基本(身法&身形)を整えて~劲の源となる背部の弓(立腰=命門を開く)が完成している時と未完成時の力の違いを実践している宗維潔老師。この練習に慣れてくると、互いに相手のズレ&その原因(身法の間違い)を感じ取れ~指摘しあえるようになります。
套路、形を覚えた後には用法(十三勢)を学び~更に、身法による内劲を加味→「有味道=中味が有る」な動きになります。
太極拳規律~同じ文章でも、自分の成長につれて理解&気づきが変化していきます~ので、改めて「背中の力⇒気貼脊背」。。。
身法=秩序に則った身体の活動法⇒身体各部が組織されて動く⇒含胸&拔背等。各種身法、それぞれに役割があり~目的は、節節貫穿、不頂不丢(八面支撑)。
太極拳は、身法を追及しながら行わなければならない。含胸、抜背、裹裆、护肫、提顶、吊裆、松肩、沈肘、腾挪、閃戦、尾閭正中、気沈丹田、虚実分清等~十三条があるが、初心者は、先ず八法を。。。
含胸、拔背、松肩、垂肘、提頂、吊裆、气沈丹田、護肫等の実現⇒内形と外形の統一⇒精、気、神が型の中に存在しているという知覚が得られる。
★含胸/要点は、左右両胸(鎖骨の下、2~3寸辺りの外部)が含になる~肋骨も含まれ下沈⇒心臓が含まれる(心含)のは間違い。
★拔背/大椎が上外に引き上げられている⇒大椎抜高となると、脊椎が放開~肌肉が放松して下沈する感覚が生じる⇒身法が正しく行われているかどうか自身で判断できる⇒感覚が生じない=正しく行われていない。
★以上の二つは、松肩墜肘のサポートにより行われる/松肩により、肋骨の後部、肩甲骨が下挿(肩井を要に、下に沈みながら、扇のように外前へ開く=含胸抜背が出現)~「外動引導内気」の動きが感じられる⇒外形運動と内気運動の統一⇒気貼背。
※個人的には、沈肩による下沈(身体後部の中心軸)&含胸(壇中内含/身体前部の中心軸)により肩甲骨が開いて抜背になる(手腕への水路整備)と感じている現在です。
★身体の後ろ(背)を軽視してはならない/松肩墜肘は、背部の関節を松開させる~それに呼応して実現した含胸、抜背が内気を両腕へと通し、手指にもPENGが生じる⇒内気は、腕の内側を通るように。
★腰(両腎区域)と尾骨/腰と尾は、いつでも中間にあるように⇒站立している時~意識は身前身後、左右、斜めの八方向に放つ⇒自身はその中心に立っている⇒手がどのように動いても腰と尾閭は四肢の後ろ盾となっている=収腹・提肛(関元内含)により尾閭は中正を維持している。
★手腕が自然に上がらない=手指に八面支撑(節節貫穿)が伝わっていないから。手を活かすには、腰、尾閭(提肛→土踏まずを起動させる→足脚への水路整備)の働きが重要⇒上下相随一致⇒根座好、不能手掌倒伏(手指は軟弱とはならない=劲が通る)