
「郭玉峰」全中国大会チャンピオン。
卒業後は首都体育大学の武術班の老師~最近、北京体育大学に留学していた日本人女子と結婚~♪



全中で優勝する=半端ではない力を持っている~のは、モチロン分かっていましたが、、、

「伝統拳(形意拳)を習えば習うほど、武術本来の面白味が湧いてきて~表現に重点を置いている競技套路への興味が薄れてきている」と発言した私に返ってきた答え~功夫者の言葉、説得力大!

競技も伝統も、どちらも武術を基盤にしています=いずれも武術。
競技種目は、社会の変化に伴って新しく生まれてきた流派です。
僕が武術を学び始めた頃の練習方法は伝統武術の訓練法が基本になっていました。
10歳で家を離れ、武術学校で過ごすうちに競技套路が生まれて訓練方法も変わってきました。
大事なのは、自分自身が行っていることが何なのか?それに必要なことは何なのか?を見極めて精進し続けることです。

大会で上位を目指したいなら、難易動作の完成度はパーフェクトとしなければなりません。
その為には、休んでなどいられません。毎日、毎日、ひたすら練習に費やします。
(彼が家を出てから、24歳になる今までお母さんに会ったのは100日を超えていないとか~)

それに加えて、動作の一つ一つの芸術度を鏡に向かって研究。
例えば~基本になる形を作ってから、腕の高さや身体の傾きなどをあれこれ試して、一番綺麗に見える形を模索します。それを、朝昼晩~毎日、同じように続けなければトップは維持できません。

★「堅持する=功夫=中国文化」

孔子の論語にある「子日学而時習之不亦説乎」
子曰(のたまわ)く、学(まな)びて時(とき)に之(これ)を習(なら)う。亦(また)悦(よろ)ばしからず。

「学んだら、これをよく何度も繰り返し復習することが大切です。復習すると判らなかったことも判るようになってきます。これは楽しみとなります。」

学問とは知識を習得するためのものではなく、自分自身を磨くためのものです。
学ぶ際には、絶えず復習に努めなければなりません。

復習の習という字は羽に白と書きます。
⇒鷹の雛が少し大きくなると羽が白くなってきます。この頃になると、雛は親の姿を見て繰り返し繰り返し巣から飛び立つ練習をします。このことから習うという字が出来ました。このように何回も復習をすると今までわからなかった事も理解できるようになってきます。これは喜びに変わります。

学んだばかりでは使い物になりませんが、何度も復習するうちに悉熟(習慣化)して~あらゆる状況に応じて柔軟に対応できるようになります。また、人格形成にも役立ちます。

習には特定の形(=完成)はありません。続けることによって変化(進化)し続けます。
「台上十分功、台下十年功!」

学問は自分自身を磨く為のものですから、他人が自分をどう見るかなどは気にしないことです。
それが君子というものです。君子とは絶えず自分を磨き続けている人のことを呼ぶのです。
by takeichi-3 | 2017-07-03 23:50 | 太極拳理論 | Comments(0)

太極拳~健康的に。。。八虚の維持

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最近、練習参加者に、健康養生的な太極拳を希望している人が現れたので、
手腕、脚等の形状が弧である必要性を改めて。。。
中国中医大学の曲黎敏教授の健身気功の姿勢説明で再確認。




健身気功を学ぶにあたって、私たちは先に姿勢について学ばなければなりません。
「百練不如一站」
正しくない姿勢で数多く套路練習をしても、正しい姿勢で立つということには及ばない。
姿勢が正しくなって、初めて役に立つ。正しい姿勢でなければ役に立たない。

姿勢を正してから気功套路を始める意味は?
春に種を蒔く時、畑を耕さず(準備を怠って)種を蒔いても収穫を得ることが出来ません。
この姿勢を正す(起勢)も同じ。体への準備です。

気功の套路を始める前~起勢の姿勢でが「站直」を求めなければなりません。
站直⇒要は、百会穴と会陰穴が上下で相対し、真っ直ぐになっていること⇒中軸を真っ直ぐにして立つ⇒目には見えないが、内側に真っ直ぐな繋がりが出来ている=立身中正。

同時に、両足は肩幅に広げる。。。何故?
二つのツボに関係しています。

一つ、足裏の真ん中にある、腎臓経の湧泉穴。
荘子は、
「有修為的人呼吸以踵=踵で呼吸する⇒湧泉を活性化させるに転じる?」
という言葉を残していますが、、、
腎経は、人体の精気(先天の気…精気【腎】 →生長、生殖等の生命エネルギー。父母より受け継ぐ)を司っています。

もう一つ、肩にも大切なツボがあります。肩井(胆経)。
下には湧泉、上に肩井。
両足を肩幅に開くことによって、湧泉と肩井が「呼応⇒気血(湧水)がスムーズに上にと向かうことが出来ます。

≪八虚=虚とは空間のあることを意味して、関節のあるところに対応≫の放松は、起勢のキーポイント⇒人体、八つの部分の放松⇒両肘、両腋、両股、両委中(膝後ろ)

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肺と心臓に病が表れた時、気は肘部に集まり(滞り)ます。
肘の少海ツボ(肘を曲げて出来る肘窩のしわの内端)⇒この当たりを抓んで動かすと、細い筋が見つかります~とても痛い⇒肺臓、心臓が痛んでいます⇒日常的にマッサージしていると、肺臓、心臓に効きます。


次は、、、肝臓に病が現れた時、気は腋に停滞しています。
日常的に両脇をマッサージすると、肝気の通りをよくすることになります。

脾臓に病が表れた時には、どこに気が滞っているのでしょう?
両股骨軸、、、ですので、股関節を放松させてください。

最後の「両虚」は、腎臓経。。。
「腎如果有病、其気留于国窝(隠れている窪み=膝裏=委中ツボ)」
委中は膀胱経⇒膝を少し曲げて、膝裏を放松。
足から頭部までを貫いている膀胱経~経穴は目、後頭部、背筋、腰の疾患、坐骨神経の知覚・運動障害及び泌尿・生殖器系の疾患の治療に用いられる。

★站桩(タントウ)時には八虚を意識。
股関節を放松⇒脾経、胃経をよくする。
両腋を放松⇒肝経、胆経をよくする。
両肘を放松(墜肘)⇒肺経、心経をよくする。
両膝の放松⇒腎経、膀胱経をよくする。
by takeichi-3 | 2017-06-27 23:57 | 太極拳理論 | Comments(0)

(再)太極拳八法。。。

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太極拳の基本となる八つの手法。
掤、捋、挤、按、采、挒、肘、靠=「太極八法」



八法は武術の根本。力無くして相手を打つことはできない。
太极拳には八種の劲力がある。

★掤(化解と発力)=手腕。
掤劲は八劲の基本(いつでも存在している)、上外へと向かう力。
相手からの胸攻撃をずらして、発力。

★捋
身体の外(後ろ)へと向かう横力。三分は下向き~七分は後向き。

★挤
手の甲を使って前を押していく力。要点は、両手の力の合。
両足はしっかりと地を掴む⇒下半身の力による外掤劲。

★按
腰の力(腰を後ろに張り出す力)を使う⇒上半身の外掤劲。
前に推す、上へと押し付ける。
虚領頂頸必須。含胸抜背~腰より発する。

★采
相手の腕や肘を掴んで、下後ろ方向へと沈ませる。

★挒
両肘の力(回転)によって、腕を左右上下へ動かして相手を躱す⇒相手のバランスを崩す。

★肘
曲げた肘て、相手を打つ。
相手と接近している時に使う。

★靠
相手の身体に接触~肩、胸、背など身体で打つ⇒寸劲。
by takeichi-3 | 2017-06-24 23:47 | 太極拳理論 | Comments(0)

以実送虚。。。

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2015年に長崎ランタン祭りで行われた、武当山道士の太極拳表演だそうですが、
足運び~「以実送虚」になっています。





「以実送虚」
動作の変換時、重心が落ちている足(軸脚=実=陽)に更に松下沈すると~実が100%になり、自然に虚への移行が行われる⇒虚(陰)だった足は徐々に実(軸足=陽)に変化していく。

動作の実現に欠かせないのは「上下一条線」
三合&身法~湧泉の協調の精度が上がれば、身体の内側から劲が沸き上がってくるのが感じられるようになります。
by takeichi-3 | 2017-06-14 23:57 | 太極拳理論 | Comments(0)

太極拳。。。意によって運用すべきもの

帰国。。。
羽田到着後、北京から同乗していた中国人観光客が入国検査場に向かう途中、大勢集まっていて~
近づいてみたら、エバー航空機のサンリオキャラを撮影していました。。。
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◎太極拳の上達は螺旋上昇。限界が無い~を実感した今回の北京。
下記は、2012年に北京で宗維潔老師から受けたアドバイスの色々~今回も同じ要求が。。。


今日の太極拳練習。
やはり、最初から最後まで腰の運用を指摘されっぱなし。
「収腹」が出来れば、自然に「収臀」「円裆」「松股⇒股関節が自然に下に沈み、反作用で上半身に向かう力が生じる」「立腰=背中が張り出す⇒腕に棚劲が生じる」という道理を~老師は実際に動いて見せてくれました。
「腰が主宰する~と理論にあるでしょう」
「腰が主宰=一般的には、腰の回転に合わせて手足が動く~に気を遣うことが多いですが、腰主宰=松下沈した腰の力が身体の隅々まで行き渡っていくという状況を目にすることができました。今日の練習、ここまでで充分です。練習の目標が明確になったので、ホテルに戻って自主練します」
「そうね。教わったことを身につけるには、自分自身で考えながらの重複練習しか方法がないわね。老師に教わったイコール“出来た~“とはならないから、自分自身の中から“分かった~”という感覚(体得)が表れるまで練習をしないと」


腰に気を付けて動いていたら〜
「腕は松(沈)肩の力で展開(伸びやかに開く)させて」という要求が…
あ…確かに、、、f(^_^;
腰の沈みと肩の沈みが出来ないうちに用法を行おうとするから、腕が身体を誘導してしまう。
意識も「節節貫穿」=根→幹→枝葉へと伝わる。
「老師、今日の要求、より以上にゆ〜〜っくり丁寧に動かないと体感(習慣化)出来ません」


「合」での収臀不足が節節貫穿を阻んでいると。
老師が見せてくれる正誤の形~一目瞭然、、、
特にハッキリしていた「合」は、搂膝拗歩の経過~後ろ斜め方向で上下の手を合わせる動作。
頭を上げて~腰を立てる(収臀、提肛、尾閭中正)⇒落とした吸気で丹田を引き締めるのと連動⇒劲が丹田から身体の四方八方へと流れていく⇒脚の引き寄せと両手の合が丹田によって導かれる。
「そ、そこまで合わせるんですか。。。後座、半端じゃないです~((((((^^;」
「そ!!!」
「老師~丁寧にユ~ックリ動かないと正しい形が作れません。で、脚~メチャ、キツいです」
「そ。。。正しく出来ている証拠ね」


★今にして、老師の辛抱は生徒以上だと分かるように~今回も、本当にお世話になりました。
by takeichi-3 | 2017-06-07 23:44 | 太極拳理論 | Comments(0)

北京で太極拳。。。以実送虚

練習終わりの疲れは、こんな感じ~でも、充実!

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いの一番に進歩練習。
老師からの要求は~「以実送虚」
重心移動は、実の足から虚の足へと送り出されなければならない⇒立身中正による松沈が原動力となっている⇒立身中正が完成している=弓背、弓腰も出現⇒後ろに下がる時、背中の靠が使える。

経過動作で抱球を作る時、上の腕は棚、捋、挒等異なる方向の力の組み合わせにより力は強力に。

新しい知識を得ると同時に、ここ最近、自分が課題にして習慣化に励んでいた三合&身法から生じる勁の運用法に間違いがないことも確信でき、ホッとしています。

少しの間違いであっても、妥協をせずに細かく指摘~問題が生じた原因も太極拳理論に則って説明してもらえるので、指導時にも役に立つ~と、参加者が絶賛していました。。。(#^_^#)


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練習後は、馬連道までお茶の買い出し。。。
前門でお土産の買い出し。。。
等々、北京観光も十分に堪能しています。
by takeichi-3 | 2017-06-02 23:57 | 太極拳理論 | Comments(0)

今日も復刻版。。。太極拳の身法/軽灵(力むことなく自在に動く)

f0007580_23454477.gif今日は、2013年に翻訳した内容。。。
太極拳秘境のDVDが発売になる前、李秉慈老師&崔仲三老師から、
「今度、新しい、太極拳の資料作りに協力しているんだ」
と聞いていたので、You-Tubeで映像を見つけたら嬉しくなって~
各パートを立て続けに訳していました。



以前、太極拳を学んでいる時、老師が「太極拳は軽灵沈穏でなければ」と言っていました。
長い間、理解できずにいたけど、練習するにつれて少しずつ体得できるようになっていきました。
軽灵は松弛柔和~沈穏は下半身の安定(実がある)と気沈丹田(内練)。
これらは、太極拳の練習に際して、重要な身法への要求です。

太極拳を練習するに当たっては、身型を正しくしなけらばならない。身型が正しくなれば、内劲が生じてこない。

太極拳の特徴でもある軽灵は、どのように身法から生産されるのか。。。

簡単に説明すると、、、
運動体系(太極拳理論)を基礎としての練習を続け~それが体現できるようになり~誤差が少なくなってくると動作(外)と内部が協調一致し始め~拙力(筋肉を緊張させるような力)を使わなくなり⇒軽灵(力むことなく自由自在)な動作となる。

太極拳初心者の動作が軽灵でないのは何故か?
動作規格を正しく覚えていないので、拙力が出てしまう=軽灵とはなれない。
練習を積み重ねて習熟するにしたがって、徐々に誤差が縮小する⇒内気の流量が増えてくる⇒流量がある程度のレベルに達すると、質が変化してくる⇒内気が引き出されてくる⇒内気が体全体を貫通⇒内から外へと力が貫通するようになる。

「以意行気、以気運身」が可能となる。
「内気不動、外形寂然不動(何の動きもない)~内気一動、外形随気(気に随って)而動」
随着気動=(自然に)軽灵となる。

軽(灵)であっても浮(漂)ではない⇒ある人の動作を見た時、軽松であっても上辺ばかりで実(下半身の安定)が無かったりする。

「軽而不浮、沈而不僵(硬)」
運動規律(一動全動、節節貫穿、一気貫通)を遵守した練習(動作)によって、軽灵となる。

太極拳十三行功歌の中に、「立身中正転換易」とある。
人体は立体。立身⇒中軸線が必要⇒上下正しい垂直であれば、転換が軽灵となる。

姚継祖老師の譬えだが、人体は門扉と同じ。
昔の門扉は、上下に取り付けられた蝶番(軸)の回転で開閉していた⇒上は百会穴。下は湧泉穴。

門扉の建てつけが正しくない(垂直になっていない)と、転換も軽灵とならない⇒余計な力を使わなければならなくなる⇒だから、身体は立身中正が要求される。

軸は上下が一直線上になけらばならない。

王宗岳の太極拳論の中に「一動無有不動」とあるが、、、
どこかが動く~必ず全身各部位も動く~下から上まで、全身が協調して動作を行う。

武式太極拳では尾閭正中を身法としている。
これは、中正を基礎とした内功の鍛錬法。命門を後ろに撑(ボールや傘を開いたときのような~棚のある張り)して、下腹は上向きになるように~意気は下に沈み~足底へと至る。

体験~命門を撑⇒外に向かって。
試して~命門を撑~戻して~撑⇒これが下松(松沈)~松の時、意気(吐く)が足下に至るのを感じられる。

下松の時、両手は内合~上棚(peng)⇒上に向かう棚⇒下半身の安定を増加させる。
下半身が「実」という感じがします。

転換の時、門扉軸のように上下は一直線上に。
例えば弓歩で前に推しから、方向を変える~踵を軸として回転~こうすれば、整体(全身)的転換が出来る。

命門が後ろに張り出されていないと、推された時に堪えきれなくなる。
下に松沈すると、相手に抵抗する力が生じる。

どうして内功を練習しなければならないか。。。
内功=底盘(基礎)⇒基礎が安定強固⇒相手の力を受け止めて~転換させることも可能になる。

これは、尾閭正中が基本になっているのですね。
中正は外見的な要求、尾閭正中は内三合(精神、意念、気)が調整(協調=整体)されたことによる力。

立身中正によって、バランスを感じ取ることが出来るようになる。
推手の最中、自身の体が中正であれば、相手の力を聴くことができる。
手眼身法歩の中で身法は要となるものです。
by takeichi-3 | 2017-05-27 23:55 | 太極拳理論 | Comments(0)