猿、猿、猿。。。猿拳の由来

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間もなく申年となりますが。。。
以前から、風格や用法などが「???」だった猿拳について調べてみました。
南猴&北猴の由来など。。。(--)!




★西漢時代には、既に猴舞と猴拳があった。
西漢に猴舞に秀でた長信少府(役職名)がいて、盛大な宴会で表演した⇒長沙馬王堆から出土した「導引図」には、「沐猴灌」と言う名がついた、まさに猿の動作をした図が描かれている。

★明代、戚継光が著した「紀效新書、拳経捷要」にも猴拳が記載されている。
金鉄庵は、「酔八仙譜」の中で、「拳法が盛んな南方では、七紅、八黒、大小天罡、猴拳等が普及している。自然環境に優れている峨眉山、その中で生息している猴が拳家の模倣の対象になったのか~峨眉猴拳は四川全域に普及していて、套路も多い」と、、、

★清朝末、北方に短気な拳士がいて、悪辣な村民を殺して捕まってしまった。
当時、殺人罪は終身監禁が普通だったが、有力者の知り合いの努力や賄賂によって、刑期は8年に短縮された~この拳士が、後に独特な風格を持った功夫を創る。

拳士が収監されたのは、小さな村の郊外にある森林。運命の巡り合わせというか~窓の外には沢山の大木があり、いつも猴たちが飛び跳ねていて~猴たちの滑稽な動作に感嘆。日々、その動作を仔細に観察して、数年後には猴ごとの特長を把握して、一匹一匹の区別ができるようになっていた。

猴の戦う様子~敏捷性、脚の動かし方を研究しているうちに、自分が子供の頃から習っていた武術拳法にも通じるものがあると気付き、猴の動作を自身の拳術と結合させた。

刑期明けが、猴拳発展のきっかけとなる。
猿の動作を研究するうちに、その動きの特長を五種の形式に分けた⇒長拳、木拳、迷踪拳、硬猴拳、酔拳。

中華人民共和国成立後、猴拳の動作質量や套路の組み立て、表演效果等のレベルは上がり~1953年の全国国民族形式体育表演競技大会以降、全国レベルの武術大会の種目には猴拳が見られるようになった。

★1953年の猿拳優勝者、「肖応鵬」。。。



★特徴
猴拳発展の過程で、異なる流派&異なる風格が生まれていったが、基本的な要領は共通している。
眼、身、手、歩等の要となる二十二字。。。
剛、柔、軽、霊、綿、巧、躲、閃、神、束、抓、甩、摘、 切、刁、拿、扣、頂、帖、纏、蹬、踹、弾。
前の十字は動作の様子、中間の八字は上肢と手法、残りの四字は腿法。

近代猴拳の套路の中で表現されるのは、猿の機敏さ&武術攻防の特長。。。
出洞、窥望、看桃、攀登、摘桃、 蹬枝、拼搶、蔵桃、蹲坐、吃桃、喜楽、惊竄、入洞等を具象している~套路によっては、跌、捕、滚、翻等の動作も含まれている。

★猴拳の要求=形象、意真、法密、歩軽、身活。
形象⇒外形は猴の様に⇒聳肩、 縮頸、圓背、束身、弯肘、垂腕、曲膝等。
意真⇒猴の精神を表現。
法密⇒起伏が有りながら、テンポよく緊密に連環して動作が行われる。
歩軽⇒歩は、軽巧迅速。
身活⇒身体の機敏さ。


★迷猴拳。。。




★永春猴拳。。。


by takeichi-3 | 2015-12-31 23:49 | 武術各派 | Comments(0)

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