年末の北京滞在時に、何度か話をする機会があった体育大学の研究生。
2008年全中国伝統武術套路大会のチャンピオン。
YOU-TUBE で映像発見。。。動作を見るのは初めて~力強くイイ動きをしています。
「全中国で優勝する=半端ではない力を持っている」
のは、モチロン知っていますが、、、
「伝統拳(形意拳)を習えば習うほど、武術本来の面白味が湧いてきて~表現に重点を置いている競技套路に興味が無くなってきている。」
と発言した私に返ってきた答えです。
競技も伝統も、どちらも武術を基盤にしています=いずれも武術。
競技種目は、社会の変化に伴って新しく生まれてきた流派です。
僕が武術を学び始めた頃の練習方法は伝統武術の訓練法が基本になっていました。
10歳で家を離れ、武術学校で過ごすうちに競技套路が生まれて訓練方法も変わってきました。
大事なのは、自分自身が行っていることが何なのか?それに必要なことは何なのか?を見極めて精進し続けることです。
大会で上位を目指したいなら、難易動作の完成度はパーフェクトとしなければなりません。
その為には、休んでなどいられません。毎日、毎日、ひたすら練習に費やします。
(彼が家を出てから、24歳になる今までお母さんに会ったのは100日を超えていないとか~)
それに加えて、動作の一つ一つの芸術度(綺麗に見せる)を鏡に向かって研究。
例えば停止の時。基本になる形を作ってから、腕の高さや身体の傾きなどをあれこれ試して、一番綺麗に見える形を模索します。それを、朝昼晩~毎日、同じように続けなければトップは維持できません。
「堅持する=功夫=中国文化」
私など足元にも及ばない努力。。。四の五の言うのは止めます。