週に二回ほど、気ままにフィットネスの太極拳に参加しています。マイペースで周囲に構わないようにしているのですが、それなりに顔見知りが出来たりして~余りにも大げさな呼吸をしながら動いている人がいたので、ついついお節介~(((^^;
「太極拳の呼吸は自然から始めた方が」「あるクラスの先生に、太極拳は腹式呼吸だって言われたから」「そうだけど~動作を覚えるまではラクな呼吸で大丈夫。呼吸を強制しながら動くと、強張って、逆効果になるかも~」
太極拳初心者には呼吸を強調しないほうがいい。書籍などでは自然呼吸が要求されている。
習い始めの頃は、動作と呼吸を一致させるのは難しい。2~3年経って、動作規格が自然になるにつれて、呼吸も自然に理解できるようになる⇒動いている時、自分自身の中の呼吸の流れ(劲)が感じられるようになる⇒譬えるなら、アコーディオン。
太極拳初心者が、動作と呼吸(腹式)が合わさっている状態を理解体得するには、起勢や雲手などの定歩(動かずに、立ったまま)練習から始めると分かりやすい。
起勢を例に取ると~両手を前に上げる時は吸気。両手を下す時は吐(呼)気。ゆっくりと、呼吸の速度に合わせて均一な速さで~何度も繰り返しているうちに呼吸と動作の一致感が得られるようになってくる。
呼吸が、深、長、細、均、穏、静となってから、套路練習に取り入れる⇒沈、虚実の変化、連綿不断の基礎。呼吸と動作を一致させる~をイメージしながら站桩(タントウ)を行うことも役に立つ。呼吸が深く長くなることによって≪吐故納新≫の効果が上がり、血液循環や内蔵機能を良くする効果が生じる。又、自律神経を整えて精神を安定集中させる効果も。