ウサギ~
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健康気功:五禽戯≪虎≫。。。曲黎敏教授解説
※五禽戯が創られた経緯や華佗の弟子との関わりは~ダイジェストで。。。
華佗は、人は運動をした方が良いが、過ぎるのは良くないと常に語っていた。
「どんな風に動くのが良いのか?」と尋ねた弟子の呉普と樊阿に一套の動作を教えた⇒五禽戯。
虎=肝、鹿=、熊、猿、鳥の動作を真似て、手足を動かすことよって体力を増強させ、病を防ぎ、治療を助けることも出来る。
開閉するドアは虫が生じなく、流水は腐らない⇒運動を堅持しなければならないという華佗の思想の闡明。
呉普と樊阿はこれを堅持し続けた。
90過ぎまで生きた呉普は、老いた後も歯、耳、目に問題はなかった。樊阿は百余歳まで生きた。
中国医学の立場から≪五禽戯≫を。。。
眼⇒肝が主人、腎臓は耳を開く、歯の主人は脾胃⇒脾臓は筋肉の主人。
心臓、肝臓、脾臓、肝、腎臓の五臓を強くする。
戯⇒遊び⇒楽しみながら(遊びと同じように体を放松)⇒気持ちの放松⇒快楽が大切。
一般の運動の効果は、内臓までには至らない場合が多いが五禽戯は、虎⇒肝臓、鹿⇒腎臓、熊⇒脾臓、猿⇒心臓、鳥⇒肺臓をよくする。
「虎戯」の中にある二つの動作から
三焦鍛錬
虎は王者の風格を持つ動物。その何処が肝と関係があるのか?
肝打開将打一個比方⇒称(肝)将軍⇒虎王⇒勇猛
この特徴を認識して行うと、肝に効果がある。
虎戯を解説する前に、動作の説明を。。。
虎の爪⇒手の形は、このような虎手⇒張る力を保ちながら、関節の一つ一つを引締め(力を入れ)折り曲げます。
この効用は、、、この部分は心包経⇒労宮穴を開きます。
爪⇒指先それぞれに、中国医学では重要な穴(ツボ)=井穴があります。
井穴⇒井戸と同じように気血が生発している⇒気血の抹消(到達の最先端)⇒毎日鍛錬すると健康に良い。
この部分の鍛錬法としては、テーブルを指で叩いたり、ピアノを弾いたり⇒こんな風に掌で叩いても効果は得られません⇒心、肝、脾、肺、腎に効果を与えるには指先を使って叩く⇒経絡がどのように通っているかを考えた鍛錬が大切です。
虎手の形にはどんな効用があるのでしょう。
中医では、虚は肝と対、肝病は上体に影響を与えます⇒握力が落ちる。
肝と握力には関係があります。
手指に力が無くなったと感じた時⇒掴みにくい、シビれる⇒肝病=手指に障害が生じる。
肝臓は握る力(手)に変化をもたらせる⇒日常的に手指を鍛えると肝を強くする。
西洋医学では、70歳以上の人では、握力がある人ほど長生きだという研究結果が得られているそうです。
握力が強い=肝気が強い⇒日常的に手指の鍛錬をしたほうが良い。
肝経は身体の両側を通っています。
第一の動作(虎拳)の中に、手の上げ下げの動作を見てください。
五行で木の性質をもつ肝は、「木曰曲直」⇒上に伸びいく時、それとは異なる方向に向かう力が生じる(幹が太くなるなど)⇒なので、この動作を行う時には「昇中有降」が見られます。
身体の前に手を出し~虎爪を作り~ゆっくりと拳に変化~上へ挙げ、胸の前で拳を開きながらさらに上~掌を開き切り~再び虎爪(力を入れて、全ての関節を折り曲げるように虎爪を作る=肝在変動為握(肝臓と握力は有関係)⇒ので、必ずシッカリと拳に握る必要がある。
それから、ゆっくりと胸前で腕を平らに~ここから、ゆっくりと拳を開いていく。
これが、虎拳の動作です。
虎拳の動作で大切なのは、、、、
虎爪、拳への変化⇒肝経に関わる要素⇒上に挙げる~目は必ず手を追う⇒気は目線に随う⇒目線が上に~気を気にかけずとも、気は自然に上っていく⇒動作をきちんと行えば、意識せずとも気を巡らせることができる。
もう一つの動作は、虎捕(虎が獲物を捕らえる動作)
拳は初め、両脇から上に挙がります⇒肝胆経は両脇を通っている。
両脇から~前に向かって「捕」
「捕」の時は虎爪。
腰は真っ直ぐに伸ばす~目は怒目。シッカリと前を見る⇒虎と同じように、勢いのある眼。
怒目⇒肝機能をよくする⇒「肝開巧于目」⇒肝臓の変化は目影響を与える。
この動作のポイントは、任脈と督脈の通りをよくする。
任脈と督脈とは、、、
背部、脊柱に沿って一直線に上昇しているのが督脈。
「捕」となった時、顔は前を見ている⇒上げている。
任督脈について、
督脈は、人の脊柱に沿って上昇する一条の線。会陰に始まり人中に至ります。
任脈は、人体の前面正中線を上昇する一条の線。
何故、この二脈を鍛える必要があるの?
督=統領⇒全身の陽気を統率。
任=担任(担っている)⇒妊娠と関係がある=血と関係がある⇒陰血を管理。
健康気功の重要点は、経絡の鍛錬を通して気血の鍛錬を行っているところ。
気血の大きな表れは督脈と任脈。
この動作は、督脈と任脈を同時に鍛錬しています。
任脈を鍛える⇒中正線~下顎に至り~人中へ(督脈と交わるところ)。
どうやって任脈を鍛える?⇒下顎を上げる=頭を上げる⇒任脈を引き伸ばす。
虎捕の動作の前に一つの動きがあります。
伸ばした体を戻す時、体を前後にくねらせます。これこそ任督脈の鍛錬。
私たちの日常生活でも簡単に出来る動き。
背中を真っ直ぐにして、顎を収める⇒これでも督脈を引き延ばすことができます。
それから、顔を上に向けると任脈の鍛錬に~
もし、虎捕の動作がうまく出来たなら、督任二つの脈を引き伸ばすことが出来ます。
同時に、見張るような目で前方を見ると肝の鍛錬にもなります。