動画を真似て~気功も可能ですが、、、
下記の説明と、昨日の五臓経絡情報を知った上で行えば効果倍増。
★八段錦=身体を健康に保つ基礎として練られた八つの貴重な動き。
腰脊椎(中心軸)を伸ばす、捩る、ことで身体の強壮を図る。
※準備勢
上体は中正を保つ。頭は上に、顎を引き、舌先は上顎に、唇は軽く閉じ、沈肩墜肘、脇の下に空間、胸は寛展、腹は松沈、収跨(kua)敛臀。呼吸は緩やかに、気沈丹田。抱球⇒親指は上、その他四指は斜め下に向く。左右の足は平行に、キチンと座る。
精神を落ち着かせて集中できるようになるので、身体全体も落ち着き気功を行う態勢が整う。
①両手托天理三焦
両手を上に上げた時、シッカリと体を引き伸ばしきる(伸ばしたきった時は、掌根に力が入る。
同時に、手の甲を見る⇒三焦を伸展させる効果が増す)⇒僅かだが、一瞬の緊張(停止)がある。
手を下す時、松腰沈跨(kua)、沈肩墜肘、松腕舒指。上体中正。見上げる時、下顎を意識して使う。
三焦(みぞおちより上の胸部にある上焦=呼吸、その下に続く臍辺りまでにある中焦=消化、臍から下の下腹部にある下焦=排泄からなる)の通りを良くして、気血の調和を図る。関節周辺の筋肉、靭帯を収縮させることによって頸部や肩の疾患を防ぐ効果がある。
②左右開弓似射雕
間歩(弓を射るような形になっている)の時、肩は平ら。後ろの手指は力を入れて曲げる。
前の手指は八(中国式指折り数字)、沈肩墜肘。間歩の高さは、体力に応じて調整。両足は平行にして爪先が開かないように。
肩と胸を開くことで督脈と俞穴を刺激。肺機能を高める。
手指に力が入ることで手三陽三陰経を刺激する。下に沈むことで、足腰を強く同時にバランス能力も高める。肩肘関節を活性化する。
③調理脾胃須単挙
掌の下(掌根)に力を入れる⇒上下に押す(ひじ関節が伸び切ってはいけない)ことにより腰、背骨を引き伸ばす⇒手指の方向に気をつける。引き伸ばしたあと、緩ませる。
緊張(推す)と緩和(緩める)を繰り返すしことで腹腔部のマッサージができるので、脾臓、胃のバランスを整え内臓経絡の通りをよくすると同時に脊椎の鍛錬ともなる。
④五劳七傷往后瞧
頭は上に吊り上げて、沈肩。腕は、肩(肩甲骨)を後ろに引くようにして動かす。
頭(首)の回転角度はできるだけ大きく、後ろを見る⇒体は回さない。速度は均一に。
五労⇒心、肝、脾、肺、腎の疲れ。
七傷⇒喜、怒、悲、憂、恐、驚、思といった感情によって引き起こされる害。
頭を回転させ、大椎穴を刺激することで“五労七傷”を防ぐ。
首及び肩関節周辺の筋肉を収縮運動させるので、頸部・脳部への血の廻りがよくなり中枢神経の疲労を緩和する。
⑤揺頭擺尾去心火
間歩⇒お尻が出たり腰が反ったりしないように⇒立身中正。
上体を回す時、頸部(強張らせない、俯き過ぎない)と尾闾(円を意識して動かす)が互いに引っ張り合うように伸ばしたままとう感覚を維持する。呼吸に合わせた速度でゆっくりと、大きく円滑な動作を行う。体力に応じた高さを。
精神の不安定を鎮める。
尾闾を回すことで脊椎、督脈を刺激。頭を揺らすことで大椎穴を刺激⇒熱排泄作用が生まれる。
⑥両手攀足固腎腰
背中マサージ時には力を用いる。頭は下げない。
手が足後ろに至った時には松腰沈肩、両膝は真っ直ぐに。起き上がる時、上体を少し前に向かわせるようしてから手が主導して上体を立てる。
前屈により脊髄が伸びるので、筋肉を鍛えながら、督脈、命門、陰関、委中などが刺激される⇒泌尿器系、腎、腰を良くする。
⑦賛拳怒目増気力
間歩の高さは自身の脚力に応じて。。。
拳を前に突き出す時には目に力(怒)をこめて見る。同時に足指で地面を掴む。腰の捩じりに押し出されるように突き出す。五指を伸ばしから腕を捩じり、再び五指に力をこめて掴むように握る。
睨むことによって肝臓経を刺激する⇒肝機能が上がるので、強健筋骨をよくする。
足指で地を掴む、両手の拳、腕の捩じり、手指に力を込める~といった動作が手足の陰陽三経脈を刺激する。全身の筋肉を使っているので気力も増加する。
⑧背後七顛百病消
上がる時、足指でしっかり地面を掴んで踵を上げる。両腿は合わせ、百会穴は上に.
上がりきった時に少し停止があある。踵を落とす時、歯をかみ合わせ軽い震脚。急がず、全身放松。
足指で地面を掴むことで足の陰陽三経を刺激⇒内臓のバランスを整える。
震動が背骨と督脈を刺激、全身経絡の通りを良くして陰陽バランスを整える。
ふくらはぎの筋肉を増加させる。足裏の筋肉・靱帯を伸ばすことでバランス能力が上がる。
上げる時の緊張と下げる時の放松により、筋肉の疲労を緩和する。
※収勢
自然呼吸、全身放松。
最後、男性は左手、女性は右手を下にして掌の労宮を合わせるように下丹田に置く。