つい、うっかり~誕生日だということを忘れて、
太極拳老師と一緒に、普通にビビンバを食べながら武術談義。
といっても、最近の中国映画“大笑江湖”について。
喜劇役者たちが多数参加している武術作品。
老師にDVDを貸していたので、その感想を聞いたところ~“没有意思=つまらない”
香港の武侠小説家「金庸」の小説「笑傲江湖」を真似たタイトル、ジャッキー・チェンの最新作ラスト・ソルジャーの最初と最後のシーン、、、スター・ウォーズの名セリフ「Force with you =理力の守りあれ!」など多くのパクリ。
そう。。。確かに、酷い内容。(#^_^#)
主人公の吴迪(北京武術隊所属世界チャンピオンと同名)は文盲で武術が好きな靴職人。
地方の町で母親と二人で暮らしていた(父親は行方不明になっている武術者)のですが、靴修理に現れた武術修行者風の美女に靴の片方を返す為に(シンデレラ?)「江湖=世間の荒波」に足を踏み出します。
途中、金庸小説のあちこちに顔を出している≪独孤求敗=無敗を誇り、自分を打ち負かすことが出来る敵を求めているという意味から、この名を名乗った≫らしき、皇帝の血を引く盗賊(趙本山)から、その姓の伝承を求められたり~
その誠実さで、「九陰真経」「宇宙剣法=スター・ウォーズ」「葵花寶典」などの秘伝書を次々に与えられるのですが、字が読めない彼は、絵が無い~という理由だけで全て捨ててしまいます。
最後には、伝説の足の無い鳥(空鳥=ウォン・カーウェイの映画に出てくる⇒生まれてすぐに空に羽ばたき、ただ飛び続けて疲れたら風に乗って眠る。地上に降りるのは死ぬ時だけ)の卵も手に入れますが、どんな料理にしようか~という興味しか持ちません。
「思うに~誠実であれば運が開けていく⇒普通に暮らしていくことの良さを主張しているような~」
と、感想を伝えましたが、、、
「趙本山ほどの実力者が、どうしてこんな酷い映画を作ったのか~と中国での評判は悪いのよ。」
という作品、、、全編you-tubeしてました。(((^^;