太極拳各派の後継者たちを知ると、
YOU-CUBEなどでその名を見つけた時、楽しくなります。
1936年にこの世を去った楊澄甫。
その後、楊氏太極拳は弟子たちによって伝播されていった。
1)陳微明
一番弟子。孫禄堂に形意拳と八卦掌を学び、後に楊澄甫に太極拳を学ぶ。穏やかな性格で、良い人脈を築いていた。文武に長けていた。晩年は、仏門に帰依する。
2)李雅軒
一番の智慧者。大松大軟⇒真太極。四川太極拳王と呼ばれていた。
楊澄甫の精神を引き継ぎ、一生を太極拳研究に費やし多くの書を著した。澄浦の三大推手の相手の一人。
3)鄭曼青
稀なる才能の持ち主。詩書画医拳に精通していた⇒五絶老人と呼ばれていた。鄭子簡易太極拳を創った。
4)田兆麟
一番勇敢だった。楊家二代三人より学ぶ。ネット社会の今、楊澄甫の功夫をけなす者もいるが、田兆麟の功夫をけなす者は皆無。挑んで来る者は拒まず、一人で十人の相手が出来る。楊門二将の一人。
5)牛春明
神業のような機敏性。相手の動きを察知する能力に秀でていた。手に乗った雀は飛び立つことが出来なかった。
6)崔毅士
松沈が一番。先に武式を学び、後に楊門に加わった。楊澄甫、早期の弟子。師父に代わり、南方への普及に努める。発松沈劲をよくする推手。
7)董英傑
一番の推手者。善柔挫な力。功夫は高く胆大。リングでの戦いも多く、推手&散手の試合で十連勝した。听劲、懂劲に優れ、楊澄浦の主要な相手。
8)褚桂亭
散手が一番。幼い頃から武術を習い始め、形意拳と八卦掌に精通。楊門に加わる以前から、散打の高手として名を上げていた。
9)武汇川
一番の剛猛者。自称、楊氏の一番弟子。楊門二将の一人。楊澄甫の対練の相手。德才兼備。
10)張欽霖
一番の内力者。幼少の頃に父母を亡くし、楊家に小間使いとして雇い入れられる。耳目するうちに武術に傾倒、二代の師父について学ぶ。技芸に最も精通。弟子に胡耀貞がいる。
★楊澄甫、死の原因⇒
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