「毛驢拉磨=外帯内」。。。
去年の二月、限定公開していた~中国の太極拳サイトで見つけた文章。
研究課題として~ああでもない、こうでもない~と試行錯誤しながら一年。
最近になって、、、
「活如車輪(⇒車軸と外輪の運動関係で身体の使い方を表現している)という言葉が生まれた当時の車輪は、現在の自動車のように車軸が回る力に随って外輪も回っている~ではなく、動物や人の力により外輪が回転~その力によって車軸が回転していた」という記述部分の意味が理解できるようになり~練習の中に取り込めるようになってきました。
★限定公開していた部分を、改めて。。。
毛驢拉磨(=驢拉磨転)。。。
一般的に、「決まった圏から抜け出せない」という意味で使われているようですが、、、
こんな感じ。。。
太極拳練習、、、
「初心者は、型、套路、用法を~中級者以降は、太極劲を追及する~」
ではないかと思えるようになった最近ですが、、、
「腰が主宰=内帯」ではなく「外帯内」だという文章が。。。
楊禹廷老師が口にしていたという、太極拳の実践練習の要点=「毛驢拉磨」
太極拳では、腰胯が要となることは誰でも知っているが、、、
かつて、楊老師を訪ね~老師に、どうすれば、より良い太極拳訓練が出来るのかを尋ねた時、、、
「動作は、毛驢拉磨の様に」という言葉が返ってきた。
当時は理解できなかったが、練習を重ねうちに、これが太極拳練習の原則・基礎であり、求め続けなければならないものだと気付いた。
「驢馬に引かれるように、相手の力によって回転させられている」
⇒松腰、活腰(余計な力が加わっていない)で腰が回転している状態⇒「外帯内動」⇒相手との接点で、加えられてくる力を意識~その意識(相手の力を听く)によって、体はバランス(正中・八面支撑)を保ちながら動いている⇒太極拳の腰への要求は「活似車輪=車輪の様にスムーズに」⇒この例えが生まれた頃の車輪は、牛馬や人の押す力によって動いていた⇒車軸の回転で動いているわけではない(腰の主動によるのではない)~相手の動きに適応した意(毛驢)が先導して動いている。
呉図南老師による「外帯内、「梢帯根」
ある人が呉老師に、、、
「太極拳は、“外帯内なのか、内帯外なのか?”“以梢帯根なのか根帯梢なのか?”」と尋ねた。
答えは、「外帯内、梢帯根」
「外帯内、梢帯根」でなければ腰はスムーズに回らない⇒太極劲が生まれない⇒「借力」「四両抜千斤」とならない。
楊禹廷老師の毛驢拉磨な動き。。。