家庭菜園の野菜を頂きました。
ここ最近の湿度の高さに、食欲が衰えていて。。。
夕飯は適当に済ませようと思っていたのですが、
新鮮野菜に調理意欲が刺激され、、、
蒸し鶏、新玉葱と合わせたサラダを作りました。
湿度の高い日が続いて~なんとなく、身体がダルイ。。。
今週、会った人の殆どが不調を訴えていました。
身体に湿度が溜まりやすい時期には、利湿(体内の湿度を排泄)を促す食物を。
はと麦、もやし、緑豆、きゅうり、冬瓜、若芽、西瓜、セロリ、小豆、トウモロコシなど。
利水作用が高いのはトウモロコシのヒゲ~ここ最近では、「トウモロコシひげ茶」などが販売さているので、手軽に摂取できます。
梅雨時に感じる不調~東洋医学では、湿邪という言葉で表現しています⇒自然界に湿度が多いときに体に入りこんでくる邪。
水分なので重く下に流れる性質がある⇒手足が重く感じたりむくんだりしやすくなるのはそのため。
ねっとりとして停滞しやすく、生命のエネルギーである気血の流れが滞ります。そのため、体に不調が生じたり関節などの痛みを感じるようになります。
停滞性があり一度体に入ってしまうと病気の回復が遅くなり治癒に時間がかかります。
この湿邪の影響を一番に受けるのが、消化吸収と水分代謝をつかさどる「脾」(西洋医学の脾臓とは別物で、胃腸の働き)なのです。だから梅雨時には下痢や食欲不振、嘔吐、腹部膨満など消化機能の障害が起こりやすくなる。
臓腑経絡中の湿が渋滞すると、気の活動も渋滞。気の運動形式を失調させたり、経絡の運行障害を誘発します。
経絡とは、臓腑で生成された気血が流れる通路。
全身の栄養と機能調節を促進する作用があります。食欲不振は、飲食物をエネルギーに変えて、全身に輸送する生理機能が減退し、胃の受納(飲食物を胃に送ること)に影響すると起こります。
便が軟らかい(大便溏薄)
一般に濁って汚い水は清らかな水に比較すると、どろっとして粘ついた感じがします。
そこで「湿」は津液(人体に必要な水分)とは違って、粘滞性が強いと考えられており、湿邪に犯されると、排泄物などがべとついたり、大小便の切れが悪くなかなかふき取れないなどの症状が現れます。運化水液作用は運化水液作用が減退し、腸中に水湿が停留すると起こるわけです。
この運化水液作用は「脾」の作用の1つです。
飲食物から吸収されたエネルギーに含まれる余った水分はこの作用により「肺」と「腎」に送られ、「肺」と「腎」の気化作用により、汗や尿となって体外に排出されます。この働きが正常であれば、余分な水分は体内に停滞することなく「湿」などの病理産物も生じません。しかし、「脾」の運化水液作用の機能が失調すると、水分が体内に停滞し、便が軟らかくなったり、むくみなどの症状が出現します。「湿」は「陰」の作用を持ち、気の活動を阻滞し、陽気を損傷してしまうからなのです。
湿邪を追い出す。。。。
体を冷やさず汗をかいて水分(湿邪)を体外に出す⇒体が冷えていると水分代謝が悪くなります。軽い運動や入浴で汗をかくのも効果があります。
ちなみに~
五禽戯の熊式は、脾胃に効果のある功法です。
http://takeichi3.exblog.jp/17779139/
八段錦では、、、第三式の調理脾胃須単挙。
http://takeichi3.exblog.jp/16648728/
脾臓に効くマッサージ。。。
胃。。。