武術太極拳と健康太極拳。。。
身体への要求は共通だと感じるようになっている今日この頃。
その根源になるのは、気貼脊背(立身中正)
で、、、脊柱と健康について。。。
背中のマッサージで重要な筋肉は、背骨の両脇にある脊柱起立筋。名前の通り、背骨を立たせている筋肉。 背骨を立たせる=体を支えています。
背中が凝る=脊柱起立筋肉のどこか~血行が悪くなり、柔軟性が減少しているサイン⇒放っておくと、背骨が歪み~内臓の働きを悪くします。
で、重要なのは、脊柱起立筋を柔軟にしておくこと。
太極拳のユックリ&柔らかな動作は、経絡を整えて気血の通りを良くする効果があるので、健康と長寿に役立ちます。
太極拳は腰の促しによる全身運動。。。
中医理論によると、人体は、气、血、経絡、骨、髓及び臓腑によって組成されています。
五臓⇒心、肝、肺、脾、腎。
六腑⇒大腸、小腸、膀胱、胃、胆、三焦。
これらの臓器は経絡によって結合されていて~経絡はツボを経過~ツボに送られる気血の調整によって、病気を治療するだけではなく、本来の生命体質を改善することもでます。
腰が主宰するという要求がある太極拳。
腰脊が動き出すと、身体の各部分も動き出す~「一動無有不動」
呼吸と連動させて脊柱をリズミカルに伸縮、緊張、弛緩~ツボのマッサージになる⇒命門の両側にある両腎も刺激されています。
臓腑のツボは、脊柱周囲に分布していて~太極拳の腰脊を意識して動く⇒脊柱を動かすことにより督脉が巡る=マッサージ&鍛錬になる⇒多くの内臓疾患は、脊柱をマッサージ、針を打つ~などによる治療を行っています。
脊柱の中には骨髓が収容されていて~骨髓の中には神経細胞体が~脳(司令部)へと繋がっていて、運動や感覚にも大きく関わっています。
太極拳の気沈丹田,尾閭中正は腰椎を活動させる。
含胸抜背、気貼脊背は脊発力の要素~胸椎も活動させる。
虚領頂頸、竪項神貫頂、頸椎を活動させる。
そして、命門は、蒸気機関車の先頭車両のように、脊椎と四肢を運動させている⇒直接、背部や骨髄神経につながっている。
脊柱が動く過程で、任督二脈&五臓六腑のツボを刺激~マッサージしていると同時に、脊髄神経の鍛錬にもなっている。任督二脈への気血の通りが良くなると、五臓六腑も自然と健壮に⇒骨、関節、筋肉群を同時に鍛錬することが可能です。