太極拳～規律を整えて内側稼働。。。

少林武術の色々、お楽しみください～♪




今日は、紅葉の向こうには高層ビルが見える～な環境で太極拳練習。




太極拳、外見が整ったら、内側での変化を求める～内側稼働での套路と用法がメイン～整体となると呼吸によって丹田が形成されて四肢稼働は自然に～「力みなくラクに動ける」な感想が。内容的には、下記な感じを楽しんで頂けたようです…

★「含胸」～中丹田内含＆鎖骨を開く⇒正しく行えれば“化劲”が生じる～ですが、僅かの違いでも生じない⇒“劲”、指導者と手を合わせ～の学習をお勧めします⇒正しく行えると、「化」される感覚～相手の手を強く掴んでいるのに、その力が失われる～が出現します⇒養生的には、心経、肺経が刺激され通りがよくなります。今回も、練習後に「身体が心地良い～」という言葉を聞くことが出来ました。

★「抜背」～脊柱の後ろ方向への張り出し。含胸により、両肩（肩甲骨の下を開く）と脊柱によって背中全体が弧形となるよう後方に張り出されます⇒これにより手腕には掤（peng）劲が生じてきます⇒“気貼背”。楊澄甫老師が著わした《太極拳術十要》の中に、“抜背者，気貼于背也”という記述が登場します。これは、外形だけの抜背を指す言葉ではなく、“能抜背，則能力由脊発、所向無敵＝抜背が出来ることによって脊柱から力を発することが出来るようになり、向かうところ敵無しとなる”と続きます。

★「含胸＝化劲」の後、間髪を入れず（ほんの僅か、時間差がある）～圓（弓）に変じた背中（抜背）は、各部位から生じた劲力を脊柱⇒腕⇒手へと発放させることができます。これにより、太極拳運動独特の“以弱勝強”という効果を発揮することがでるようになるのです。

★「下松沈（立身中正により生じる松沈）」は「以実送虚」となる劲を発生させる原動力⇒動作の繋ぎ目～定式から次の形へと移る時、先ずは中丹田＆下丹田内含＋提肛を行い～実の足（軸足⇒重心が乗っている足）への下松沈が１００％となれば、虚の足への重心移動が自然に始まる（陰陽交換）ので～これが生じるのを待つ習慣が大切⇒生じない＝内含、提肛が不足している（正しく行われていない）。