十年近く前のブログ記事を読みながら。
理論の解釈が浅かったり、説明不足な部分があるのを多々発見。
そんな中で、これは~それなり。。。と思えた、初心者向け太極拳指導法説明。
移動中、北京で習った規定孫式套路を復習しようと本を読み始~
“アレッ?!”と、、、
タイトルを確認したら、“教え方と学び方”が書かれている本でした。
で、教え方の部分に気付かされるところが多かったので、、、
1)解説
①先ず、その拳式の特徴を解説する。
②動作名称⇒方法と基本的要求⇒要領と気をつけるべき点⇒用法
2)手本
①その日に行う動作をユックリ表演⇒分解しながら口令表演⇒連貫を重視して普通に表演
②左右反対(鏡)となる動作を出来るようにしておくと、生徒の動きを観察しながら動ける。
③生徒の掌握度を鑑みながら何度も繰返す。時には間違った動作を真似して注意を促す。
3)組立て練習
①生徒は、コーチの動きが見える位置に配置する。
②単式練習から始める⇒いくつかの動作を繋げる⇒段ごとの動作をにする⇒全套を通す。
③練習に先立って、練習中に注意を払う点、会得して欲しい点を明確にする。
④間違った動作が身につくと直すのが大変~ので、一つ一つの動作理解がない間は次に進まない。
⑤全套を一通り覚えた後、分段しながら拳式特徴、要求を考えながら全套動作練習~連貫協調、形の正確さ、用法を考え~意識を継続させながら自然に繋げて行える~を目指す。
⑥生徒のレベルが上がってきたら、生徒同士でチェックさせて相互にレベルアップを図る。
⑦練習中に正しい動作が出来た時には、「イイです」とか「正しいです」と声をかけ、生徒自身の正しい動作への感覚を明確なものにさせる。
4)間違いの修正
①動作への認識が深くない生徒に対して、正しい動作を見せながら何度も注意を促す。
②グループレッスンにおいては、同じ間違いをしている人が多い場合は停止させて直す。1~2人だけが間違えている場合は、各々に注意を与える。