武当九式吐納養生法を、劉理航宗師が演化させた養生功法~
「真元混合一気功」
脊椎、肩、腕を旋転させることでマッサージ。
動作は難しくないのに、多くの効果が得られる養生功法です。
指導しているのは「劉理航宗師」。。。
101歳まで矍鑠としていて~積極的に、自身が伝承した功夫を後輩たちに伝えていたそうです。
動画は、十堰の街(武当山の入り口ともいえる、十堰駅がある街)での講習風景。
学習者に分かり易いように動いています。
1980年代初め、文化大革命が成功した中国では大規模な武術発掘整理作業が行われるようになりました。革命中、旧悪とされていた武術。信道、信仏も廃れて~武当山や少林寺では、武功の高い道士や僧侶たちは民間へと下山流散していたので、高超な武功伝承者を見つけ出すのは難しく~「武当無拳」と言われてもいました。
幸いなことに、早くに武当山を離れて民間に隠棲していた高名道士たちを探し出すことが出来~厳しい冬を余儀なく過ごしていた中国武術は、ようやく春を迎えることになります。
1983年、上海の武術教授「蔡龍雲」が、武当純陽門弟子たちの演拳を見て。。。
「この拳は、太極拳のようで太極拳ではない。八卦掌のようで八卦掌ではない。形意拳のようで形意拳ではないが、内家拳の特徴を備えている」
と、関心を持ち、湖北省の武術発掘整理組織に調査を促し~劉理航に出会い、その拳術、内功、剣道、養生術などを《湖北 武術史》に記載。全国武術発掘整理に大きな貢献を果たした。
道門の純陽武功の失伝を恐れた劉理航宗師は、積極的に門外の人たちにも武当武功を伝えた。