北京で太極拳

takeichi3.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

<   2014年 12月 ( 31 )   > この月の画像一覧

百会、会陰、肩井、湧泉。。。八虚

f0007580_23593853.jpg
初詣の前に、夕暮れとともに、2014年のお礼参りに行ってきました。
屋台の人々は、参拝客を迎える準備で大忙し。。。


f0007580_23512425.gif
以前にも紹介したことがある、
北京中医大学≪曲黎敏教授≫による、健身気功を行う際の身形の核心。
太極拳の健康効果にも、大きく関わっています。


健身気功を学ぶにあたって、先に、どんな風に立つ(姿勢)かについて学ぶ必要が。。。
「百練不如一站」⇒正しくない姿勢で套路を何度も繰り返しても、正しい姿勢(立身中正)で立つとことには及ばない⇒姿勢がとれて初めて役に立つ~正しい姿勢でなければ役に立たない。

姿勢を正してから気功套路を始める意味は?
春に種を蒔く~畑を耕さず(準備を怠って)種を蒔いても収穫は得られない。
⇒姿勢を正す(起勢)~体への準備。

練功も“地”が耕されていなければ、いつまで経っても収穫が得られない。

正しい起勢の核心は~身体の正中、中線を求める。
健康気功の套路を始める前、起勢の姿勢は「站直」。
站直⇒百会穴と会陰穴が上下で相対している~百会と会陰の位置説明~中軸線を求めるには、必ず百会と会陰が目には見えない線によって内側で真っ直ぐに繋がっている=立身中正。

同時に、両足は肩幅に広げる。。。どうして?
「站」の時の足幅=“肩幅”が重要なのか~これは、別の二つのツボに関係している。

足裏には湧泉穴と呼ばれる腎臓経の重要なツボがある。
荘子は、「有修為的人呼吸以踵=修練者は踵で呼吸する」と言っている~これは、湧泉からの精気(先天の気…精気:生長、生殖等の生命エネルギー)が腎経へと湧き上がっていく~この精気が、きちんと流動しないと体調を崩す⇒足幅と肩幅が同じだと、スムーズに肩上にある肩井穴(胆経)へと汲み上げられていく。

下は「湧泉」、上には「肩井」。。。
両脚を肩幅に開く~の核心は、「湧泉」と「肩井」⇒泉から湧き出る気血は、井戸のコントロールによって、逸れることなく上へと向かう。

練功(站)時、「八虚」も重要。
「八虚=虚とは空間のあることを意味している=関節」の放松は起勢の要。
八部分のファンソン⇒両肘、両腋、両股、両委中(膝後ろ)
「人体八大関節は放松していなければならないby黄帝」~健身気功を行う時の重要素。

肺と心臓に病が表れた時、気は肘部に集まる(滞り)。
肘の少海ツボ(肘を曲げて出来る肘窩のしわの内端)⇒この当たりを抓んで動かすと細い筋が感じられ~とても痛い=肺臓、心臓が痛んでいる⇒日常的にマッサージすると、肺臓、心臓に効く。

肝臓に病が現れた時、気は腋に停滞している。
日常的に両脇をマッサージすると、肝気の通りをよくする。

脾臓に病が表れた時、気はどこに滞っているか?
両股骨軸⇒股関節を放松させる。

最後は、腎臓経。。。
「腎如果有病、其気留于膕窝=腎に病がある時、気は膝裏の窪み(委中)に滞っている」
委中は膀胱経⇒膝を少し曲げて、膝裏を放松。
膀胱経の経穴は目、後頭部、背筋、腰の疾患、坐骨神経の知覚・運動障害及び泌尿・生殖器系の疾患の治療に用いられる。
by takeichi-3 | 2014-12-31 23:55 | 太極拳理論 | Comments(0)

最近。。。

北京の地下鉄。。。
12月28日から路線が増えて17に~そして、一律2元だった運賃は、3元&距離制に値上がり。
利用者の平均価格は4.4元になると試算されています。
f0007580_23415879.jpg
自動券売機で乗車券を購入する人たちの多くが不慣れの為、混乱していた様子。
上部の路線を押すと、駅名と料金が表示されるのでしょうか???
最高金額の8元~円安も鑑みると、日本人には6倍前後になる感じ~(T_T)。。。


f0007580_23504034.jpgジェット・リーと共に≪太極禅≫を広めている中国阿里巴巴集団の創業者&現会長≪馬雲≫のボディーガード≪李天金=写真右≫が、太極拳高手と話題に。。。

8歳の時に太極拳を習い始め~その後、隣村に遠征した時に敗れた子供の父親(王西安)に弟子入り。
散手や推手などで、かなりな成績を残しています。




f0007580_0195640.gif

推手といえば。。。
先日の武冬老師の推手講習会の内容~参加者たちから大好評でした。

f0007580_0132528.jpg

by takeichi-3 | 2014-12-30 23:58 | いろいろ | Comments(0)

SFショートアニメ。。。

戦闘用として試作されたロボット。
製作した科学者は、人間と違って感情などを持っていないのが長所だと。。。


by takeichi-3 | 2014-12-29 23:58 | 中国映画音楽 | Comments(0)

太極拳の内外運動。。。

f0007580_23544264.gif「太極拳の内外運動」
「動」=脚の力を使い、四肢を活動させるという意味。
「運」=運化、運気、運行⇒人体内部で行われている活動⇒経絡、気血、内臓。
「動は外形、運は内側」

「運動」は、内から外へと伝わっていく鍛錬。
内の「運」が外の「動」を導くという順序がある⇒太極拳の特色~「以心行気、以気運身」、「運極則為動」

身体を鍛錬する方法は多くあるが、漢字本来の意味を含んでいるのは太極拳に他ならない。

その他の鍛錬方法~例えば、ジョギング、水泳、バトミントンなどは、身体を使うことによって心拍数を上げ、血流を早くしている⇒外から内=「動運」は、血液を四肢に大量に循環させることはできるが、内臓への負荷が大きくなる。

太極拳は、平静(自然)な状態で行われるので、気血を臓腑&経絡にくまなく運行させて潤すことが出来る。松静自然でユックリとした動作には、臓腑マッサージ&経絡の通りを良くする作用がある。


中国、競技用太極拳と本来(?)の太極拳の「運動」面での差異が大きくなっていますが、、、
中国政府が、太極拳を普及し始めた当時の太極拳。。。現在の規定套路とは異なるような。。。

陳式、楊式、孫式、呉式、武式の著名な老師たちが表演している映像です。
※コピー禁止なので。。。こちらから~

https://www.youtube.com/watch?v=3WXzJoubEsc
by takeichi-3 | 2014-12-28 23:54 | 太極拳理論 | Comments(0)

扇子、扇子、扇子。。。

少林寺の千仏銅人扇子。。。




武当山系の扇子。。。




中国武術チャンピオンの自選扇子。。。




阎玺(峨眉派)の武術パフォーマーンス系扇子。。。




洪家扇子。。。


by takeichi-3 | 2014-12-27 23:58 | 武術各派 | Comments(0)

ジャッキー・チェン新作。。。DRAGON BLADE

2015年の春節は、2月19日。
春節シーズンに中国で公開される映画の予告編が現れ始めています。

ジャッキー・チェンが5億元を費やして製作した超大作≪天将雄師=DRAGON BLADE≫




f0007580_233319100.gifフランス人監督ジャン=ジャック・アノーが、5年の歳月を費やして製作した、中国ベストセラー小説が原作の≪狼図騰=神なるオオカミ≫
主題歌≪滄浪之歌≫を歌っている≪汪峰≫。。。良いです~♪



文化大革命時、毛沢東の上山下郷政策でモンゴルの牧羊作業に、再教育の為に赴いた都会の知識階級の青年≪陳陳≫。

「狼に気をつけろ」と、経験豊富なモンゴル人の老人に言われていたのに、いつもとは異なる道を通って~狼に囲まれてしまう。幸いにも、戦場経験の豊富な肝の据わった馬に乗っていたお蔭で、うまく逃げることができたが、、、この時より、草原で暮らす狼に対して興味を持つようになる。

ある時、狼の巣に子狼がいるのを見つけて、飼うことにする。

穀物を作る~を優先する政府の方針に草原の面積は徐々に少なくなり、牧羊民たちは農業を行うように~作物に害を及ぼす小動物たちは殺されて~食糧が減ってしまった狼は羊を襲うようになり~その狼を殺さねば。。。

という感じのストーリーだそうです。
by takeichi-3 | 2014-12-26 23:55 | 中国映画音楽 | Comments(0)

一日一ツボ。。。太極拳とツボ(百会)

f0007580_23463389.gif★百会★
「百(多種・多様)」の経絡が「会(出会う・交わる)」という意味。
実際には督脈、膀胱経、三焦経、胆経が合流する交会ツボ。
脳血管障害やその後遺症である半身不随、言語障害などに効果。てんかんや自律神経失調症・不眠症などの神経・精神の症状から夜尿症、痔核などにも効果がある。



f0007580_23481071.jpg
百会ツボは外界の気場と関りがある。
上は天に応ずる~手心を百会から一寸の距離に掲げると、熱感がある。
百会は、天の気を雨のように下方へと降らせ~全身慈潤している。
足親指のツボ「大敦」に力を入れると~「神即貫頂」という状態になる。
「天門(百会)は常に開いている」「地門(会陰)は常に閉じている」⇒開合。
会陰は仁督脈の起源点⇒上が開き虚、下は閉じて実。

※虚領頂劲
※上虚、下実、中間活⇒上:頭・肩・両腕、中間:腰・胯、下:両腿・両膝・両足。

「尾閭中正、神貫頂」
「上開為虚、下閉為実」



f0007580_23484865.jpg
★大敦★
肝臓の機能UP~血液の流れをスムーズにし、体の体調を整えるツボ。
体が安定することで心も安定し、落ち着いてきます。
こむらがえり、眼の疲れ、乗り物酔い、狭心症、頻尿、貧血にも。
by takeichi-3 | 2014-12-25 23:53 | 太極拳 | Comments(0)

一日一ツボ。。。太極拳とツボ(耳門)

f0007580_23274689.jpg
f0007580_23281385.jpg今日の阿蘇草千里~散策したら遭難しそうな状態。
湯布院から移動する山道の脇には樹氷。。。
意外、南なのに、九州は雪国~(--)。。。

熊本城近く、ヒマラヤ桜が満開。花蜜を吸っていたメジロ(多分)は、寒空の下、丸々と肥えていました。

大宰府天満宮近くで食べた、福岡名物ゴボ天うどん。
スープも飲み干してしまうくらい美味。(o^0^o)Ψ
http://www.ja-gp-fukuoka.jp/eat/tabechatten/2_52.html
f0007580_23335995.jpgf0007580_23293014.jpg

f0007580_23463389.gif
経絡運動としての太極拳。
ツボの位置を把握して、細やかに意識を使って練習⇒「心意用功夫」
身型が正しくなければ(路が整備されていなければ)効果は得られません。

★耳門:手少陽三焦経★
f0007580_2348778.jpg耳付け根の上前方向。
套路練習時、「虎口捜耳門」と言われています。
立掌を作って試してみてください⇒誰かに推してもらうとか。。。
無意識で作った時よりも強度が増します~(^^)v

≪耳門効果≫
耳の疾患全般にすぐれた効果があり、耳鳴り、難聴、中耳炎、外耳炎などに良く効くとされます。
又、顔のむくみや、歯の痛みなどにも良いとされています。

by takeichi-3 | 2014-12-24 23:57 | 太極拳 | Comments(0)

田紹軒。。。楊師三代に学んだ弟子

f0007580_22204097.jpg黒川温泉~バランス(温泉&商店)がとれた、温泉ナウを満喫できます。

今日の公共浴場は≪地蔵湯≫
入って直ぐは手前の湯船が適温。徐々にヌルく感じてきて~後方湯船は?と手を入れたところ、火傷しそうな高温~仕方なく、ヌル湯に顎まで浸かっていたら、地元の方が入ってきて~「今日はヌルいわね」と、両湯船に渡してある竹棒を使って熱湯を誘導していました~\(0人0)/
f0007580_22212585.jpgf0007580_22215650.jpg

f0007580_23551693.gif
田紹軒(田兆麟:1891年生)
兄妹四人の二番目として北京に生まれた。
幼い頃に父を亡くし、兄は出奔。母親は洗濯と繕いをして子供を養った。母の苦労を見かね、8歳の時に学校を辞め~楊家から遠くない自宅前で果物を売り家計を支えた。


楊健侯は、いつも田家の前を通っていて~田兆麟の忠厚な性格と敏捷性のある動きに目をかけ、兆麟が13歳の時に「学拳してみないか?」と声をかけたが、「家族の生活を維持しなければならないので」と答えた。
そこで、楊健侯は母親と相談。生活を援助することを申し出て、兆麟が練習できるようにした。

健侯家では、少侯と共に寝起き、食事、健侯からの直接指導を受けた。
三人は日夜練習を続け、七年後に「紹軒」という名を授けられた。

これ以外、田兆麟が北京警察庁消防音楽隊にいる時、武術を教えにきた楊健侯に見初められ、楊少侯の弟子となるように勧められたという説もある。

楊健侯の指導は厳しく、一つの型を掌握するまでは、次の型を教えることは無かった。
後に、無極站桩と太極起勢だけ、半年間練習させられたと語っていたという。

弟子の話。。。
1938年。楊少侯が上海で、快慢相間な太極拳を表演~観客たちは大喝采。
その様子を見た、直前に表演を終えた外国人ボクサーが、
「ボクシングのほうが遥かに力強いのに、どうして、あんな頼りなさそうな動きの方が評価されるのだ。私たちを馬鹿にしているのか?!あいつと戦って、力の差をハッキリと見せつけてやる!」
と声を荒げた。

中国人主催者は、
「私たちはボクシングを理解していないが、楊先生が演じたのは中国武術。だから、その力量が理解できる」
と答えたが、ボクサーは引き下がらず叫び続けた。

これに、楊少侯は、「兆麟、相手をしてやってくれ」と、、、
応えて、兆麟はリングに上がり~ボクサーと向き合い構えた。
兆麟の顔面めがけて左右のストレートが向かってきたが、兆麟は、上下に分けて~ボクサーを引進~重心が崩れ前のめりになったボクサーは、体勢を立て直すために後ろに下がろうとした~瞬間、兆麟は両手で発力~相手の胸を推してリングの外へと撞き飛ばした。

楊健侯、楊少侯、楊澄甫。。。
楊家三代に学んだ田紹軒の技術は非常に優れていたので、ある者は「田派」と称することもあったが~
常に、「私の拳は楊家のもの」と答えていた。
by takeichi-3 | 2014-12-23 23:41 | 偉人たち | Comments(0)

李雅軒。。。楊師の≪綿裏鉄≫

f0007580_2236022.jpg
今日は冬至。由布院温泉。。。
住民の為に開設されている共同浴場で、柚子と混浴。
お湯は源泉かけ流し~何となく、ホテルのお風呂よりも泉質が良いような気がします。

旅行会社の企画の中でも人気のある通年ツァーだそうで~明日は、黒川温泉に浸かります。

f0007580_22325511.jpgf0007580_22362721.jpg



f0007580_23485894.gif
最近、中国人老師に手合わせをしてもらう機会が多いのですが、、、
生徒の力量より、微妙に強くした力を加えて~推したり引いたりしてくれるので、、、
自分は何を改善したらイイのかを考える機会が多くなっています。


で~歴代の太極拳家たちの努力、半端じゃないという文章発見!
楊家の弟子≪李雅軒(李椿年):1894年生≫

貧しい家に生まれ、学校には数年しか通っていない。
生まれ故郷は習武が盛んな土地。
十四歳の時に少林拳の高手≪陳殿福≫の弟子となったが、数年後のある日、「急用が出来たので出かけねばならないが、もしかしたら戻って来れないかもしれない」と言い残して、師は旅立ち~それきりとなってしまった。

以降、太極拳の高手と出会い太極拳を学ぶことになる。
その後、傅昆庭に綿拳を学び~知人のつてで北京に赴き、中央公園で教拳していた楊澄甫から指導を受けるようになる。

李雅軒の覚えの速さと才能を認めた楊澄甫は、家に呼んで教拳するようになる。
この時、楊健侯にも賞賛されて澄甫の入室弟子となるよう指示を受け~健侯から、直接、その絶技を伝授され~二十歳の時に≪雅軒≫の名を与えられる。

下半身の力を強化するため、歩行練習に際しては、師兄弟に頼んで、自らの股を力を込めて下に押さえてもらいながら、数時間に及ぶ進歩を行った。

楊師が推手を教える時、その腕は≪綿裏鉄≫~とてつもなく重かった。
楊師の腕の重さに、多くの弟子たちは、一~二分くらい経つと、手も足も疲労してしまい耐えらなくなってしまったが、李雅軒は数十分~楊師が「ここまで」と言うまで、止めることはなかった。

食事中も、歩行中も、時には就寝中にも打拳のことを考えていた。
夜、寝付いた後、閃きがあると起き出して、真冬であっても寝衣のまま、そのイメージを求めて体得するまで繰り返し練拳に励み~楊師の推手指導時に、これを用いて挑んでは改良を加えていった。

「李雅軒の練拳の様子は鬼のようだ」by師兄弟。
「李雅軒の才能と刻苦耐労、研鑽は、他の誰も及ばない」by楊師。

一般的には、「綿蔵針=柔らかさの中を貫いている劲がある」と言われていますが、、、
「綿裏鉄」は、楊澄甫が研究を重ねた成果=進化。。。(#^_^#)
by takeichi-3 | 2014-12-22 23:44 | 偉人たち | Comments(0)