
★呉阿敏老師が解説する簡化二十四式、呼吸説明も入っています。動きに精通している動作の方が、横隔膜呼吸に集中しやすいかと…動きの都度、横隔膜呼吸により内圧を利用して立身中正製造(?)⇒脊椎&仙骨安定により生じた命門開により生じた下沈劲に導かれて四肢が自然稼働~が体感出来るかと…
「第一回は、予備式、起勢、野馬分鬣の三つの動作を学びます。まず、動作を続けて行います。」
1)予備式
上体は自然に、両足は爪先を前に向けて並行に揃えます。胸腹放松、手は太腿の横に自然に垂らし、視線は平ら。左膝を上げ左足を左横に開きます(開歩で並行歩に)~爪先着地。両足の横幅は肩幅と同じ⇒足の外側基準⇒虚領頂頚、沈肩、含胸抜背、気沈丹田、提肛などにも注意を払って下さい。
2)起勢
両腕を緩めて、前上に肩の高さまで上げます。両手の横幅は肩幅。掌心は下向き。膝を曲げる・腰が落ちる・肩肘が墜ちて丸みが生じる~は同時に行われ、最後、両手は腹前を抑えます⇒虚領頂頚、沈肩、含胸抜背、気沈丹田、提肛などにも注意を払って下さい。
3)野馬分鬣
上体をやや右に回しながら重心を右脚に。左足は右足の内側に寄せ(収脚)、右腕は弧を描きながら持ち上げて肩の高さに、左手も弧を描きながら右手の下に⇒抱球を作る。左右の掌心は向き合います。身体を回しながら左脚を出して、踵から着地させます。両足の横幅は10~30cm。この間、両手は動き続けて手首部分で交差します。踵を蹴りだして弓歩になるのと両手を分け広げるのは同時に行われます。右の手の位置は掌下向きで股関節の横、指先は前を向きます。左手の掌は肩の高さ(手首が肩の高さ、指先は見の高さ)で斜め上を向きます。重心を後ろに移動、前足を外側45度に開き(上体も45度を向く)重心を前脚に移動。両手が抱球となるのと収脚(脚寄せ)が一致。
★呼吸と動作の一致。
開歩で脚を上げる⇒吸う、脚を下ろす⇒吐く、腕を上げる⇒吸う、膝を曲げ、腕を下げる⇒吐く。この起勢の動作には調息(呼吸を整え、精神を安定される)の効果があると同時に、腹式呼吸による横隔膜運動ができるので、繰り返すことによって、内臓マッサージをすることができます。抱球⇒吸う、手を分け開く⇒吐く、収脚抱球⇒吸う、弓歩分掌⇒吐く。では、動作と呼吸を合わせて練習してみましょう。
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