★七十代のボクサー「徐敬毛」。。。
徐敬毛がボクシングと出会ったのは偶然~一目惚ぼれだった。この手のスポーツをやってみたいと思う人は少ないが、彼は練習を重ねるにつれて夢中になっていった。
趣味だったとはいえ、彼の身体条件はボクサーに向いていた。身長1m71cmで、広げた両腕の流さは1m80cm。素質が認められて、浙江体育学院ボクシング部の白震東教授から指導を受けるようになり、ボクシング人生をスタート。1959年、18歳の時に行われた全国運動会で新たな種目となったボクシングに浙江省代表として参加したものの、当時の規則等に統一性がなかったせいで、「ボクシング=暴力」というレッテルを貼られてしまい普及することはなく、60年代初めにはボクシングは禁止となった。
これから~という段階だった徐敬毛にとっては青天の霹靂。その生活自体を変えなければならなくなり、就学、就職、結婚と~以降、二十年余りの月日が過ぎていったが、練拳は堅持。
1986年、ボクシング復活。第七回全運会の正式種目となった。50歳近くになっていた徐敬毛。ようやく夢に見た日が~とはいえ、選手としての年齢は過ぎていたので、審判として復帰。以降、多くの試合に参加。
大多数の78歳の人と比べて、パワフルな徐敬毛。鉄拳精神は健在。若者に負けてはいない。
鍛錬は今でも続けていて、教えてもいる。友人が杭州で開いた武館ではレッスンを受け持っている。夏冬の休暇期間には無料で子供たちに教えることも。。。